お台場の日本科学未来館
「ウメサオ タダオ」展
に行ってみた。
大阪万博の跡地にある
国立民族学博物館こそ、
わたしの原点。
計画段階から完成後20年間、館長を務められたのが、
梅棹忠夫氏(1920~2010)。
知の巨匠である。
会場をぐるっと円周に細かい年表があって、
真ん中には、膨大な資料の整理法が展示されていた。
大学院生の先輩がやっていた「カード整理法」。
ウメサダ流は「こざね」式。
旧制中学時代の山歩きから、
とにかくメモにスケッチの量がすごい。
これはいい!と思って、
次の瞬間、わたしには整理するほどの情報を
持ち合わせていないことに気がついた。
まだ明るいので急いで「ゆりかもめ」で新橋へ戻る。
続いて汐留ミュージアム
「今和次郎 採集講義」展へ行く。
「いまわじろう」ではなく「こんわじろう」。
大学に入るまえに、
『考現学入門』という本を読んで、
「衝撃」を受けたことがある。
20年の時を越え再会。
この人もメモメモメモに、
スケッチスケッチスケッチだ。
こんなことメモしてどうするの?も、
積み重ねれば「資料」になる。
こういう世界に身を埋めたいと思ったものだ。
いつの間にか忘れてしまってた。
採集を再開させます。