鎌倉に住んでる

うまいものを食べて飲んで、のんびり暮らしたい。

マウリッツハイス美術館展と日本美術デザイン大辞展

2012-06-29 23:30:00 | 日記

新装・東京都美術館

「マウリッツハイス美術館」展

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覚えられない名まえ。

オランダの個人の迎賓館らしい。

いまもそうなのか。いまは美術館なのか。

家じゅう絵画だらけらしい。

家、というか、邸宅。

で、フェルメールやら、

ネロがパトラッシュと見上げながら

死んでしまうシーンで出てくる

ルーベンスの「昇天」の下絵とか、

レンブラントとか。

さすがに見ておくといいでしょう。

わたしは、ルーベンスのまえで、

急に「フランダースの犬」を思い出し、

涙がこみあげてしまった。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」もきれいです。

青色にラピズラズリが使われてるとは、

家に帰って図録を読んで知りました。

もっと見ておけばよかった。

東京都美術館

「マウリッツハイス美術館」展

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つづいて三井記念美術館の

「日本美術デザイン大辞展」

むずかしい美術用語を解説しようという、

企画ものです。

なかなか名まえが覚えられないものを、

このさい覚えよう。

と思ったけど、やはり覚えられない。

解説に出されている作品がいいです。

図録がほしい。

三井記念美術館

「日本美術デザイン大辞展」

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出光美術館「祭」

2012-06-28 23:30:00 | 日記
好みの問題ですが、

前回のベルリン美術館展は脂っこいという印象で、

今回の金屏風も、人によっては脂っこいのかもしれない。

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人物描写もてきとうだし、

霞でごまかしてあるみたいやし。

でもやっぱし、こっちのほうがええわあ。

という、室町から江戸前期の風俗画がたくさん。

ぜんぶ所蔵品かな。

だいぶ網羅したつもりだったが、

はじめて見るものもあって、

まだまだ楽しみがあるなあと。

せやけど、もろて帰っても飾るとこないし、

おっちゃん困るわあ、という感じ。




ベルリン国立美術館展

2012-06-21 23:30:00 | 日記
たまには洋画。

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チケットをもらったから行ってみた。

うんうん、きれいでしたよ。

フェルメールの初物も見ました。

まだ空いてたし。

修復、失敗したんじゃないかって。

光のコントラストが、油絵は効果的に使えるから、

人の顔に注目して! って絵が多い。

じっさい美しいし。

でも、つかれました。5点くらいでいい。

黒ウーロン茶、ください。

国立西洋美術館

「ベルリン国立美術館展」

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吉川霊華

2012-06-14 23:30:00 | 日記
まったく名まえも知らなければ、

いつの時代を生きた人かも知らずに

行ってみた。

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東京国立近代美術館「吉川霊華」展。

「きっかわれいか(18751929)」、あれ?男だと思う。

筆をこんなに自由にあつかえるのは、

驚異的だといまは感じられるが、

日本人が失ってしまったもののひとつなのだろう。

中学校で絵の具じゃなくて、

墨で絵を描かせればいいのに。

武道はやりたいやつにやらせとけ。

座ったまま寝技とか。あ、脱線。

吉川、すごいです。

色味のない、白描の絵がええなあ。

東京国立近代美術館

「吉川霊華」

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紅型-琉球王朝のいろとかたち

2012-06-13 23:30:00 | 日記


サントリー美術館「紅型」

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沖縄復帰40周年だそうだ。

そんなつもりはなくても、

やはり遠い異国に分類してしまってる。

むしろ石垣や宮古島のほうが近いような。

紅型、琉球王朝の人びとが身につけた「きもの」240点。

うち国宝指定11件が3期にわけて展示される。

尚王家の資料は、

戦前のうちに本土へ持ち込まれていたので、

皮肉なことにすべて本土所蔵のものだそうだ。

黄色の染物だけかと思っていたが、

青がきれい、ピンク色もきれい。

絣もあった。

これは見応えがありました。




福田平八郎

2012-06-07 23:30:00 | 日記

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山種美術館「福田平八郎と日本画モダン」

世の中、和風モダン流行りですが、

たしかにこの一派の人びとの絵は、

洋風でもなく、和風でもないような、

少なくとも純和風ではなくて、

やはり和風モダン、というのがふさわしいような。

2007年に京都近美で大規模な展覧会があって、

印象的だったが、今回は小さい。

山種じゃ、ちょっと物足りない。

周辺の作品もよかったので、

もっとたくさん見てみたいと思った。




日比谷で名取洋之助

2012-06-05 23:30:00 | 日記
日比谷図書文化館の「名取洋之助」の展示。

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土門拳をビビらせたという

強烈な編集者で写真家。

戦時中の文化人の戦争協力如何が

問われることが多いが、

この人は開き直って利用してた感じがする。

勝てるわけない、

ということもじゅうぶん知ってただろうし。

そのへんを聞いてみたい。

圧倒的な英米と対峙せざるをえない状況を

どう受け入れたのか。




八ヶ岳連峰・硫黄岳にのぼる

2012-06-02 23:30:00 | 日記

はい、八ヶ岳。

今回は松原湖の横から入った林道にクルマを置いて、

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カラマツ林をぐんぐんのぼりました。

からまつの林をすぎて

からまつをしみじみと見き

………

カラマツといえば北海道かと思ってたら、

信州が原産地だそうだ。

明治の開拓のとき、

鉄道防雪林としてもちこんだもの。

あっさりしてて、気持ちがええな。

しかし、山道はきつかった。

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だいぶあがって本沢温泉、

2150メートル。

立派な温泉宿だが、

ここまで2時間近くは歩かないと。

本沢温泉

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夏沢峠あたりは

まだ残雪がかなりあって歩きにくかったが、

尾根に出ると、あとは岩、岩、岩。

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爆裂火口が目の前に広がる。

崖下は数百メートルの奈落。

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はい、硫黄岳頂上。

いっしょに行った連中が走って登るので、

4時間だったかな。

あわただしくて

頂上写真撮るの忘れた。

向こうの丸いのが赤岳。一昨年登った。

左のとんがったのが横岳。

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人がラーメンを食べてる間に、

連れのひとりは横岳まで往復してきよった。

サッと晴れたり、急に雪になったり、

梅雨まえといっても、さすが八ヶ岳。

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帰りは稲子湯。

一気にくだったので、

逆高山病みたいに頭痛がはげしく、

中央高速・笹子トンネルを抜けたところの

P.A.2時間ほど寝た。

そろそろ日帰り登山は無理な歳かも。