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記事アップ、おおみそかと元旦はおやすみです

2009-12-30 | 心の体験的日記
本年は、ご愛読ありがとうございました
本年は、これが最後になります
364日、記事アップをしてきたはずです。
来年も続けます

よいお年をお迎えください

賀状欠礼、お許しください

銀行にまたやられた

2009-12-30 | 心の体験的日記
あーしゃくにさわる
だから、銀行の窓口はきらい

ごく普通の定期をたのんだ
しばらくまったいたら、呼ばれた
こっちのほうがおすすめですという
まーいいか、とそっちのほうにした
手続きが終わったら、その商品の説明パンフをくれた
一目で損な契約だとがわかったが
もとにもどすほどの額でもないので、そのまま帰ってきた

この銀行には、前にも一度、投資信託で痛い目にあっている

でも時々
軽く痛い目にあっておくのはよいこと

銀行のすすめる商品には絶対手を出すな

信念を変えると元気になる

2009-12-30 | ポジティブ心理学

 ところで、認知行動療法という最近はやりの心理療法がありますが、そこでは、心と行動の不具合をもたらすものとして、無意識の誤った信念に注目します。
 こちらは、信念のネガティブな影響に着目していますが、心の元気づけで信念に着目するのは、その逆をしてみたらどうですか、ということです。

知識、信念ってどんなもの

2009-12-30 | 認知心理学
知識には、
・真実であるーー真実性
・役立つーー有効性
という確信が付随している。
ただし、それぞれ、程度がある。
・正しそうだ
・役立ちそうだ
という感覚である
たとえば、
数学的知識は、真実性の確度は高いが、有効性の確度は低い
体験的知識は、真実性の確度は低いが、有効性の確度は高い

真実性への希求は学問的営為に
有効性への希求は政治的営為に駆り立てる

(突然、こんなことがきになった。信念って、一体なんだろうと
考えていたら、気になってきた

未来療法

2009-12-30 | 心の体験的日記
心が元気になる未来を構築することを支援する心理療法のこと(まだ心理学事典の項目にはなっていない。構想中)
・過去、現在、そして未来との一貫性のある物語づくりの支援
・過去、現在のトラウマをとらえなおし未来につなげる
・未来から現在、過去を展望する
・目標、夢の構想の仕方の支援
・自分未来学

休息――気持ちを元気にする習慣づくり

2009-12-30 | ポジティブ心理学
休息――気持ちを元気にする習慣づくり
「心の元気は休息から」

● 長時間労働
まずは、日本社会での長時間労働の一端から。
・ 毎日12時間近くの勤務で、時間外の手当ては全くなく代休もないという状況
・ 25歳から35歳では、週60時間以上働く人は3割近くにのぼっている(リクルートワークス研究所HPより)
・ 有給休暇にいたっては、わずかに年に8.5日(厚生労働省による)
 バカンス王国フランスでは、なんと36日
・ 新入社員に対して、「10年間はたこ部屋だと思え」と檄が飛ばされる
「労働基準法では、1日8時間、1週間で40時間を労働時間の上限」というれっきとした法律がありながら、この有り様です。
さすがに、自殺者3万人超えが11年も続いたり、うつ病患者100万という推計が出されたり、子育て中の働く女性から悲鳴があがり、少しは長時間労働の見直し機運が出てきているようですが、まだまだです。
働くことは良いことですが、働きすぎは、それが仮に自発的なものであったとしても好ましいことではありません。ましてや、強制されての働きすぎは、あってはなりません。
そういうことをさせる雇用者は法律で罰せられるはずなのですが、どういうわけか、日本ではそういうケースがあまりにも少ないように見受けられます。

