朝日新聞
{「ねじ式のフタの開閉には2回転半かかる」。こんな常識を覆す容器を、ベンチャー企業の「3Rプロデュース」(東京都足立区)が開発した。開閉に必要なのは従来品の30分の1の約30度。すでに特許も取得。化粧品のクリーム容器などへの利用を想定しており、「フタの新たな標準に」と意気盛んだ。
新開発の「ワン・プッシュ・コネクター」。溝が平行に切られていないため、わずかな回転で開閉できる
今春にも、丸紅と製缶大手の大和製缶の協力を得て発売する。09年度の売上高は10億円を見込んでいる。
新技術の名称は「ワン・プッシュ・コネクター」。通常は平行に切るネジの溝の角度をわずかに変えることで、少し回すだけで開閉できるようにした。
現在普及しているネジ式のフタは米国で60年代に飲料容器向けに生まれたとされる。密閉性に優れるものの、開閉には2回転半回す必要があった。
新技術だと、閉めるだけなら片手でもOK。例えば美容クリームなどの容器に使った場合、片手がふさがったままでも簡単にフタを閉めることができる。密閉性をさらに高めて、市場規模が大きい飲料用ペットボトルへの利用も目指す。}
30度の回転でフタが閉まる。こんな画期的な、ねじ式のフタ、回転必要なし 東京のベンチャーが開発した。片手でフタが閉まる便利な容器だ。今後は化粧品のクリーム容器などへの利用を考えている。「ワン・プッシュ・コネクター」と言うそうだが、はたして「フタの新たな標準に」なるのか見守りたい。
{「ねじ式のフタの開閉には2回転半かかる」。こんな常識を覆す容器を、ベンチャー企業の「3Rプロデュース」(東京都足立区)が開発した。開閉に必要なのは従来品の30分の1の約30度。すでに特許も取得。化粧品のクリーム容器などへの利用を想定しており、「フタの新たな標準に」と意気盛んだ。
新開発の「ワン・プッシュ・コネクター」。溝が平行に切られていないため、わずかな回転で開閉できる
今春にも、丸紅と製缶大手の大和製缶の協力を得て発売する。09年度の売上高は10億円を見込んでいる。
新技術の名称は「ワン・プッシュ・コネクター」。通常は平行に切るネジの溝の角度をわずかに変えることで、少し回すだけで開閉できるようにした。
現在普及しているネジ式のフタは米国で60年代に飲料容器向けに生まれたとされる。密閉性に優れるものの、開閉には2回転半回す必要があった。
新技術だと、閉めるだけなら片手でもOK。例えば美容クリームなどの容器に使った場合、片手がふさがったままでも簡単にフタを閉めることができる。密閉性をさらに高めて、市場規模が大きい飲料用ペットボトルへの利用も目指す。}
30度の回転でフタが閉まる。こんな画期的な、ねじ式のフタ、回転必要なし 東京のベンチャーが開発した。片手でフタが閉まる便利な容器だ。今後は化粧品のクリーム容器などへの利用を考えている。「ワン・プッシュ・コネクター」と言うそうだが、はたして「フタの新たな標準に」なるのか見守りたい。