喜多院法興寺

住職のひとりごと

煙突にふた、CO充満して漏出か? 山口の中毒事故

2009-06-07 06:58:18 | Weblog
<朝日新聞
 {山口県美祢(みね)市の山口秋芳(しゅうほう)プラザホテルで起きた一酸化炭素(CO)中毒事故で、ホテルの屋上にある煙突の出口がふたで覆われていたことが6日、わかった。同県警は、この結果、煙突につながる排気管にCOが充満し、破損個所から漏れた可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いで調べている。

 県警によると、事故時に稼働していたボイラーは、壁の内部を通る排気管を通じて煙突につながっており、排ガスを外に出す仕組み。ところが県警が現場検証で排気管に煙を流してCOの流れの再現実験をした結果、この煙突上部がふたで覆われ、2、3階部分の排気管などから煙が漏れているのが確認された。

 事故原因を調べている経済産業省の調査チームも6日の現場検証後、「煙突上部に何らかの問題があり、事故に影響を与えた可能性がある」との見方を示した。

 ただ、排気管は壁の内部を通っており、詳細な構造はまだはっきりしていない。県警はX線装置を使ったり壁の一部を壊したりして、このボイラーが別の排気口につながっていなかったかを調べる。

 ボイラーを製造した会社によると、このボイラーは燃焼時は常時10~50ppmのCOを排出する。人体には影響がないとされる濃度だが、確実に屋外に排出する必要があり、同社は「排気口をふさぐことはあり得ない」と話している。

 県警によると、ホテルは70年に建設された。当時は煙突にふたはなかったという。ホテル側は「(07年に)経営を引き継いでから煙突に手を加えたことはない」と説明しており、煙突は07年以前からふたで覆われていた可能性がある。それにもかかわらず、事故当日だけ大量のCOが漏れ出したのは不自然なため、過去に漏出の兆候がなかったかや、ボイラーが事故時に不完全燃焼を起こしていた可能性も視野に調べている。}

今までは排気管の亀裂が原因で、COが漏れ出したと見ていたが、煙突にフタがされていたのが見つかったとで、何のために煙突にフタをしたのかホテル側は知らないという。ボイラーを製造した会社は「排気口をふさぐことはあり得ない」と話している。誰が何のために煙突にフタをしたのか、今後の捜査を見守りたい。



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