● 心で心のことを知るのは難しい
 働きすぎは、肉体的な疲労と精神的な疲労をもたします。
肉体的な疲労は、比較的自覚しやすいし、生理現象なので自分でもわかりやすいのですが、心の疲労となると、自覚が難しくなります。その理由について、少し長い余談になりますが、考えてみたいと思います。
まずは、構造的に、心の疲労に限りませんが、心で起こっていることを心で知ることは、難しいということがあります。
心理学を内省(みずからの心の中で起こっていることを報告させる)されたデータに基づいて作り出そうとする試みは、心理学の100年の歴史の中でさまざまな工夫のもとで行われてきました。
心のことは、心が一番よく知っているはずとの思いからなのですが、しかし、そのいずれも、限界につきあたってしまい、心理学の研究法の本流にはなりないままです。
しかし、まったく内省ができないわけではないのは、誰しもが知っていますし、内省の限界もまた誰しもがそれになり悩まされているところでもあります。
さらに困った心の現実があります。
それは、心の働きには、何かをすることを志向する心(仕事志向マインド;task-oriented mind)と、心が何をしているかをモニターする心(心志向マインドmind-oriented mind)とがあることに由来します。
普通は、その心の働きの2つが、状況に応じて、一方の心が7なら他方は3というように配分のもとで働いています。
たとえば、今、この原稿をワープロで打ち込んでいますが、その仕事のほうに心は7くらい、残りの3は、あとどれくらいの時間、この仕事ができるかどうかとか、どうも今日は調子に乗れないなーとか考えています。前者が仕事志向、後者が心志向の働きになります。
ところが、心が疲労してくると、この配分がうまくいかなくなり、心志向マインドが機能しなくなってしまうのです。つまり、心の疲労を自覚できなくなってしまうのです。
かくして、心が壊れるまで働いてしまうことになるのです。
だから、法律で規制してでも、働きすぎないようにしているのです。

● 休息のさまざま
 仕事には、多かれ少なかれ、無理があります。持てる力を目いっぱい使います。アクセル全開で突っ走っているような感じですね。 
そんなときに、休息は、ガソリン補給のような役割を果たします。
その休息には、まず、積極的(アクティブ)なものと、受身的(パッシブ)なものとがあります。
 積極的な休息とは、たとえば、趣味活動のように、仕事とは別の領域で、それなりに楽しいことを一生懸命にやることになります。
 受身的な休息とは、たとえば、ごろ寝のように、心身をリラックスさせることになります。
もう一つ、休息分類軸として、短期の休息か長期の休息かがあります。
短期ー長期の区分けは、ここでは、一日8時間の間の休息を短期、それ以上を長期くらいの区分けでいきます。





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    アクティブ
ラジオ体操   サバティカル
        (ギャップ・イヤー)
短期――――――――――長期

昼寝         病欠
    パッシブ

休息の分類とその例 ギャップ・イヤーとは、イギリスで慣習化している、もっぱら若者が大学進学前の1年を海外などで過ごすこと。
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さらに、どこを休めるための休息かがあります。
肉体的な休息か心の休息かですね。
いずれの休息もそれなりに大事になります。以下、こうした休息を心の元気という点から効果的にとるための方策を考えてみることにします
 
● 心の休息を効果的なものにするには
 心の休息にも、頭の休息と気持ちの休息とがありますが、実際にはそれほどはっきりとは区分けできないので、ここでは、一緒に考えておきます。

① 多彩な休息を用意しておく
前にあげた図にあるような休息をできるだけたくさん用意しておいて、TPOに応じて取れるようにしておくのが良いと思います。

② 休息をスケジュール化しておく
 前に述べたように、心が疲労してくればくるほど、心の疲労に自分で気がつけなくなってきます。
 そこで、たとえば、10時になったら、コーヒーを飲む、1週間に3回は、ウオーキングをする、というように、休息するTPOを、あらかじめ決めておくのです。これによって、過度の疲労を防ぐことができますし、その時々で、自分なりの心の疲労の自覚ができます。

③ 仕事を持ち込まない
 私事になりますが、土日に10人くらいの仲間とテニスをしています。たぶん、暗黙のルールだと思いますが、お互いにどんな仕事をしているかは、ほとんど話しをすることはありません。
これでよいのだと思います。それができる成熟した仲間ができたのがとてもうれしいです。
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