心の風景  認知的体験

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基礎研究はコスト・パフォーマンスが悪いのが当然

2018-10-11 | 認知心理学

基礎研究はコスト・パフォーマンスが悪い

 基礎研究は、他の多くは膨大な研究群の詳細な吟味から次の実験が計画され実施される。ある研究とそれを踏まえた次の研究との間に、論理的にしっかりとしたつながりがある。そのつながりがあるからこそ、理論が出てくるのである。

 ところが、応用研究は、その時その場で解決を迫られていることがテーマとして取り上げられる。研究間の論理的な関係はあまり問わない。単純化して言うなら、計算のできない子供をできるようにするのはどうするかの方策を探すのが応用研究、なぜ計算ができないのかまで立ち返って研究するのが基礎研究なのである。

 この違いは大きい。だから、基礎研究は必要なのだ。だから、基礎研究でのトレーニングが大切なのだ。となれば、よいのだが、財政的な不安をいだく官僚や政治家からすれば、そんなコスト・パフォーマンスの悪いところに資金は出せないとなりがちなのが、大問題なのだ。
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SS-081 ネガティブなふと浮かぶ記憶・思考との付き合い方:認知・社会・臨床心理学からのアプローチ [企画代表者、話題提供者、司会者] 雨宮 有里:

2018-10-06 | 認知心理学
日本心理学会でのシンポ

SS-081
ネガティブなふと浮かぶ記憶・思考との付き合い方:認知・社会・臨床心理学からのアプローチ

[企画代表者、話題提供者、司会者] 雨宮 有里:1, [話題提供者] 沓澤 岳:2, [話題提供者] 杉山 崇:1, [指定討論者] 北村 英哉:2
1:神奈川大学, 2:東洋大学
@@@@

76歳まさに、「ネガティブなふと浮かぶ記憶・思考との付き合い方」がひどくきになります。
暇な脳におこる高齢化現象の一つかも。
ワーキングメモリーの劣化を防ぐという役割も果たしているのかも。

それにしても、実にささいなネガティブ事象が状況に即発されてポップアップします。
回想療法などでは、ポジティブ回想の活用をねらっているようですが、
実はポジティブ回想は、相当意図的にやらないと想起できないですね。
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● 「アレが思い出せない!」最大の理由、「2つの記憶」の正体(記憶のモデル)

2018-10-04 | 認知心理学
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56784

講談社ブルーバックスHP
に掲載の記事です






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因果関係が村上春樹の筆では、---

2018-09-30 | 認知心理学
将棋倒しのように、一枚の駒(原因)が隣にある駒(原因)をまず最初にことんと倒し、
それがまたとなりの駒(原因)をことんと倒す。それが連鎖的に延々と続いていくうちに、
何がそもそもの原因だっかかなんて、だいたいわからなくなってしまう。
「村上春樹「騎士団長殺し」第一部p86より)

(注)隣ととなり、使い分けているんだろうなー
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マーケティングと広告の心理学」重版

2018-09-23 | 認知心理学
マーケティングと広告の心理学 (朝倉実践心理学講座)
クリエーター情報なし
朝倉書店


2018年9月20日
アマゾン

Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 697,262位 (本の売れ筋ランキングを見る)
14348位 ─ 本 > 人文・思想 > 心理学 > 心理学入門
14972位 ─ 本 > 人文・思想 > 心理学 > 読みもの
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心理学への期待」10年前の今日の記事

2018-09-23 | 認知心理学

●「恒産なき者は恒心なし」ということであろうか。今の日本のこの経済的・物質的豊かさの中で,人々はようやく自らの心の深奥に目を向けはじめたようである。心理学への過剰なまでの(時には見当はずれとも思えるような)期待が高まっている。

●その期待は,一方では,より豊かな精神生活を構築する方向へのものである。「効率的に学ぶにはどうするか」「どうすればより創造的な力を発揮できるか」「めくるめくような心の高揚を得るにはどうすればよいのか」などなど。もう一方の期待は,ストレスに打ちひしがれ,あえいでいる心を正常な状態に回復させるにはどうしたらよいかという方向のものである。

