喜多院法興寺

住職のひとりごと

落書き、竹が泣いてます 京都・嵯峨で僧侶ら訴え

2008-07-06 07:49:35 | Weblog
朝日新聞
{涼しげな趣で人気の高い京都・嵯峨の竹林、通称「竹の小径(こみち)」が落書き被害に泣いている。幹をカッターなどで傷つける手口で、名前や日付などが刻みつけられた竹は200本以上にのぼる。イタリアの大聖堂落書き問題を機に、地元の僧侶や京都市職員らが4日、チラシを配って防止を呼びかけた。

 竹の小径は東西約500メートル。古都保存法の歴史的風土特別保存地区内にあり、近くに世界遺産の天龍寺などがある。竹林は市や同寺などが所有。高さ15~20メートルの約2万本が植えられており、風にそよぐ葉の音は、環境省の「日本の音風景100選」に選ばれている。

 現場では半世紀以上前から名前やイニシャル、ハートマークなどをカッターのようなもので刻みつける被害が後を絶たない。竹は表面が成長しないため、跡が消えないという。市の所有地では、地元住民が長さ約1.5メートルの細い竹を束ねた「竹穂垣(たけほがき)」を設置。竹林に手が届きにくいようにする対策を取ってきたが、竹穂垣が荒れて低くなった場所が落書きされる例もある。

 この日は右京署や天龍寺、大覚寺、右京区役所などから約50人が参加。「落書きは旅の記念や軽い気持ちからかもしれませんが、器物損壊などの罪で処罰されます」と書かれたチラシを観光客らに配った。天龍寺宗務総長の栂承昭(とが・じょうしょう)さん(65)は「落書きは心が荒廃し、他人のことを思いやれなくなっている証拠。寺を訪れる人への法話などで防止を呼びかけていきたい」と話していた。(佐藤達弥)}

 京都・嵯峨の竹林が、名前や日付などが刻みつけられた竹は200本以上にのぼる落書き被害に泣いている。イタリアの世界遺産の落書き問題を機に、地元の僧侶や京都市職員らが4日、チラシを配って防止を呼びかけた。寺に訪れた観光客には法話の中で、落書き防止を呼びかけているという。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