鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

奈良で用事のち新幹線でもどる

2019-03-31 23:00:00 | 日記

午後から奈良で用事があるので、

開通した「おおさか東線」に乗って奈良駅へ。

とくに記すことはないです。

で、奈良駅から近鉄バスで大安寺へ。

奈良時代の大安寺は南都七大寺のひとつなので、

東塔西塔に中門、金堂、堂などをそなえた大伽藍。

いまでは小さな本堂といくつかの堂宇があるのみ。

そのひとつで秘仏「馬頭観音」のご開帳。

小さな宝物庫もあって、同じくらいの古い像が

バラバラ何体か収まってました。

150メートル南に東塔・西塔の基壇があるというので見に行く。

大安寺は初めて来たけど、

なんもない感じがよかったです。

奈良で用事を済ませて、

閉店間際の京都伊勢丹で食糧を買い込む。

下鴨茶寮のお弁当は500円引き。

美濃吉の茶碗蒸しと卯の花、

ビールとジャケ買いの玉の光、

ほかに蓬莱のシューマイも。

先日の旅行の帰り、

道の駅・燕三条地場産センターで手に入れた、

体温を伝導して溶かしながら

カチコチのアイスを食べられるという、

魔法のスプーンの効果を試すために

さらにスジャータのバニラアイスを注文。

かように効果ありとみた。


天神さんの展覧会

2019-03-30 23:00:00 | 日記

昨夜から実家に戻ってる。

三条の文化博物館で

「北野天満宮 信仰と名宝─天神さんの源流─」展。

本殿のなかから見つかった鬼神像のうち、

2体が見られたのはよかったが、

承久本のいちばんいいシーンや、

束帯天神図の原本などは前期だけで見られず。

関西だと仏さんも神さんも相変わらず適当で、

天神さん、祇園さん、あるいは八坂さん、

東寺さん、お東さん、大谷さんなどと云う。

鎌倉にも荏柄天神社があるが、

天神さんと云うの聞いたことないし、

鶴ヶ岡八幡宮は八幡様と云ってて気持ち悪い。

文化がないということはこういうことやと思う。


それで錦を通ってみたんだが、

満員電車並みにえらいことになってた。

食べ歩き用のものをいっぱい用意してる店が増えてて、

そういうことをやっていない昆布屋さんで利尻昆布を、

お総菜屋さんで棒だら煮を買うて帰った。

今年のいかなごは大不漁で、

こんだけ近所のおばちゃんにもらった。


村上でサケの研究

2019-03-23 23:00:00 | 日記

昨日は笹川流れを右に見ながら

新潟の村上までくだって、

瀬波温泉に泊まった。

雨は降らんかったけど、

名物の日本海に沈む夕陽は見られず。

それで宿を出て三面川の河口にひろがる

村上藩の城下町を散策。

古い建てものが残ってなくてイマイチだが、

町割りがそのまま。

塩引きのサケが名物。

藩政期からサケの産卵場を藩で経営してた。

それらの歴史を展示してる「イヨボヤ会館」。

サケが産まれた川に戻って来ることを、

江戸時代から理解して利用してたそうだ。

酒田でも軒先に吊るしてあった塩引きサケ、

1本買うて帰ろうと思って来たのだが、

わりと高いうえ、

戻した料理が塩辛かったのでやめた。

イヨボヤ会館は、地下通路が三面川に設けられた

サケの産卵用の支流まで百数十メートル続いていて、

ガラス越しに水面下が観察できる。

これはただの水槽にいたイトウ。

ぬぼっとしてて、人間を観察しにくる。

見かけによらず、ちょっとした水族館でした。


酒田うろうろ

2019-03-22 23:00:00 | 日記

朝から酒田へ向かう。

酒田へ来るのは20年ぶり3回目。

木村伊兵衛のカットをまねて山居倉庫。

さすがに風が冷たくて、ケヤキも冬景色。

日和山公園から最上川河口を眺める。

酒田には北前船で栄えた本間家本邸がある。

そういうのは前に見たので省略。

ここも2度目やけど、ここは何度でも来たい。

土門拳記念館

谷口吉生のこの建築もいい。

35年も前の設計とは思えない。

ちょうど土門が後半生をかけた、

「室生寺」の展示だった。

勅使河原宏の庭園も、

笹の枯れぐあいが良かった。

それで今日も蕎麦。

大松家の蕎麦はあちこちで売ってる。

古い大きなお屋敷をそのまま使ってて、

寒いけど炉端で板蕎麦。

これも美味しかった。

酒を呑みたいのをこらえるのがたいへん。

 

