喜多院法興寺

住職のひとりごと

ウクライナの元日本兵士、63年ぶり故国に

2006-04-21 05:34:11 | Weblog
元日本兵・上野さん 63年ぶり帰郷 弟妹と再会「感動で言葉出ない」 (産経新聞) - goo ニュース

朝日新聞
 {第2次大戦後に樺太(現在のサハリン)で消息が途絶えたまま戦時死亡宣告を受け、妻の出身地のウクライナで生存が確認された元陸軍兵士の上野石之助さん(83)が19日午前、成田空港に到着した。20日に故郷の岩手県洋野町を43年の出征から63年ぶりに訪ねる。
 上野さんは大勢の報道陣に驚いた様子で、「とても疲れたが、日本に来られてうれしい」と話した。報道陣から「覚えている日本語は」と聞かれると、「こんにちは」と答えた。「兄さんやいとこたちと会って話がしたい」と語り、車に乗り込んだ。
 今回は一時帰国で、親族と再会し、両親の墓に帰国を報告するという。息子のアナトリーさん(37)とともに28日まで滞在する。
 上野さんは樺太で終戦を迎えた後、現地で暮らしていたが、58年に消息が途絶え、00年に戦時死亡宣告が確定した。昨年10月にウクライナの知人から墓参を希望しているとの連絡が岩手県にあり、日本政府が昨年12月に身元を確認した。}

 第2次大戦後に樺太(現在のサハリン)で消息が途絶えた元陸軍兵士の上野石之助さん(83)が19日午前、成田空港に到着した。出征から63年ぶりに故郷の岩手県洋野町を訪ね、兄弟と再会をを果たした。今は日本語を話せない上野さん。63年という年月異国の地で必死に生きてきた。このニュースを見て、戦後はまだ終わっていない気がする。