心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

連想

2009-02-28 | 認知心理学
ある知識に注意が向けられていても、それにリンクを張っている別の知識が自然に活性化してそちらに注意を向けさせてしまうのです。
 たとえば、ペットの犬のことを考えたとします。すると、犬と意味的に近い猫も活性化します。犬の色である白も活性化します。散歩も、吠え声も、おっくうという気持ちも、――――ありとあらゆる語彙(知識)が、その程度はまちまちですが、どんどん活性化してきて、そちらに注意を向けさせようとします。
 これが連想となって頭の中をかけめぐります。
 こんなことが続くと、頭の中は、連想されたがらくたな知識で一杯になってしまいます。時にはそうした困った状態になることもないわけではありませんが、普通は、注意量の制約と自己コントロールが働いて、統制のとれた思考ができています。
 注意量の制約とはこういうことです。
注意量には限界があります。いくらたくさんの知識が活性化しても、そのすべてに注意を払うわけにはいきません。一度には、活性度の高いほうから順にぜいぜい数個程度にまでしか注意を向けることは出来ません。
 さらに、自己コントロールも働きます。何に注意の焦点を当てるかを自分で決めることができます。さらに、とりあえず、不要な知識はただちにその活性度を低下させることもできます。
 こうして、連想をコントロールしながら、頭を元気にしているのです。


管理職になりたくない

2009-02-28 | 心の体験的日記
降格
いやなことばである
大学ではごく普通に、管理職を2,3年やったら元に戻る
順番管理職が普通
副校長から平教員に降格を望むケースが増えてきているというニュース
あって当然だと思う
それが普通の会社でもひろがってきているらしい
あって当然だと思う

管理職のプロも絶対に必要ではある
しかし、やってみてだめ、つまらないということもある
平に戻って仕事のプロになればよい
ゆるい昇任制度はあってもよいとは思うが
それを日々意識させて仕事をさせるのは行き過ぎ

こういう柔軟さがどの組織でもあって当然だと思う

かくいう自分
管理職にはあまり向いていない
でもしかたなく
ということもある

参考 gooニュースより
管理職を希望しない男性はひそかに広がっている。東京都では2001年から「希望降任制度」を導入しており、将来を嘱望されていた課長が、自らの希望で主任に降格する事例も出ている。公立小中高校の校長や教頭にも「希望降任制度」があり、2006年度には84人が利用した。だが、民間会社では、社員の降格を認めるようなケースはほとんどなく、出世階段を登っていくという一方通行が「普通」と考えられている。

5r年前の昨日

2009-02-28 | 心の体験的日記

●今日の寄贈本04/2/26海保
紺野登著「創造経営の戦略---知識イノベーションとデザイン」ちくま新書740円
企業の中に蓄積されている知識をいかに組織化して共有するか(知識マネージメント)、さらにそれをいかに活用すれば、創造的な企業になれるのか。知の科学の応用分野としても、興味がある。野中氏と共に、この分野の開拓と啓発に活躍している
紺野氏の労作。ビジュアルがすばらしい。「経済的停滞を許す大きな原因のひとつは、産業創造性の欠如ではないかと思う」(表紙より)
●認知的体験 04/2/26海保
「歴史をたどる」
知の科学の歴史の原稿を書き終った。よくやるように、50年代はこれこれこう、60年代はこれこれ、とやると、たとえば、61年や67年をどちらに入れるか迷う。またある仕事がある仕事から影響を受けているはずなのだが、それを証明するものがない。結局のところは、本人から聞くしかない。何年に何が、を連ねてもおもしろくないので、推測で影響ありを匂わすような書き方になる。ここでも、司馬小説は凄いと思う。竜馬がこういうと勝がこう応えた、なんて見てきたような「嘘」??を平然と書き連ねていくのだから。
@@@@
ガードナーの「認知革命」は、聞き取り本である。それだけに迫力があった
翻訳していて、これほど興奮した本はなかった。
今、」古本で、高値がついているのもうなずける。

●認知的体験 04/2/26海保
「まだ花粉症は大丈夫」
薬をすでに2週間前から飲んでいるからか、まだ症状はでてこない。周辺ではマスクの人をみかけるから、もうはじまってはいるのだろうが、自分はまだ大丈夫。このままいってくれると助かるのだが。昨夜、私の花粉症対策という番組が放映されていた。みなさん、いろいろ苦労されているのをみて感激。しかし、どれも真似しようとは思わなかった。ニュースでも花粉飛散状態が地図でみせていたから、来週あたりは自分にもくるかも。
●認知的体験 04/2/26海保
「目の調節が難しい」
本を読むときは裸眼。パソコンを使うときは、遠視めがね。歩くときは、裸眼。ただし、顔の見分けがつくのは10mくらいになってから。TVをみるときは、めがね。一つのめがねですべてがまかなえるといいのだが。
@@@
5年たった
TVは裸眼以外、いまでも同じ状態

