喜多院法興寺

住職のひとりごと

日産ディーゼル、ボルボの傘下に

2006-03-22 05:59:30 | Weblog
日産ディ株売却 一石二鳥、ゴーン戦略 トラック業界再編加速 (産経新聞) - goo ニュース
産経新聞
 {日産自動車は二十一日、同社が保有する日産ディーゼル工業の株式19%のうち13%にあたる四千万株をスウェーデンの大手トラックメーカー、ボルボに売却すると発表した。これにより、ボルボは日産に代わって日産ディの筆頭株主となる。売却価格は約二百二十八億円。ボルボは日産ディへの出資を通じ、中国をはじめアジア地域での事業を強化する考えで、自動車業界をめぐる再編劇を活発化させる可能性もある。

 日産は日産ディの第二位の株主になる。売却は二十九日付。ボルボは今後、四年間に日産からさらに株の取得を進めることができる権利を持っており、最終的には日産から残り6%分も買い取る見通し。

 日産は乗用車部門を事業の中核と位置付けているため、日産ディの株式を保有するメリットが小さいと判断。また、日産ディにとっても、欧州や北米に強い基盤を持つボルボとの資本提携が今後の事業展開に有効だとして、売却に踏み切った。

 一方、ボルボは日産ディを事実上、傘下に収めることで、アジア地域での事業基盤を強化。日産の中国合弁会社の東風汽車の商用車事業にも参画する予定だ。

 日産に約44%を出資する仏ルノーは、ボルボの株式も約20%保有しており、グループ全体の相乗効果を生みだす狙いもある。

 自動車業界では、経営不振の米ゼネラル・モーターズ(GM)が富士重工業株を昨年十月にトヨタ自動車などに売却し、今月七日にはスズキ株も手放した。ボルボの日産ディ株取得は、こうした業界の再編機運を加速させそうだ。}

 この記事を見て初めて、ボルボ社がスウェーデンの大手トラックメーカーだと知った。ボルボの乗用車は格好良いイメージより、安全と頑丈さを売りにしていた事が理解できた。仏ルノーは日産に44%の出資、ボルボ株も20%保有している。ゴーン社長は、一石二鳥のゴーン戦略として、欧州や北米に強い基盤を持つボルボとの資本提携に今回踏み切った。