●しかし,いずれの期待にも十分に応えるものが,「学問としての心理学」の中にはない。その隙をつくかのように,人の心を無造作にもてあそぶことを生業とするビジネスが雨後のタケノコのごとく出てくる。危険な兆しである。学問としての心理学のなかに,方法論的な厳密さへ自閉していきがちな傾向に反省の機運がある。この機運が盛り上がってくれば,世間の期待をしっかりと受け止められる心理学の知見が蓄積されてくるであろう。
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10年前の今日の記事

2018-09-22 | 認知心理学
●認知的体験(  )01/11/29海保
「人文系学問を育てる」
少なくとも億単位の金はいらない。ほしいのは、
・プライドを満たせるポスト
・恒常的な少額のファンド
・人物交流のための仕組
・自由闊達な環境
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人間ってどんなもの

2018-09-16 | 認知心理学

人間ってどんなもの

人間はきわめて複雑怪奇である。有史以来、人間はこの複雑怪奇さを持て余してきたようである。人間をいろいろなものに「たとえ」て理解しようとしてきたのも、そのあらわれとも見ることができる。 
何かにたとえてみると、わけのわからなかったものが、たちどころにわかってくるおもしろさがある。

もっともよく使われた心理学でのたとえは、その時代の最先端の機械である。デカルトの自動人形によるたとえ、フロイトの蒸気機関車によるたとえ、そして通信システムから、現代ではコンピュータによるたとえ、という具合である。いずれのたとえも人間のある種の特性を機械の特性によって際立たせたものである。
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「海保博之」での著作検索結果

2018-09-07 | 認知心理学
「海保博之」での著作検索結果
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全73件
book

10キロやせて永久キープするダイエット

山崎潤子

生活実用 > 美容 > ダイエット

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仕事日記をつけよう

海保博之

ビジネス > 自己啓発 > 自己啓発

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朝倉心理学講座

海保博之

人文 > 心理 > 心理学一般

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マーケティングと広告の心理学 朝倉実践心理学講座2

海保博之

人文 > 心理 > 心理学一般

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漢字情報処理の心理学

海保博之

人文 > 心理 > 未分類

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プロトコル分析入門

海保博之

人文 > 心理 > 心理学一般

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わかりやすいマニュアルをつくる

海保博之

理工 > 機械 > 未分類

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認知的インタフェース

海保博之

パソコン > パソコン一般 > パソコン一般

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デザインと色彩の心理学 朝倉実践心理学講座3

海保博之

人文 > 心理 > 心理学一般

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人はなぜ誤るのか

海保博之

人文 > 心理 > 心理学一般

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日本語教育のための心理学

海保博之

語学 > 日本語 > 日本語

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ものづくり心理学

神宮英夫

人文 > 心理 > 心理学一般

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瞬間情報処理の心理学

海保博之

人文 > 心理 > 未分類
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こんな記事発見

2018-09-04 | 認知心理学
原田悦子・筑波大学教授のインタビュー記事です。
私への言及もちょこっとあるので、転載させていただきました。
探すのも大変かも。笑い
引用先は、「心理学ワールド」だと思います。

https://psych.or.jp/wp-content/uploads/2017/10/61-34-35.pdf

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●アルコール・ブラック・アウト

2018-08-31 | 認知心理学
アルコール・ブラック・アウト

飲んでいるときには、調子よく相手と話ができる。なんとか電車に乗って我が家にたどりつくこともできる。相手と話を合わせたり電車に乗るために、必要な知識を長期記憶から引き出し、短期記憶で情報の加工をすることはできる。
ところが、加工した結果を長期記憶へ戻せないために、翌日、酔いがさめても、自分が昨晩何を言ったのか、何をしたのかがまったく思い出せないということになる。短期記憶から長期記憶への情報の転送路が、アルコールのために機能低下を起こしてしまったと考えられる。
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未来のための哲学講座 命題集さん: 基礎編 未来のための哲学講座」ブログ紹介

