行動経済学が考える「人」は違います。感情に振り回されることもあるし、しょっちゅう判断を間違える。時には飲みすぎて二日酔いになる。人間には「心」があるのですから、仕方ありません。まさに「にんげんだもの」ですよね。
だから、伝統的な経済学が仮定する「人」は恐らく、人類ではないのですよ。合理的で、頭が切れて、常に「効用」を「最大化」できる「イーコン(Econ)類」とでも言うべき、「人類」以外の別の生き物なのです。相田みつをさんは、行動経済学が想定する「人類」を、実にうまく表現しているのです。
(リチャード・セイラー;行動経済学者)
だから、伝統的な経済学が仮定する「人」は恐らく、人類ではないのですよ。合理的で、頭が切れて、常に「効用」を「最大化」できる「イーコン(Econ)類」とでも言うべき、「人類」以外の別の生き物なのです。相田みつをさんは、行動経済学が想定する「人類」を、実にうまく表現しているのです。
(リチャード・セイラー;行動経済学者)