
PCオーディオに取り組みます。
それは、JazzAudioさんと上様のPCオーディオを聴かせてもらって、CDを超える音質の良さを知ったからです。
ただ、お二人のような機器を揃える資金もないし、パソコンを組めるような技術力もありません。
JazzAudioさんはMac、上様はwindowsでやっています。
あっしは、二人とは違った方法でチャレンジすることにします。
パソコンはリナックスにします。
「USB同軸オーディオコンバーター」はキットを使った自作で、「DAコンバーター」は基盤完成品を使って安くあげます。
これにデジタルケーブル・USBケーブルやACアダプターなどを含めても15,000円程度で済みます。

今日、重い腰をあげて、製作に取り掛かりました。
広い場所が欲しいので、食堂のテーブルを使います。
ハンダゴテを握るのは何年ぶりでしょうか。
必要な物を準備するのに手間取りました。
基盤に、抵抗とコンデンサーを付けていきます。
抵抗値は色で、コンデンサー容量は本体の数値で判断しますが、小さくて見えません。
抵抗はテスターで確認し、コンデンサーは拡大鏡で確認できました。



真空管アンプは何度か自作していますが、もっと部品が大きいし、取付け場所も余裕があります。
この基盤は小さいので、半田付けがやりにくいです。
10個ほど半田付けをしたら、コツが分かってきました。
一旦付けたらやり直しができないので、慎重に進めました。

出来たUSBコンバーター基盤とDACコンバーター基盤を手元にあったプラスチィック板に固定します。
MacのUSBに繋いで音出しをします。
が、・・・全く音が出ません

ショートやイモ半田の文字が頭をよぎります。
パソコンで検索してみます。
3箇所も違っていました。
(1) 自宅にあったACアダプターを利用したのですが、センターがマイナスだったので動作しなかったのです。
(2) パソコンでUSB基盤の動作確認ができましたが、Macの環境設定でUSB出力にしていませんでした。
(3) 基盤を点検します。オペアンプをキット付属品から、お店の方お薦めの「MUSES8820」に変更したのですが、
片側が差し込み不十分でした。
これらを変えると、無事に音が出ました。
デジタルアンプでAV用スピーカを鳴らしていますが、音源がMP3にもかかわらず、いい音で鳴っています。

完動して、感動しました~

自分で作ったものから音が出ると嬉しいし、それが思った以上の音だと感動ものです。
たった1万5千円でこの音が手に入るのです。
自作にハマってしまいそうです・・・
音楽専用のリナックスパソコンにも期待しています。
カメオコンピュータ社が開発した「CaMeO#5」です。
そこの技術者が月末に来てくれることになっており、とても楽しみにしています。
後日、その報告をさせていただきます。
これからの一連の記事によって、皆さんがPCオーディオに取り組まれる呼び水になればと思います。