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人間関係を改善する

2015-03-31 | 健康・スポーツ心理学
人間関係
 仕事での人間関係は、自分ではどうにもならない側面が大きいものです。人を選ぶことはできませんし、どうしても合う・合わないという相性もあります。「何でそういう言い方をするかな!?」と納得のいかないことも多々あるでしょう。
 とはいえ、それはすべて「あなたの側」から見た景色でしかありません。
 仕事日記を見直し、そこに記された出来事や感情を通して、私たちは新しい発見やそれまでとは異なる視点を得ることができます。
 「ムカついた」「信じられない」「ありえない」と、自分の感情を文字にすることは、「感情の知性化」につながるからです。
 感情の知性化とは、自分の感情を言葉で意識的に整理することです。感情の嵐に巻き込まれているときは、なかなか事態を冷静に見つめることはできません。
 しかし、感情を言葉にしていくと
「そうはいっても、悪気はなかったのかもしれない。思ったことを口にしただけかな」
「あのときは腹が立ったけど、立場上、しかたがなかったのかもしれない」
 と、感情の世界を冷静に見つめることができるようになります。



危険予知訓練(KY)

2015-03-30 | 安全、安心、
KY(危険予知)のような訓練がねらっているのは、どんなことでしょうか。
 一番のねらいは、安全についてもっているたくさんの知識を活性化することです。
 KYに使う場面は、限定されます。それとぴったりの現場に出会うことは稀です。
しかし、限定された場面でも、そこで起こるかもしれない危険をあれこれ考えることで、
安全についてもっている広範な既有の知識が使われます。眠っていた(不活性化した)知気持ちが呼びさまされます。これが、KYで使った場面以外でも危険を避けたり、防止さいたりするのに役立ちます。
 もう一つのねらいは、危険についての感受性を高めることです。
 実際に危険に直面することは、日常的にそれほどありません。あったら大変です。
KYによって、危険を仮想的に体験しておくことは、危険に対する感受性を鋭くすることになります。



ポジー普通ーネガ

2015-03-30 | ポジティブ心理学
 心の三分法はよく知られています。知情意ですね。
 ●知は、頭の働き 認知
 ●情は、気持ち 感情
 ●意は、意欲  意志
 となります。
 これに、もう一つ、周りと自分、これを心の社会性と呼んでおきます
 ●社会性 周りとの関係 対人関係
この3分法と社会性を使って、ネガティブ、ポジティブを、次のような図式で、考えてみます。中に入っているのは、キーワードの例です。
 

    ネガティブ      ポジティブ      
知   頭が働かない     頭が活発に働く
   
情   不幸 悲観 悲しい  幸せ 楽しい 明るい

意   意欲低下       やる気まんまん     

社会性 嫌い         好き


 ポジティブのネガティブの間には、膨大な「普通の状態」があります。普通の生活では、この「普通の状態」であることのほうが時間的にも場面的にも多くなります。
 しかし、人間の心は生き物です。
 「普通の状態」が多いのは良いことですが、そのままずっとは不自然です。一日のうち、どこかで何時間かは、ポジーネガを体験することで、心を活き活きさせることが必要ですし、そのようにしていることが実は多いはずです。
 それは、いつもいつもポジである必要はありません。ネガでも良いのです。ネガがあってのポジですから。
 「普通」でありたいと願いながら、ポジ、ネガを味わう、もっと言うなら堪能するくらいの感じですね。

チームの集中力管理

2015-03-30 | 安全、安心、
集中力は、すぐれて個人的な営みです。それだけに、つい個人の集中力だけを考えればよいと思いがちですが、4つの目、6つ目、―――による集中力の協働ということも、とりわけチームで作業するときでは大切になります。


