喜多院法興寺

住職のひとりごと

天皇陛下手術で入院するまでの公務

2012-02-14 06:20:09 | Weblog
2月14日付 編集手帳 読売新聞
 {政治家であれ、また経営者であれ、小欄にしばしば登場するのは、我が身を何よりも大事にする人たちである◆あるときは吉野弘さんの詩〈忌むべきものの第一は/己が己がと言う心〉(『漢字喜遊曲』)を引き、あるときは“憲政の父”尾崎行雄の短歌〈国よりも党を重んじ党よりも身を重んずる人のむれ 哉 ( かな ) 〉を引いた。「たまには自分のことを後回しにできないものですかね」と注文するのが常の小欄にとって、きょうはいささか勝手が違う。
◆どうか、ほかのことはしばらく忘れ、ご自身を最優先に考えて治療に専念なさってください。
◆天皇陛下が今月18日、心臓冠動脈のバイパス手術を受けられる。陛下は3月11日の震災追悼式典に出席されることを強く望んでおられるという。年間1万数千人が受けている成功率の高い手術とはいえ、78歳になられてがんとの闘いも続いている。きのうも公務にあたられた。ご自愛専一に、は皆の願いだろう。
◆〈大いなるまがのいたみに耐へて生くる人の言葉に心打たるる〉。昨年、東北の被災地を見舞われてのお歌である。積もり積もったご心労は並大抵でないと拝察する。}

 心臓の冠動脈バイパス手術を18日に受ける天皇陛下は手術で入院するまでの公務に変更はないという。我々の考えからすると、公務は当然軽減すると考えるのであるが、変更はしないそうだ。しかし手術後は、公務を軽減しないといけないし、出来るだけ皇太子殿下に委譲していくのが当然だと思う。




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