うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

等身大....(818)

2008年02月04日 22時12分29秒 | うべプラネタリアン
星の下では、どんなに背伸びをしたって、どんなに高圧的になったって、
たいしたこたぁない。
人間の差なんて、年齢であれ、性別であれ、知識であれ、腕力であれ、権力であれ、財産であれ、たいしたもんではない。
自慢という思い上がりと自己満足、羨望という絶望と甘え。恐怖という妄想と自己防衛。
すべて小さなこと。つまらぬこと。
大切なものを大切に慈しむ。このこと他に宇宙に普遍的なものはない。
私は常に誰とでも等身大でありたいと思う。
正道くんの「宇宙はどうしてできたの」という、5歳の時に発した素朴かつ深淵極まりない質問に、
一緒に向き合いたいと思う。そうして彼といつも友達で居られる。
だから、飛躍するが、私は「先生」と呼ばれるのは好きではない。
人は、私を呼びようがないから、そう呼ぶし、呼ばれれば、「はぁい」と
返事をするが、私の本心は、誰とも仲間でありたいのだ。
じゃ、どう呼んだらいい?とストレートに聞いてきた娘がいる。サエカだ。
「そうだなあ、“おじさん”でどや」と答えたから、彼女は、いつも「ね、ね、おじさん」と呼びかけてくれる。それがうれしいのだ。
画像は、木星とイオ、(NASA)>