海を越えて巡り合う、美しくも切ない純愛
日本、カナダ、イタリアの合作映画。
映画『シルク』は世界的ベストセラー「絹」の映画化。
<あらすじ>
19世紀のフランス。エルヴェは結婚したばかりの妻を残して世界で最も美しい絹糸を吐く蚕を求めて日本へと旅立つ。たどり着いたこの遥か極東の地で、エルヴェは美しい少女に出会う。この少女に魅せられたエルヴェは、命の危険を顧みずに日本への旅を重ねるのだった。愛する妻と少女の間をさまようエルヴェだったが、やがて彼は驚くべき真実を知ることになる――
その日本の少女は期待の新星の芦名星。一言もセリフがなかったのが、返っていろいろと想像させ、良かったと思います。(ミステリアスな存在)
役所広司、坂本龍一(音楽)両氏にとって今回は『バベル』に続く海外作品への参加となった。
映画の壮大さと坂本龍一の音楽がマッチしていて、観る人を心地よくしてくれる。
ストーリーは静かで、比較的あっさりとしている。
最後、彼・夫(エルヴェ)自身は気付いてなかったけど、実は彼が本当に求め、そして遠い日本の地で夢見ていたものは、その日本人の娘ではなく、別の人・妻(エレーヌ)だった・・・というのが映画の後半に分かる。
日本的が好む最後の終わり方だと思いますが、あまり印象に残る映画ではありませんでした。
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