恐ろしい朝を迎えた。
これほどまでに準備をしないことは
あるのだろうか。
前から粋がっていた
旅行業務取扱管理者の試験日
莫大な受験料を支払い
大々的な受験自慢を行なった挙句
受験をするという
行為だけを約束を守る事になった。
受かる
という約束はさすがにする勇気も見込みもない。
しかし自分の怠慢に驚いた。
数千円という参考書や過去問題集を購入したのに
開かない(><)
何のために「お足元の悪い中」会場まで足を運ぶのかわからないくらい無駄に思えてしまう。
受ける前から負けている。
しかしここまで書いても
「いや、どーせ勉強してるんでしょ?」
と疑ぐる人もいるでしょう。
しかしこの僕。
ブログで嘘の感情は一度も書いたことはなく
しかも別に人に「よく思われよう」とか「勉強してないと言っておいて受かったらかっこいい」とかの打算的な人間ではない。
だからこの「勉強してない」は極めてゼロに近い。量子力学の世界くらい極小の話なのだ。
原子は分解できない?
いやいやいやまだまだある。
量子力学的にはまだまだ宇宙が広がるほどに。
試験会場に何人集まるのか知らないが、その中でもトップクラスの勉強しなささである。
しかし試験は
4択
であるという。
究極の確率(もう宝くじが数百回連続で当たるくらいの確率)で全問正解もあり得るわけである。
僕はそれを狙う。
あと僕にできることは
会場に早めに行って
早めに会場に入り
余裕の瞑想を机に座って決め込む。
危ないおじさんを演出くらいしかできない。
一瞬「この人、試験官かな?」と思わせるくらいの落ち着きと威厳を放ってみる。
そして周辺の人が「お前も受けんのかーい」と心の中で突っ込みたくなる人
それぐらいかな。
なにやら午前と午後に分かれて試験は行われ
地獄の1日が始まる。
見たこともない問題を初めて解く時間が
1日続くと考えると
こりゃもう「時計じかけのオレンジ」矯正プログラムである。
昨夜はプロポーズ大作戦の花束を渡すという大役をさせられた。
人の幸せを演出するに最もふさわしくない人間であることを見くびったその人は、なにを勘違いしたのか僕を買いかぶっている。
僕しかいない的な集中攻撃で僕をキューピットに仕立て上げてくる。
苦笑いと遠回しな拒否感を圧倒するほどの積極性で「よろしくお願いします」と両手を出してきた。
げげ
何でそこまで僕に頼みたいのかわからないけど
握手はしたくない。
そのタイミングで偶然、別の話をしたから
両手を引っ込めたその人は、その話に答えながら静かに両手を引っ込めた。
わざとじゃないよ
たまたま話を振ったタイミングと
相手の握手がカブっただけだから
同時に話し出す、あの例のやつだから
さすがに僕も握手しようとする相手を無視することはしないし
だから相手にしたらスカされたみたいになっていた。
悪気もないから!
でも後で「握手しなくてよかった」と思った。
期待値が上がるやん。
僕を買いかぶりすぎなその人の評価を下げねばならん。
僕はそんな期待に沿うような人間ではございません。
だってテスト勉強もマトモにできない人間なんですから
僕は人間失格です。生まれてすみません。