山頂にある木と硝子で造られた礼拝堂「星嶺」
祖母が亡くなって50年ほどになります。
日蓮宗を信仰し、家の奥には大きな祭壇があります。
没後は、お袋がこの祭壇を守ってきましたが、既に2年が経ちました。
家の痛みが激しいので、近々、取り壊しをするつもりです。
古い仏壇を処分するため、先月お経をあげてもらい、仏具店に引き取ってもらいました。
祭壇の廃棄のことも気になり妙見山に問い合わせると、燃える物を持ってくれればご祈祷してくれるという。
祭壇の前へ来ると、子供の頃のことが思い出されます。
体調が悪くなると、祖母が「南無妙法蓮華経!」と何度もお題目を唱えて、数珠で擦ってくれてくれました。
不思議と、しんどいのが和らいで楽になりました。
小学校3年生の時に建て替えをしましたが、祖母は古い家を残すことにこだわり、継ぎ接ぎの家となりました。
今から思えば、信仰していた祭壇を残したかったのだと思います。
境内から見える景色(平地にはビッチリと住宅が)
そんなことを考えていたら取り壊しすることに少し戸惑いがありますが、昨日、家人と二人で日蓮宗霊場の能勢妙見山へ行ってきました。
はじめて訪れましたが鳥居や狛犬があって、ここはお寺?神社なの?と迷います。
ネットで確認すると日蓮宗のお寺でした。
祭壇の中心に置かれていた日蓮大聖人の像と仏具数点を預けて、ご祈祷をお願いしてきました。
本殿でお参りをして、境内にいると厳かな気持ちになるのが不思議です。
ずっと気になっていた妙見山へのお参りが出来て良かったです。