喜多院法興寺

住職のひとりごと

3万5千年前の笛発見=ワシ骨やマンモス牙製

2009-06-25 06:10:21 | Weblog
時事通信
 {ドイツ南西部ウルム郊外にある洞穴の約3万5000年前の地層から、シロエリハゲワシの骨やマンモスの牙で作った笛を発見したと、独テュービンゲン大研究チームが25日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。約20万年前にアフリカで出現した現生人類が欧州に進出してドナウ川上流域に定着し、音楽のある豊かな社会・文化を築いていたことを示すという。

 骨の笛は、破片をつなぎ合わせると、直径8ミリ、長さ21.8センチ。一方の端に口を付ける切れ込みがあり、指で押さえる穴が五つある。末端は五つ目の穴から先の部分が見つかっていない。穴付近には細い筋があり、石器で穴を開ける位置の目印を付けたようだ。牙の笛は、長さ1~2センチの破片だけ、洞穴や近くの遺跡から3個見つかった。

 骨の笛の発見場所からわずか70センチ離れた所からは、マンモスの牙で作られた世界最古級の女性像が見つかり、5月に発表されたばかり。笛と関連がある可能性がある。像は高さ約6センチ、重さ約33グラム。胸が大きく、首に当たる部分にひもを通す穴があり、多産や安産のお守りだったらしい。

 旧石器時代後期の当時、欧州にはその後絶滅した旧人のネアンデルタール人がまだ残っていた。研究チームは、音楽が現生人類の社会ネットワーク維持と勢力拡大に貢献した可能性があると指摘している。}

 ドイツ南西部ウルム郊外にある洞穴の約3万5000年前の地層からシロエリハゲワシの骨やマンモスの牙で作った笛を発見された。食べるための物と違い音楽を楽しむ為の、管楽器が出土したことに驚く。音楽を聴くだけの文化とゆとりが有った。現代人より豊かな生活をおくっていたのであろうか。 



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