2018-08-17 | 認知心理学
 
未来のための哲学講座 命題集さん: 基礎編 未来のための哲学講座
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ハンドル名 未来のための哲学講座 命題集 さん 送信
ブログタイトル 基礎編 未来のための哲学講座
ブログURL https://sententiarum2.blogspot.jp/
サイト紹介文 命題集,真に拠り所とすべき情報群,事実群,処世術集,忘れ去られた夢や理想の発掘
自由文 Collection of propositions of great philosophers
参加カテゴリー
・ 哲学・思想ランキング 355位 - 11999サイト中
哲学ランキング 10位 - 520サイト中
心理学ランキング 9位 - 344サイト中
・ 科学ランキング 46位 - 2036サイト中
脳科学ランキング 2位 - 83サイト中
・ 総合ランキング 18606位 - 944411サイト中 ランキングポイントを見る
更新頻度(1年) 情報提供405回 / 230日(平均12.3回/週) - 参加 2017/12/26 14:41

未来のための哲学講座 命題集 さんのブログ記事
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●2018/08/12 23:23無数の潜在的な知覚情報と記憶から、まず気づきの外で情報選択がなされ、注意によってある項目が意識にのぼる。特定の一時点においては、一つの意識的な思考のみが可能であるにすぎない。(スタニスラス・ドゥアンヌ(1965-))
意識と、無数の潜在的な情報【無数の潜在的な知覚情報と記憶から、まず気づきの外で情報選択がなされ、注意によってある項目が意識にのぼる。特定の一時点においては、一つの意識的な思考のみが可能であるにすぎない。(スタニスラス・ドゥアンヌ(1965-))】(4)ある項目が意識にのぼり、心がそれを利用できるようになる。私たちは基本的に、特定の一時点をとりあげれば、一つの意識的な思考のみが可能であるにすぎない。それらは、言 [続きを読む]
関連キーワード 特定潜在選択  >>もっと見る

●2018/08/12 22:34睡眠中の脳波を発生させている神経活動の周期を、アストロサイトが協調させている。(R・ダグラス・フィールズ(19xx-))
アストロサイト【睡眠中の脳波を発生させている神経活動の周期を、アストロサイトが協調させている。(R・ダグラス・フィールズ(19xx-))】(1)外部からいっさい刺激を与えていないのに、視床内部のアストロサイト網を、カルシウムウェーブが周期的に駆け抜ける。(2)隣接するアストロサイトをカルシウムウェーブが通過するのに合わせて、ニューロンの電位が変化する。 (2.1)アストロサイトが、神経伝達物質グルタミン酸を放出する。 [続きを読む]
関連キーワード アストロサイト脳波神経伝達物質  >>もっと見る
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会話の知的機能「心の風景」

2018-08-17 | 認知心理学

会話の知的機能「心の風景」

 会話そのものが、言葉という知的道具を使うのであるから、きわめて知的なのだが、さらに、会話の中身が、知的活動を支援したり、活発にさせたりする機能を果たしている。これが会話の知的機能である。

 その一つが会話からの情報収集である。
 形式的かつ体系的な情報は本や雑誌などから得られるが、「生きた情報」は、会話からしか得られない。ここで、「生きた情報」とは、信頼性は高くはないが、即時性(5W1H)があり、その人の評価があるような情報である。女性が得意とする会話のかなりの部分は、これである。

 会話の知的機能の2つ目は、自分の考えを話したり、聞いてもらうことで、そのおもしろさや新規性をチェックしてもらったり、それによってさらに新しい着想を得る、いわば、知的触発機能である。
 問題意識があれば、人からのほんの一言、あるいはうなずきでも知的に触発される。それを会話の中でやろうというわけである。
 学会などでの仲間との会話がこの典型である。

 3つは、会話によって、知識を相手に移転する機能である。
 知識を共有できる人が自分の回りにどれだけいるかは、自分の思考を高度化するためにも必須である。与えるものが大きければ、得られるものも大きい。これは、会話相手次第のところだある。

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情動的共感と認知的共感

2018-08-15 | 認知心理学
思考のためのメモです。


共感をここでは狭義に定義する。

相手の人と同じ気持ち(感情状態)になるということである。情動的共感と呼ぶこともある。
 
それに対して、(ブルームは?)思いやりや配慮のことを「認知的共感」と呼び、他者の心の中で起きている事象を感情を挟まずに評価する能力としている。

(ブルームは社会心理学者・発達心理学者)

(無藤先生facebookより)