 ●4つの時間

2009-02-27 | 健康・スポーツ心理学
 ●4つの時間  
我々は4つの微妙に異なる時間をもっている。  
一つは、時計時間である。時間というときには、普通は、この時計時間のことである。1656年、ホイヘンスが発明した振り子時計に、その始まりがある。  
2つは、生理的時間である。これは、いわば脳の中にある時計が刻む時間である。サーカディアン・リズム(circadian rhythm;概日リズム)として知れているが、1日の長さは、時計時間のそれよりほんの少し長いらしい。  
3つは、気象時間、あるいは自然時間とも呼ぶべき時間である。地球の自転と公転によって刻まれる時間である。  
さらに、心理的時間もある。同じ10分でも、熱中しているときと退屈しているときとでは、心理的には同じ時間のようには感じない。  時計時間と後者の3つとの間の微妙なずれが、時間管理の不全を起こすことになる。  
たとえば、遅刻。心理的な時間のほうが、時計時間より短いときに発生する。  あるいは、寝坊。生理的時間が時計時間より短いときに発生する。

●4つの時間の使い分け  
時計時間、生理的時間、気象時間、心理時間は、それぞれの時間単位を大きくとれば、ゆるやかな対応がある。  
夏に太陽が出てくれば、それは、午前5時頃だし、眠くなってくればそれは夜の12時頃だし、勉強に飽きがくれば、60分くらいが経過しているし、というような具合である。  
近代人にとっては、時計時間が中軸となって、時と場所によって、他の3つの時間とゆるいつきあいをするのが定番である。  
たとえば、休息時には、生理的な時間に身をゆだねる。寝たいときに寝て、起きたいときに起きる。  遊びの時は、心理的時間に従う。時を忘れてプレーに熱中する。  
庭で草花を育てる時には、気象時間に従う。長い時間スパンで花の成長を楽しむ。   03/8/21海保

高齢者の心理特性

2009-02-27 | 健康・スポーツ心理学
高齢者の心理特性
①それまでの性格がますます顕著になる「先鋭化である。
②これまでの職業生活の中で抑制されてものが表面に出てくる「反動化である。
③いわゆる人格的な角がどれる「円熟化である。

アクセス数解析

2009-02-27 | Weblog
2009.02.26(木) 966 PV 310 IP 1761 位 / 1190239ブログ
2009.02.25(水) 1882 PV 326 IP 1694 位 / 1189668ブログ
2009.02.24(火) 1014 PV 296 IP 1991 位 / 1189103ブログ
2009.02.23(月) 1227 PV 303 IP 1983 位 / 1188539ブログ

1000、300の底近辺で小幅な動き

1000位外でもランクが付くようになった
これで毎晩、一喜一憂


なつかしい

2009-02-27 | 心の体験的日記
もといた大学から研究紀要が届いた
・研究論文がひどくなつかしい
  それだけ、いまは、研究環境からはなれているということ
・なんと、すでに3年たっているのに、まだあの頃の院生が論文を掲載している
・まったく知らない人が1,2名、スタッフとして名前が載っている


5年前の今日

2009-02-27 | 心の体験的日記
●認知的体験 04/2/27海保
「回数券が使いきれない」
11枚の電車の回数券の使用期限がせまっている。あと5枚も残ってしまった。節約意図が無駄になるのはくやしい。期限なしの回数券にしてほしいなー。バスの回数券は2つとも期限なしはうれしい。
@@@@
すいか 一本ですいすい
これに割引が付いたらいうことなし
しかし、これでJRは、莫大な資金を手に入れているはず

●認知的体験 04/2/27海保
「懇親会が多すぎる」
酒は嫌いではない。懇親会も嫌いではない。それにしても、3月の数の多さには閉口。もっと気のきいた懇親はできないものか。ランチ懇親会とか。温泉懇親会とか。
@@@@
でも、これが世間の義理というもの
電車に乗れるのだからよしとしよう
来週から懇親会シリーズがはじまる


