三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース回顧~秋華賞

2011年10月16日 | 競馬
秋華賞の結果
1着アヴェンチュラ
2着キョウワジャンヌ
3着ホエールキャプチャ
馬券は3連単〇-△-◎で12,680円の配当が的中しました。

アヴェンチュラは、前走のクイーンカップで古馬の一線級をまとめて負かしているところから、このレースでも優勝の目はあると思っていました。前走は3コーナー過ぎから鞭が入りましたが、今回も3コーナーで岩田騎手の手が激しく動いていました。ズブいのか何なのか、兎に角こういう感じで走る馬なんですね。
キョウワジャンヌアヴェンチュラを見ながら内々でレースを進め4角を過ぎてアヴェンチュラが抜け出すのと一緒に出てきました。直線の短い内回りコースで、この2頭が後続を離したときには大勢が決しました。
ホエールキャプチャは中段を進んで直線外から堅実に脚を伸ばしましたが、キョウワジャンヌも交わせずに3着に終わりました。前走が完全に仕上がった状態で、しかも一杯一杯の勝ち方でしたから仕方のないところかもしれません。上積みがなくても実力で勝てると思っていたのですが、ゴール前の弱さがここでも出た感じで、3冠のいずれも取ることが出来ずに終わりました。
マルセリーナは前走よりはよくなっていたものの、まだ絶好調とまではいかなかったようです。外枠も応えました。京都の2000mはスタートしてからそれほど走らないうちに1コーナーのカーブとなるので、外枠からの発走だとどうしても後方からの競馬になってしまいます。直線も短いので、向こう正面から徐々に進出して3コーナーで中段、4角では先頭集団にいないと勝てません。今日のマルセリーナは4角でもまだ最後方近くで、直線外に出してから10頭以上は抜いたものの、ゴール前では脚色が同じになってしまいました。ブエナビスタなら差し切っていたでしょうが、マルセリーナ程度の末脚だと、もう少し前にいけるようにならないと今後も大レースを勝つのは難しいでしょう。
マイネイサベルは本番で末脚がハマるかどうかは五分五分だと思っていましたが、今回はハマらなかった感じです。父テレグノシスで、距離も長かったかもしれません。マイルまでなら大きな仕事をする可能性が少しあります。
なにはともあれ、ローズステークス組対アヴェンチュラという予想の図式が当たり、馬券も当たってホッとしました。

来週は菊花賞です。セントライト記念と神戸新聞杯を見た限りでは、夏の上がり馬も見当たらないし、オルフェーブルの3冠は濃厚です。もし逆転があるとしたら、サドラーズウェルズの血統を持つトーセンラーの一発かもしれません。ただ線が細いので菊花賞を勝って骨折、なんてことにならなければいいのですが。
3冠と言えば、先日亡くなったシンボリルドルフは馬券でもかなりお世話になりました。合掌。