@@

類似概念で
視点取得という概念を思い出した。
相手の視点にたって状況をみるということだったと思う。
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●注意(attention)」学生による解説

2018-08-11 | 認知心理学
  

注意(attention)

〇C君により解説

注意という言葉は日常でも良く使われている言葉です。心理学の世界で注意に関する研究が行われるようになったのは20世紀中ごろになってからです。

注意には2つの側面があります。「焦点的注意」と「注意の分割」です。

焦点的注意とは、ある1つの対象に注意を集中させることに関するものです。それは、主に視覚的なもの、聴覚的なものがあります。例えば、一度にいくつかの違う情報が耳から入ってきたとき、その中からひとつの情報をうまく選択して聞き取ることができるのは、焦点的注意の働きがあるからです。

注意の分割とは、同時に生じる2つ以上の刺激のすべてに注意を向けて、同時にそれらの処理を行うということに関するものです。ここでポイントになるのが注意資源という考え方です。人間が持っている情報処理の容量には限界があり、その決まった量をいくつかに分けて情報処理を行っているというのが、注意資源の考え方です。この量が多ければ多いほど同時にいくつものことをできます。例えば、車の運転になれていない人は運転しながら会話をすることは難しいでしょう。これは、運転初心者は運転することに注意資源がかなり必要なため、会話に注意を分配できないからです。またこの注意資源は、補給されたり消費されたりするものです。そのため長時間集中するときには休憩を入れるなどして注意資源を蓄える必要があります。(YN)

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〇B君による解説

人間は,目や耳などのから入力された膨大な情報のすべてを処理しているわけではなく、生活するのに必要な情報を 選択的に処理しています。この選択をする行動が注意です。

人間の情報を処理する能力には限界があるため、注意には範囲があります。注意の範囲が広くなればそこでの情報分析能力は粗く、注意の範囲が狭くなれば詳細な情報分析がなされる、と考えられています。注意の範囲は、ストレスあるいは覚醒レベルによって影響を受けます。たとえば、ストレスが溜まっていたり、眠かったりすると注意の範囲は狭くなります。

また、私たちは特定の情報だけに注意をむけ、そのほかの情報を無視も出来ます。たとえば、大勢の人間が話をしている場所で、自分の名前だけが聞き取れた経験があるでしょう。この場合、あなたの注意は自分の名前にだけ向けられていて、そのほかの情報は無視されています。これをカクテルパーティー現象といいます。

人間の注意の状態をリアルタイムで客観的に推定することは、作業をしている場面での事故防止や作業効率の向上などに役に立ちます。現在では、脳波の状態も含めて、注意の状況を総合的に調べる研究も行われています。(TK)

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〇A君による解説

注意という語は日常的に用いられる用語ですが、心理学の立場からは、すでに今から100年ほど前に、ウィリアム・ジェームスによって説明されています。それは、『注意がどんなものであるかは、誰でも知っている。それは、同時に存在しうるいくつかの思考の対象や連鎖のうちの一つを、明白かつ鮮明な形で心にとらえることである。意識の焦点化、集中が注意の本質である。それは、ある事柄を効果的に取り扱うために、それ以外の事柄を引っ込めてしまうことを意味する。』というものです。

なかなかこれを聞いても良くわからないと思うので、ここで一つ例を挙げて説明してみたいと思います。それはカクテルパーティー現象というものです。多くの人々が集まったパーティ会場では、あちらこちらに人の輪ができて、にぎやかに談笑が行われています。会場全体がかなり騒々しさに包まれていますが、そのなかで誰かと話に夢中になっているときには、周りのほかのグループの話し声やざわめきはあまり気のなりません。また、たまたま隣のグループの話題が自分の関心事であることに気が付き、そちらで交わされている会話に耳を傾けると、急に隣の人の声が大きくなったわけでもないのに、そこで話されている内容が理解できるようになる、というものです。

この例でもわかるように、注意には2つの側面があります。ひとつは、周りの騒々しさが気にならなくなり、話している相手の声がしっかりと聞き取れるようになる焦点的注意ともうひとつは、相手と話しながらも、隣のグループの話題にも耳を傾けることができる注意の分割と呼ばれるものです。(SA)

  
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