すぐそばに楯野川の蔵元があったので、

もちろん買う。

純米酒でいいのやけどと聞くと、

うちは純米大吟醸しか造ってません。

もちろんそれでいいです。

 

羽黒山の五重塔だけ見に行く。

ここは30年ほど前に

ひとりでバスに乗って来たところ。

三山神社までバスで上がって、

深雪に足を突っ込みながら

長い階段を下ってきた。

こんかいは下の駐車場から10分。


鶴岡へクラゲを見に行く

2019-03-21 23:00:00 | 日記

飛び石連休の初日、

混み出さないうちに東北道を北上。

福島から米沢経由で山形を抜け、

月山越えの手前でお昼の蕎麦を食べる。

仕事中に吟味し厳選しただけあって、

これまで食べたなかでもピカイチ級。

子どもたちも黙々とすすってる。

透明感のある太めの蕎麦を、

熱い鴨汁でずるずる。

永遠にすすり続けたい。

月山の脇を越えて庄内に出る。

今日はここをめざしてきた。

鶴岡市立加茂水族館

クラゲの展示で話題。

閉館間際だからか空いていて、

ゆっくり見られた。

高さ5メートルくらいの大水槽が、

こんなふうにクラゲぎっしり。

今夜は湯田浜温泉に泊まる。


春眠暁を覚えず

2019-03-20 23:00:00 | 日記

スギ花粉の飛散がピークを迎え、

より強力なクスリを入れると、

ただでさえ眠いのに拍車がかかる。

そして、子どもの春休みに合わせ

ココロもお休みモードに。

オープン戦、負け続けていたタイガースに

午後半休を取って気合を入れに行く。

神宮の内野席、ベンチの真上だったので、

じかに思うところを伝える。

そのせいもあってか5本塁打、1-10で快勝。

前日は終業のチャイムと同時に出て、

紀伊國屋で立川談春。

こっちの落語はいまだツボがわからんのやけど。


日光東照宮とか

2019-03-17 23:00:00 | 日記

陽明門の修復が終わったので、

東照宮へ行ってみる。

サルは失敗との評判。

こっちのサルがおもろい

みてるとだんだん気持ち悪くなってきた。

指折り数えると5回も来てる。

これで最後にしよう。

お昼ゴハンを食べに宇都宮へ。

宇都宮といえば餃子。

こんかいは「宇都宮みんみん」にした。

混んでる本店を避けたのだが、

それでも30分ほども待つ。

宇都宮の町なかにある

全面大谷石のカトリック松が峰教会。

スイス人のヒンデルが設計、1932年竣工。

それから1時間ほど南下して、

バンダイのミュージアム。

中にある「エジソン・ミュージアム」が良かった。

そもそも下のチビが「まんが世界の偉人」を読んで

感銘を受けたのでここへ行きたいと云いだしたのが、

この旅のメインテーマだった。

さいごにホフマン窯。

栃木県野木町に残る明治期の煉瓦焼成窯。

シルエットが遊牧民っぽくていい。


妻沼聖天と足尾銅山

2019-03-16 23:00:00 | 日記

あまりなじみのない埼玉とか群馬とか栃木とか、

北関東のあたりを走って最終的に日光に泊まる。

まず国宝に指定されて修繕が済んだばかりの、

埼玉県熊谷市の妻沼聖天へ。

解説ボランティアのおばさん、

寒いしなんだか感情的で、

ちっともおもろないので勝手に見る。

そうするとほかの観客から

悪者のような扱いを受ける。

同調圧力に負けない。

利根川を渡って群馬県桐生市へ。

60年代の建築がぼこぼこ残ってる先に、

戦前、明治期のものが混在してる町で、

名物「ひもかわうどん」を食べる。

太いがコシもしっかりしてておいしい。

北関東は畑作地域なので小麦文化。

なんとなく殺伐とした印象なのは、

基層文化の違いから生じるのかと納得。

冬のせいもあって景色も埃っぽい。

渡良瀬川をさかのぼって足尾銅山へ。

坑道の一部が開放されていて、

電動のトロッコで百メートルほど入って、

そこから歩いて戻ってくる。

鉱毒公害や田中正造のことは何も書いていない

関西人からしたら北関東でいちばん有名やのに。

亜硫酸ガスで荒れてしまった植生が

いまだ回復してないところがある。

この古河橋は重要文化財で、

日本最古の鉄道道路併用の鉄橋だそうだ。

