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ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

僕のひとつの大切なお仕事

2016-10-21 | 雑念
ひとつの仕事をやり終えた

講座もの小学生の高学年
8人のクラスメイト

あらゆるアイスブレイクを駆使して
僕は彼らとの関係と
彼ら同士の関係をほぐしていこうと必死だった。

そのラストの授業が今の今、終了して直後にこのブログを書いている。

ラストの締め

僕が思いつきで選択したアクティビティ

それは「喋らず、(ありがとうと心で思いながら)握手して目を10秒合わせる」というもの。

どこかでやったのか
思いついたのか
なぜそれを選択したのか
彼らが僕にそれをさせてくれた。

お互いの話や思いを受け止めることをしないで
相手をリスペクトしない事が当たり前になった
幼馴染のような関係性の彼らが
ぶつかり合いながら
最後に見つめあって恥ずかしさと戸惑いで笑うしかない。

その全員との静かな儀式は
僕にとってもすごく心が動かされた。

当然僕も全員と握手。
言葉をかけ会う事もなく
ただ静かにそして笑いながら
見つめ合う。

日本人に最も過酷なそれは
何か心に響いた。

参加者同士も

その雰囲気はまるで秋の寂しさと小さな暖かい何かを胸の奥に感じた。

僕はこのクラスと関わることは最後だが
彼らにとって何かが残って次のステップに進むことを祈るしかない。

とてもいい仕事に関わらせてくれてありがとう。

見学者が僕を刺激する。

2016-10-21 | 雑念
ファシリテーター仲間と仕事終わりに夕食

岡山やら滋賀やら
他県から来られる人たちと
せっかくの機会と2日連続で食事に

◯◯のゲームを試してみた
グループがこんな雰囲気になった
こういうときどうする?
このゲームは誰に教えてもらった
師匠は誰
今度の研修会って
あの時のあのメンバーは

共通の話題が多くて面白い。

嬉しかったのは
あるファシリテーターが僕に「昨日教えてもらったアクティビティが言った通りに女子にウケました」と言う報告

試してくれたこと
報告してくれたこと
そしてグループの関係も良くなったこと

そのファシリテーターは2年目で、グループの状態に合わせてアクティビティをするというよりも自分の持ちネタを提供することでグループワークを行うスタイル

だから合う時はハマり、合わない時はグループが離れてしまうことがあるという。

それはそうじゃ

参加者がどのような状態かを見極める事が
ファシリテーターと参加者の関係性を決める。

参加者を巻き込んでいく必要があるのだ。

自分たちがそのアクティビティの主人公なんだと思わせる。

ルールから外れたことを参加者が始めても
「それはダメ!」とファシリテーターが指導するのと、「それ面白いね」とファシリテーターがその行動を受け入れて全員で遊べるように持っていけば、それは参加者が導き出した「面白いこと」

彼らは見ている。

そのファシリテーターが僕たちにどのような対応をしてくるのか

怒る人なのか
語る人なのか
静かな人、美しい人

そのファシリテーターの影響は大きい。

いくら黙って消えてみても
そこにいるファシリテーターは
何らかのメッセージを発信しているのだ。

僕のファシリテーションを見学してくれる人がいた。

でもその人のフィードバックと
周りから見る僕の印象の違いを興味深く聞いた。

ただ僕を「隣の五月蝿き指導者」とみているファシリテーター仲間も多く

逆にそれの方が都合がいい。

でも真のファシリテーターは僕の本質を見抜く。

なぜホクトマンの参加者が楽しそうに見えるのか。

それは僕が声が大きく
騒がしく、面白おかしい動きや言葉を吐くから

そういう風に捉えていては
ホクトマンという人間を理解できないだろう。

だからよく「ホクトマンは独自のセンスで真似できない」とよく言われる。良くも悪くも。

でもそれは観察眼が未熟だと思う。
少なからず何年かファシリーションしてきて
そして研修も多くはないが受けてきて

そしてファシリテーター仲間と哲学してきて思う。

僕のレベルはかなり高いと思う。

いやいやいや、
自分には上がいることも
まだまだ未熟なことも
修行中である事も自覚している。

しかし
その参加者を見る目
言葉の選び方
アクティビティの選び方
参加者との関係作り
他にもファシリテーターの能力要素はあれど
見劣りしないと思う。

クセは強いけどな

この日

参加者の1人がハイエレメント(ウォール)に挑んだ。

それを見た見学者が僕に
「彼がチャレンジしてくれて嬉しかった。」

少しやる気のなさそうだった参加者の
その勇気を示した事が
僕の声かけや自主的なチャンスのあるハイエレメント指導スタイルからきたものであると理解して
その見学者は何かのヒントにしてくれたようだ。

課題を持って見学しているその人の素晴らしき洞察力と言えよう。

僕のスタイルに著作権はない。

真似しても勝手に使っても構わない。
どちらかというと多くの人と哲学もしてみたいので、いろんな考え方を聞いてみたいのもある。

冒険教育やらファシリーションやらの手法も認知され社会に必要だと思われるようになればいい。