喜多院法興寺

住職のひとりごと

鳩山前首相の引退撤回、野党各党が大反発

2010-10-26 06:59:03 | Weblog
10月26日付 編集手帳 読売新聞
 {登場人物が言う。〈わたしは、敵はこわくない。いちばんこわいのは味方だ〉。ジョン・ル・カレのスパイ小説『スマイリーと仲間たち』(早川書房)の一節にある。
◆組織がこうむる失点は敵のシュートによってではなく、味方のオウンゴールによる場合が少なくない。古今東西、あらゆる組織に通用する至言だろう。余計な推測ながら、菅政権の面々はいま、渋い顔で同じ言葉を内心つぶやいているかも知れない。
◆鳩山由紀夫前首相が首相を辞任する際に語った「次の衆院選には出馬しない」との発言を翻し、議員をつづける方向という。
◆野党時代の「秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきだ」。首相として普天間問題で米大統領に語った「トラスト・ミー」(私を信じて)。持病のごとき言葉の軽さには慣れたつもりでも、民主党とは言葉をかくもぞんざいに扱う政党なのか――と、世間はほとほとあきれよう。首相以下、閣僚の国会答弁を誰も真剣には聞いてくれまい。“怖い味方”がいたものである。
◆オウンゴールで敵(野党)に塩を送るつもりならば、その人の「友愛」精神なるものは筋金入りだろう。}

 鳩山前首相が政界引退を口にしていたが、突如として引退撤回で、野党各党は一斉に批判した。首相の時から、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題や政治とカネの問題などで、発言撤回が相次いだ。言うこととやることが違うことに国民は何を信じれば良いのか。鳩山前首相の愚行は民主党の不信につながる。




 

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