ヒューマンエラーに強い人とシステム

2009-02-26 | ヒューマンエラー
1.5 ヒューマンエラーに強い人とシステム 海保 メモ

●エラーに強いとは  
ヒューマンエラーを考える時に、図のように、エラーをおかす「人」と、その人の行為を受けとめて仕事をする「システム(道具を含む)」とに分けると、事態がよく見えてます。    

「不具合の発生過程」  「不具合からの回復過程」 人ー lー ー>システムーlーー>不具合ーー>人ーー>システムーー>回復   障壁      障壁        図1.5.1 不具合の発生過程とそれからの回復過程  

この図で、エラーに強い人とシステムという時には、人とシステムの間、さらに、システムと仕事の間にそれぞれ、不具合につながる人の行為、システムの振舞いに対して、不具合に直結しない有効な障壁を用意すること、さらに、発生してしまった不具合を押さえ込み、正常な状態に回復させることまで含めて考えてみることにします。  なお、エラーリカバリーファクター( error recovery factor)という概念があります。それは、定義的に言うなら、「エラーを一歩手前でくい止めたり、仮に、エラーをしてもそれを不具合、事故につなげない、さらにはーーーこれが、言葉からすると最も定義にふさわしいーーー、エラー、不具合からの回復をもたらす要因」ということになります。  
以下、エラーリカバリーファクターの概念を少し拡張して、エラーに強い人とシステムとはどんなものかを考えてみることになります。 :: 冗長化 意識の強化 エラーの影響緩和 等 p31参照 ::

●エラーをしない  
人はエラーをしますが、その発生の可能性を減らすことはできます。 一つは、自己努力によって、もう一つは、状況を変えることによってです。  自己努力を支えるのは、人に備わっているメタ認知力です。自分自身の心や行動について絶えずモニタリング(監視)をして、状況にふさわしいように自らの行動をコントロール(制御)することです。  メタ認知力をつける王道は、どんなエラーがどんな時に起こるか、そうすればエラーを防げるかなどについての知識を豊かにすることです。 その知識を活用して内省/反省する習慣をつけて、自らの心と行動のモニタリングとコントロールができるようにすることです。  「間合いどり」は、メタ認知を働かせで、PDS(plan-do-see)のサイクルにおける「プラン(これからやろうとする行為)」の妥当性をチェックする時間を取るための工夫の一つと言えます。  しかし、自己努力だけでは眼界があります。やはり、エラーが起こらないような状況作り、いわゆる3M( media,machine,management)についての配慮も必要です。

●エラーをしても不具合につなげない  エラーはただちに不具合につながるわけではあります。  まずは、メタ認知上の工夫があります。PDSのサイクルのおいて、 「see(確認)」を確実におこなえば、少なくとも、うっかりミスは、訂正行為が可能です。  さらに、ほとんどの仕事は、システム(道具)を介しておこなわれますから、そのシステムを適切に設計すれば、エラーが不具合に至るのを防げます。  たとえば、車のハンドルに組み込まれているような、冗長化(遊び)という工夫があります。  あるいは、誤って転んでも怪我をしないように、マットを敷いておくような、緩和化という工夫もあります。
●不具合の被害が拡大しない
●不具合からの回復が速い
●不具合の発生要因の分析と対策が的確かつ迅速

未完

第2回 知覚管理不全

2009-02-26 | ヒューマンエラー
リレー連載;第2回 
ヒューマンエラーを事故につなげないために ---心理安全工学序説
第2回 知覚管理不全

はじめに  
5感(視聴嗅触味)情報に基ずく知覚は、外界の「正確な」コピーではない。それは、まぎれもなくエラーに満ち満ちた世界であるが、見方によっては、生き残りのために人が作り出した見事な適応的世界とも言える。  その世界はメタ認知がほとんで機能しない。無意識的かつ自動的な認知活動だからである。それだけに、知覚管理不全による事故は、自己管理の不全よりも、人の知覚特性を無視した外部環境の設計不備にもっぱらその責を負わされることになる。  なお、本稿では、紙幅の関係で、視覚に話を限定するが、他の感覚モダリティでも基本的な考えは変わらない。

●見えるようにする---視認性支援  
見せたいものが、暗がりにあったり、小さかったりすれば、見落とされる。こんな当然のことが忘れられてしまうことがある。  たとえば、昼夜間で作業が行なわれるとき、昼間はよく見える危険表示も、夜間になると見えにくくなり、事故というような例。  あるいは、文字の大きさも、見る距離(視角)によって、その心理的な大きさが変わることを無視して、見落しエラーによる事故というような例。  いずれについても、その対策は、自明のことなので、省略するが、こうしたごく当たり前のことも、きちんと安全管理のチェック項目として入れておく必要がある。

