大手町のよみうり大手町ホールで舞台「アンナ・クリスティ」を観てきた。父親のもとに帰って来た女が、出会った水夫に娼婦だった過去を隠し切れなくなって打ち明けるが、水夫はそれを許せないと去ってしまう。しかしその後、、、というストーリーの芝居で、人は何によって評価されなければならないかというアイデンティティがテーマの芝居である。
篠原涼子が泣いたり笑ったり怒ったり喚いたりの全力の演技で女の生き様を表現する。それはもう迫力があって、とてもいい芝居だった。
ご主人の市村正親さんも見に来ていて、入るときと出るときにすれ違った。声をかける人ににこやかに挨拶していて、ご主人らしい振舞いだと思った。