喜多院法興寺

住職のひとりごと

ビタミンCで作製効率アップ=ヒトiPS細胞

2009-12-25 07:20:23 | Weblog
 時事通信
{マウスやヒトの人工多能性幹(iPS)細胞を作る際、培養液にビタミンCを加えると、作製効率が向上したと、中国・広州生物医薬健康研究院やオーストリア・ボルツマン研究所などの研究チームが25日、米科学誌セル・ステムセル電子版に発表した。培養中に急速に進行する細胞の老化を遅らせる効果などが原因と考えられるという。

 山中伸弥京都大教授らが開発したiPS細胞は、増殖能力が高く、身体の多様な細胞に変わる万能細胞。皮膚などの細胞に3、4種類の遺伝子を導入するだけで作ることができ、将来は再生医療への応用が期待されるが、作製効率が低い問題があり、国内外でさまざまな工夫が研究されている。

 山中教授らは8月、がん抑制遺伝子「p53」の働きを抑えると、iPS細胞の作製効率が改善すると発表したが、ビタミンCにはこのp53抑制効果もあった。

 また、米ホワイトヘッド生物医学研究所などの研究チームは昨年、抗てんかん薬として知られる「バルプロ酸」を添加すると、作製効率が大幅に向上したと発表したが、バルプロ酸とビタミンCを併用すると、高い相乗効果があった。}
 
 iPS細胞を作る際、培養液にビタミンCを加えると急速に進行する細胞の老化を遅らせる効果が、作製効率を向上させる原因と考えられるという。 作製効率が低い問題だった、再生医療にビタミンCを加えることで、今後に希望が出てきた。

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