うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

夏休みの自由研究 2 ...(10161)

2010年07月22日 17時28分24秒 | うべプラネタリアン
銀河の模型は面白いが、縮尺を考えるとまた楽しいアイデアが浮かぶ。
例えば、天の川銀河は、中央部が厚みのあるどら焼き型、あるいは凸レンズ型とされ、
その直径は10万光年という。
となりの大銀河アンドロメダ銀河まで230万光年。アンドロメダ銀河も同じようなどら焼き型の渦巻き。
とすると、もし10㌢の天の川銀河を作れば、わずか230㌢離れたところにアンドロメダ銀河を置けばいい。
サイズは天の川銀河より一回り大きいだろう。これならまあ簡単だ。
縮尺はまるで違うが、10㌢の太陽を作ればとなりの太陽まで3000㌔も離れていることを考えれば、
銀河同士の相対距離はひどく詰んでいる感じだ。つまり作りやすい。

夏休みの自由研究....(10160)

2010年07月21日 21時51分37秒 | うべプラネタリアン
うべプラネタリウムに集う天文ファンの少年少女達から、夏休みの自由研究のテーマについて、
どうしたらいいんだろうと質問を受ける。何をしたいかを明確に言って来る子はかわいい。
漠然と何がいいかねぇでは、応える方も面白くない。
今宵、天体観望会に来たAYAさん(小5)は「銀河が好きなの、だから銀河のいろいろな姿を
分類したいんだ」という。こんな要求に会うとドキドキしてしまう。
全面協力を惜しまぬととりあへず約束した。
別れ際に、銀河の模型をアクリル板にビーズで作ってみたらいかがと提案した。
何、簡単さ。濃紺のアクリル板に渦巻き状に糊を塗りたくり、その上から色とりどりの
ビーズや銀粉入りの壁材をぶち撒けばいい。中央部を濃く塗り盛れば完璧だ。
アクリル板の裏表に同じように作れば、更に立体的(空間的)になるだろう。
そして、渦巻きの周辺近くに星のスパンコールでも貼り、「太陽」と描き示せば100点。
はなまる付きだ。やったんさい。

さぁさ、地獄の夏休み....(10159)

2010年07月20日 20時01分25秒 | うべプラネタリアン
今日多くの小中学は終業式。明日から夏休みの始まり。
明後日(7/22)から、プラネタリウムは、夏休み特別投影だ。
普段毎週日曜日のみの投影だが、夏休み期間中は、日・月・火・木・金投影する。
週5日投影が8月31日まで続くわけだ。時間はいつも14:00~15:20。
ただし、旧お盆(8/13~18)は休む。
夏休み投影を始めたのは2004からだからもう6年続いているが、
一日たりとも入場0人ということはない。だから、続ける気力の素になるし、
プラ解説業務を余人に無理強いできないのだ。
今年は皆既日食はないが、ペルセウス流星群(8/12夜)が月明かりの邪魔がないので、
プラの解説に加えて夜の一般観望会も大忙しになりそう。
かてて加えて三男夫婦達も帰宇するらしいから、今年の夏休み、大わらわの楽しい地獄の
賑わいになりそう。

ストーンサークル初冬....(10158-3)

2010年07月19日 20時44分44秒 | うべプラネタリアン
ここを訪れたのは、昨年11月始めだった。
サークルの中心に入ることはできないが、ほんの20メートルくらいまでは近づける。
前の㌻の夏至点の石には、ガードマンの目を盗んでちょいロープをまたげば、
触ることもできるくらい近づける。しかし、東洋の紳士はそんなこたぁしないほうがよろしい。
というわけで、10158-1のNASA掲載写真と同じアングルを捜すと、
ちゃんと撮っていた。添付画像だ。
この画ではよくわからないが、前㌻の夏至点の石は、巨石群の横に渡した石の下部に
見えている。画像の真中央部。つまりこの撮影アングルは西側から東側を狙ったもの。

ストーンヘンジ夏至の太陽...(10158-1)

2010年07月19日 20時16分38秒 | うべプラネタリアン
いささかタイミングがずれたが、NASAのHP APODに「ストーンヘンジの夏至の太陽」が
載っていた。添付画像がそれである。
ストーンヘンジはロンドン郊外約100㎞くらいのところにある巨石遺跡で、
アングロサクソン以前というが、何のための何の遺跡かさっぱりわからない。
巨石は円形にならんでいて、真夏の東に太陽の昇る位置に、一つ離れて巨石が立っている。
それから類推するところ、天文施設ではなかったかという。
太陽の位置を示すのは、ほかにも秋分点の石もあり、今は残っていないが
冬至点も春分点もあったとすると、まさしく古代の呪術的な天文施設かと思われる。
また、天文屋としてはそう思いたい。

梅雨明け・星空....(10157)

2010年07月18日 16時58分02秒 | うべプラネタリアン
今日梅雨が明けた。
朝から雲のかけらもない青空、たっぷりの紫外線。
今夜は、星空指数は良くないので望遠鏡は開けないが、今の予定では7/21(水)に会館で
観望会を開催する。時間は19:30~21:30。月齢は9。必ずしも条件は良くないが、
久しぶりだから楽しみだ。水金火土星を確認しよう、火星土星はやがて見納めか。
この予定は、7/20にネットワークでお知らせする。

ISS good chance....(10156)

2010年07月17日 13時12分46秒 | うべプラネタリアン
本日(7/17)20:00 ISSが宇部上空 南に低い位置をとおる。
低いから あまり明るくない(-2等級)し、時間的に空も明るいのだが、通過コースがいい。
画像の通り、金星をかすめ、火星をうかがい、土星に挨拶して、月のそばをとおる。
画にすればきっと面白いと思う。誰かトライしたらいかが。
その時、会館では、近くの幼稚園児に星を見せる会(18:45-19:30)を催し、
月齢5の月を見せる予定が入っている。
今日は、梅雨明け直後の晴れた夕べになりそうで、ちょうど都合がいいから、
この㌻を見た方、会館にいらしたらいかが。

HAYABUSA....(10155-2)

2010年07月16日 23時20分44秒 | うべプラネタリアン
はやぶさのDVDを細かく見ると、製作の気配りの万全さに舌を巻く。
スイングバイの際のイオンエンジン停止の様子はなかなかのもの。
ターゲットマーカーの数の変化も時間の経過とともに良くできている。
はやぶさは、ターゲットマーカーを一つイトカワからはずしている。
ストーリーには語られていないが、そのあたりはCGではちゃんと描かれていて、
気に入った。
46億年前の太陽系創世期の説明で、バックの星空にすばるがあったのは、笑えた。
などなど星屋にはそれなりの視点があるのだ。
などなど超えて、よくできているなぁ....

HAYABUSA-Back to the Earth- ...(10155)

2010年07月15日 22時02分25秒 | うべプラネタリアン
アストロアーツ社から、タイトルのDVDが届いた。
なかなかいい。気に入った。すばらしい。
これが作られたときは、はやぶさは まだ燃えつきていないとき(6/13)だし、さらに、
イオンエンジンの完全停止と奇跡のリペアのこと(昨年末)もおそらく知らないときだと
思われる。また、最後の様子は実際の映像の方が格段の迫力だが、
ま、そんなことは超えて、このCGは良くできている。
1枚 3,400(送料別)もするので、わざわざ買うのは大変だから、仲間内で、
天文クラブ(明日7/16例会)や同好会の会合の際、みんなで楽しもう。
45分のドラマ。泣かせるぞ。