非「姉歯」の総研ホテル２６棟、偽造なし

　耐震強度偽装事件で、国土交通省は１２日、総合経営研究所が９５年以降に開業指導したホテルのうち、姉歯秀次元建築士の関係していない５９棟中２６棟には構造計算書の偽造がなかったとする中間報告を発表した。残る３３棟は、調査中か書類の有無を確認中。９４年以前開業の６０棟は結果がわかりしだい公表する。
　木村建設と平成設計、ヒューザー、総研が関係したホテルやマンションのうち、姉歯元建築士がかかわっていない建物では１２日現在、１棟も偽装が確認されていない。１８９棟が「偽装なし」、１７２棟が「調査中・不明」となっている。「朝日新聞」
　耐震強度偽装事件で、姉歯建築士以外も偽造が有ると思っていたが、５９軒中２６軒が不正が無かったことで、国土交通省は胸をなで下ろしていることだろう。だが、まだ全部の調査が終わったわけではない。