喜多院法興寺

住職のひとりごと

人類最古の全身骨格化石=440万年前、エチオピアで発見

2009-10-02 07:00:05 | Weblog
時事通信
 {アフリカ東部エチオピアの約440万年前の地層から、現生人類の遠い祖先に当たる可能性があるラミダス猿人の頭や腰、手足がほぼそろった化石が見つかった。頭骨だけならチャドで約600万年前の別の猿人化石が見つかっているが、全身骨格が分かる化石では人類最古。チンパンジーのように足の親指で枝をつかむことができ、森林では木登りも得意だが、平地では直立二足歩行をしていたとみられる。

 1992年に初めてラミダス猿人の臼歯化石を発見した諏訪元(げん)東大教授やティム・ホワイト米カリフォルニア大教授らの国際研究チームが、2日付の米科学誌サイエンスに発表する。

 種の上の属名「アルディピテクス」から「アルディ」と名付けられた化石は、身長約120センチ、体重約50キロの比較的大柄な成人女性とみられる。脳容量は300~350ccと、チンパンジーに近い。発見場所はアワシュ川中流域の遊牧民が暮らす半砂漠地帯だが、当時は開けた森林だった。

 骨盤上部の構造からは、現生人類と同じように身体がS字カーブを描き、直立二足歩行をしていたと推定されるが、骨盤下部は木登りに向く構造。足には土踏まずのアーチ形状がなく、長距離の歩行はまだ苦手だったようだ。}
 
 440万年前の全身骨格化石によると、地上ではなく樹上で生活していたらしい。人間と言うよりはチンパンジーに近かった。化石は、アルディと名付けられ身長約120センチ、体重約50キロで、現代人から見ると、小柄である。猿と人が如何なる原因で、分かれたのか不思議である。