● エコ思考
人間はきわめて横着にできています。というより、人間は、構造的にエコ人間なのです。
できるだけ無駄なことにエネルギー(注意資源)を使わないようにしています。たとえば、思考の世界では、思考の習慣がその一つ。
余計は努力を払わなくともよいように、いつもと同じ状況ではいつもと同じように考えます。
あるいは、努力を必要とする論理的な思考はできるだけしないようにしています。その時その場でうまくやっていけそうな思考、これをヒューリスティック(とりあえず)思考と呼んでいますが、で済ませています。
こうしたエコ思考を支えているのが、頭の中にある安定的な知識のまとまり、スキーマ(図式)です。科学者の共通認識を支えているパラダイムのようなものです。
こういうスキーマを私たちはたくさん頭の中に貯蔵しておいて、折に触れて使うことで、エコ思考をしているのです。
エコ思考、それはそれで毎日を生きていく上で適応的なのですが、そればかりでは頭は劣化するばかりです。67歳の自分、実は、スキーマベースの思考ばかりで、この頭の劣化、深刻な問題になってきています。
人間はきわめて横着にできています。というより、人間は、構造的にエコ人間なのです。
できるだけ無駄なことにエネルギー(注意資源)を使わないようにしています。たとえば、思考の世界では、思考の習慣がその一つ。
余計は努力を払わなくともよいように、いつもと同じ状況ではいつもと同じように考えます。
あるいは、努力を必要とする論理的な思考はできるだけしないようにしています。その時その場でうまくやっていけそうな思考、これをヒューリスティック(とりあえず)思考と呼んでいますが、で済ませています。
こうしたエコ思考を支えているのが、頭の中にある安定的な知識のまとまり、スキーマ(図式)です。科学者の共通認識を支えているパラダイムのようなものです。
こういうスキーマを私たちはたくさん頭の中に貯蔵しておいて、折に触れて使うことで、エコ思考をしているのです。
エコ思考、それはそれで毎日を生きていく上で適応的なのですが、そればかりでは頭は劣化するばかりです。67歳の自分、実は、スキーマベースの思考ばかりで、この頭の劣化、深刻な問題になってきています。