メールで仕事をする人としない人

2015-03-29 | 心の体験的日記
自分はメールで仕事をする人
したがって、メールで仕事をしない人との相性が悪い
印象も悪い 笑い


IT断食をしている会社もあるらしい
あまりに無意味なメール処理に貴重な時間をとられてしまうのを防ぐため

確かに、ccを使われると、見るだけでも大変
そして、面談コミュニケーションが希薄になる

でも、メールのおかげでとても助かっている

仕事面だけの知的な関係に限定する

2015-03-29 | 健康・スポーツ心理学
● 仕事面だけの知的な関係に限定する
 部下が気になって仕事にならない状態を脱するには、かかわりの範囲を限定することもありです。メンタル面への配慮もできる上司になることも大事ですが、限界があります。仕事ができたときはほめて、できないときはやりやり方を教えてという「知的な」関係だけに限定し、部下の気持ちの落ち込みなどには気を回さない、知らないふりをするのもありです。
 だめな部下にあなたが巻き込まれてしまうような事態は避けたいですね。2人の共倒れのおそれがありますから。



いよいよ深刻

2015-03-29 | 心の体験的日記
ポルトガルについて昨日記事をアップした
その記憶がまったくなく、
また同じ内容のタイトルの記事をアップしてしてしまった
これまでは、
書いているうちに気がつくことが多い
でも、今回は、まったく記憶がなかった
うーん、かなり記憶力が落ちているなー

まだ自覚があるから大丈夫
がんばります




短期記憶」講義ノートより

2015-03-29 | 認知心理学
短期記憶の20秒の間にしなければならないこと」講義録より
①符号化
 外部情報を頭の内部で処理できる符号に変換する。これによって、内部表象が作りだされる。
②イメージ符号化
③言語符号化
・音韻符号化
・意味符号化



注意管理のための環境設計

2015-03-29 | 安全、安心、
 原子力発電所のオペレータ室を見学したことがある。部屋全体が情報で溢れかえっている。したがって、その情報すべてに誰もがいつも注意しているわけではない。しかし、注意を向けられていない情報が不要でないことは言うまでもない。必要なときには注意を向けてもらわなければならない。そこで、オペーレータの注意管理を支援するさまざまな仕掛けが必要となる。
 たとえば、音である。
 情報環境は、目での取り込みが主である。しかし、視覚での注意範囲はごく限られている。そこで、音を使う。時には、警告音による注意喚起、さらには、人工音声による情報内容の強制的な?伝達である。
 視覚に訴える情報環境でも、大事な情報は目立つように中心においたり、変化を知らせるためにちらつかせたり(blinking)といったことによって、注意喚起をはかっているのは周知の通りである。

ポルトガル

2015-03-28 | 心の体験的日記


最近とんと馴染みのない国の一つ
首相が来日とのこと
江戸時代は、唯一、いやオランダとともに出島から世界を日本に紹介してくれた国

国にも栄枯盛衰がある
でもポルトガルが衰退国家なのかどうかはわからない
ただ日本ではあまり話題にあがらない国ではあることは確か




仕事日記のすすめ

2015-03-28 | 健康・スポーツ心理学
仕事日記のすすめ

心を元気にする心理療法(というほどおおげさではありませんが)に、書記療法なるものがあります。
自分の心を覗き込んでそれを文章にすることで、
・自分をよりよく知る
・気持ちを言葉にすることで、気持ちを穏やかなものにする
ことをねらうのです。
 書くことに限りませんが、音楽、絵画などで自分を表現することは、何かと心の健康と元気づけには効果があれらしく、心理療法では、これらを一括して、表現療法と呼ぶこともあるくらいです。
 さて、「仕事日記のすすめ」。
 ねらいは、3つあります。
 一つは、自分の心を深読みするのを助け、気持ちを落ち着かせ(知性化し)、さらに、明日へ向けて心を元気にすることです。
 2つ目は、仕事を意識した心の深読みによって、仕事力のアップをねらいます。
 いわば、仕事日記をつけることで、内なる自分と外なる仕事とを共振させて、ワーク(仕事)でもライフ(人生)でも、いきいきはつらつな毎日を過ごせるようになれるお手伝いをしようというのが、ねらいです。
 今話題のワークライフ・バランスの心理版のようなものです。というより、日記をつける原点に戻ろうというもの、と言ってもよいかもしれません。