●見えの予測をガイドする---予測支援  
知覚は、静止した状態よりも、動きながら行われていることのほうが多い。そこでは、普段はほとんど意識できないが、次の適切な動きの予測を支援するための情報の取り込みが行なわれている。暗がりを歩くとそのことがよくわかる。  自然の環境ではその予測がはずれることはあまりないが、人工的な環境では、突然、段差が出てきたり、急カーブになったりすることがある。これも、事故につながる。  道路の予告信号のように、表示によって知覚の予測を支援することが多いが、表示などなくとも自然に適切な予測ができるように人工的な環境を設計することが、人の知覚特性に配慮した環境設計の王道である。

●見た目の自然なまとまりを利用する---ゲシュタルト効果支援  
似たもの(類似)、近くにあるもの(近接)、囲まれているもの(閉合)、対称なもの(対称)、連続したもの(よい連続)は、一つのまとまり(ゲシュタルト)として知覚される。  掲示板などでは、このゲシュタルト効果を活用すると、伝達効果があがる。 図1 ゲシュタルト効果を活用した掲示例

●違いを際立たせる---弁別支援  
文字形の「右」と「左」は、字の概形が似ているので、弁別には不適である。  男女のトイレの場所の指示も実にいろいろある。あごひげの絵と口の絵、スカートとズボン、ピンクと青などなど。それだけを単独で見せられたら何のことがわからないが、しかるべき場所で両者を同時に見ることができれば、弁別はできる。  選択枝が2つしかない状況では、とりあえずは違いだけがすぐにわかるようにする。その上で、いずれがいずれかがわかる(識別)ように工夫することになる。  図2 違いを強調した例

●概形情報と特徴情報だけを際立たせる---識別支援  
人はすべての外部情報を取り込んで処理しているわけではない。特に瞬間的に取り込むのは、概形情報と特徴情報だけである。  道路の行き先表示では、簡略文字を使うことが多いが、簡略の仕方が、概形と特徴をうまく際立たせて成功している。  文字だけでなく、似顔絵にみられるように、絵などによる表示でも概形と特徴が大事である。  こうした知覚特性を忘れて、たくさんの情報を提供してかえってそれがノイズ(情報ノイズ)になって、肝心の情報を見落とさせてしまう。 図3 イラストは概形と特徴をうまく強調する

●刺激が存在する周囲の環境に配慮する---文脈効果支援  
ある対象を知覚するとき、その対象だけを知覚するわけではない。対象をとりまく環境も同時に知覚する。それが、対象そのものの知覚を「歪める」。  よく知られている例は、対比である。色で言うなら、青地に黒、白地に青は文字の読み取り精度を高める対比である。  錯覚もよく知られている。道路などでは、錯覚をうまく利用すると、心理的な速度感を狂わせて安全速度に誘導することもできる。   図4 塀の高さは同じに見える?

●見たものが現実と対応するようにする---同型性効果支援  
知覚の世界は外界とアナログ的な同型対応をしている。右にあるものは右に、大きいものは大きく見えている。  ときおり、案内表示などで、この知覚特性を無視したものを見かける。表示の前で首を傾けたりして、地図を傾けてなんとか外と内との同型性を作りだそうしている。   図5 どうちらが大きい? 

●見た目をよくする---感性効果支援  
そこには自分を貶めるリスクがあることを本能的に知っているからであろうか、汚いものは見たくないし、近づきたくないと思うのが人のさがである。知覚にも感性的な要素が微妙に影響している。  たとえば、危険表示でもそれが汚れていたり、下手な文字で書かれていれば、見るのもいやとなる。  作業現場などは黙っていれば汚れる。汚れの中にエラーや事故の種が隠蔽されてしまい、何かのときにそれが顕在化して事故が起こってしまう。 *****本文100行 17行不足は図用のスペースで調整

これはうまい

2009-02-25 | 心の体験的日記
最近いかざるをえなくなったスーパーの隣に肉屋がある
スーパーにも肉はあるのになー
と思っていた
はっと気が付いた
もしかすると、この肉屋は本まものかもと

サーロインステーキ2000円
これが抜群にうまい
さらにコロッケも美味
1週間に1度はかよっている