足尾町は渡良瀬川の最上流部にあるのに栃木県。

ふつうは分水嶺が県境やのにヘンなの。

分水嶺のトンネルを抜けると日光に入る


津軽海峡冬景色しに行く

2019-03-04 23:00:00 | 日記

日の出前に宿を出て角館駅に隣接する

秋田内陸縦貫鉄道に乗る。

もともと国鉄が角館からの角館線と、

奥羽本線の鷹ノ巣からの阿仁合線をつなぐ

鷹角線として整備を進めていたところ、

あいだがつながらないまま廃止が決まったものを、

引き継いで全線開通させたもの。

秋田内陸縦貫鉄道

車内には秋田犬があちこち。

窓の外は一面雪で民話の世界のよう。

阿仁マタギの集落もあるのだろうが、

沿線にほとんど町らしいものはない

鷹ノ巣からふたたび奥羽本線に乗り、

弘前で五能線の列車に乗り換え五所川原へ向かう。

JRの駅舎の横に津軽鉄道の社屋と駅舎。

ストーブ列車、

古い客車の車内に前後ふたつ

ダルマストーブが据えてある。

この車両を、機関車ではなくて

ふつうの客車気動車が引っ張る。

えらく暑いので、すぐにとなりの車両へ移った。

暖かい3月で地吹雪も期待できないからか、

ストーブ列車の乗客は10人くらい。

津軽鉄道

お弁当のほかストーブで炙るようにイカと、

酒にシードルを仕入れてきたんだが。

雪が溶けて下から出てきた落ち穂に、

あちこちすごい数のハクチョウ、ガン、カモが。

ハクチョウが編隊を組んで飛ぶと迫力がある。

ここで一気に津軽半島の東海岸へワープ。

津軽鉄道終点の津軽中里駅前で

予約しておいたタクシーに乗った。

23km、30分ほどで6400円でした。

おおだい、と読む。

近くに最古級の土器が出た

縄文時代草創期の遺跡がある。

途中から津軽海峡線が分岐してトンネルに入る。

その先の津軽線はガラガラで、

終着の三厩駅で降りたのは

地元の高校生とあと3人ほど。

三厩駅から地元外ヶ浜町営バスに乗る。

これがえらく荒い運転でハラハラ。

片道100円やからがまん。

もとより自分のほかはおばあちゃんが2人だけ。

いよいよ高まる津軽海峡冬景色。

この出張が決まった昨年末から

何百回繰り返したやろか。

ついにやってきた龍飛岬。

津軽海峡冬景色の歌碑が建ってる。

まん中の赤いのがボタンで、

これを押すと石川さゆりの唄が

2番から大音響で流れた。

ほかに誰もおらんしデュエット。

楽しみにしていた階段国道は冬季閉鎖中。

こっちは階段村道やて。

高台の上に灯台がたってる。

冷たい風が吹いてるから、

駆けのぼっても涼しい。

津軽海峡冬景色、北海道は見渡せんかった。

折り返しのバスまで20分しかないのかと思ってたが、

灯台までのぼっておりても何もないので時間が余った。

乗ってきたバスで三厩駅に戻り、

となりに停まってる同じく外ヶ浜町が運営する

ジャンボタクシーにひとり乗って、

北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅まで20分ほど200円。

ここからも東京とは反対向き、北をめざす。

新幹線だと東京着は23時すぎ。

青函トンネルを抜けて函館から飛行機だと

羽田に21時着。

新函館北斗で函館ライナーに乗り換え、

函館着10分で駅前から空港行きのバスに乗る。

はるばる来た函館だったが、

食事もせずあとにする。


新庄出張

2019-03-03 23:00:00 | 日記

土日に新庄で仕事があり、

早朝から東北新幹線で古川、

陸羽東線と乗り継いで来た。

何度か駅前を歩いたことはあるが泊まるのは初めて。

新庄藩戸沢氏6万石の城下町。

くりかえし飢饉が襲ったはずなのだが、

「新庄ふるさと歴史センター」の展示では

なにも触れられてなかった。

なにをおいても板そば

いつものように平静を装いながら、

仕事よ早く終われと念じる。

ぎりぎり乗りたかった列車に間に合った。

奥羽本線を2時間ほど北上して、

大曲で「こまち」に乗り換える

角館に着いたのは日暮れの後だった。

駅のそばの居酒屋で、

まったく聞き取れない

じいさんの話しを聞きながら、

高清水をぐびぐび、

馬刺しと黒にんにく。

昨夜も吐くまで吞んだのに。