憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

島か❔岩か❔

2023年08月08日 05時29分00秒 | 自然・アウトドア

8/8(火)  21℃   晴れ

 おはようございます。
 なんだか、台風6号は進路を北にとり、朝鮮半島方面へ行くみたいな予報に変わりました。このまま、予報通り移動、早く移動してくれたら被害も少なくて済むんだけどなーって考えてます。
 しかし、新たな熱帯低気圧が太平洋上に出来てるみたいで、このまま発達すると台風🌀7号となりそうです。この台風の進路は関東方面を掠めるように北上するらしいので、中国地方は安泰かな?
 畑に簡単なパイプにビニールを被せてトマト🍅を栽培してますが、台風6号が来るからビニールを外して欲しいとの要望で外しはしましたが心の中では来ないだろうから外す必要無いのにと思いつつ実行😵😠😖。
 また取り付けて欲しいと言われるんでしょうが、年寄りに振り回されてる感じです。
 まぁ、言われるまでしないようにしておきましょう😅。


 次なる台風7号ですが、これから小笠原諸島付近を通り北上するみたいですが、小笠原諸島の南にある小さな島が国の境界になっていることを知っておられますか?
 今から20年以上前に、湯来出身の方と用地交渉したことがあって、この方がこの島を侵食から守る維持工事を担当したんだと聞かされ、1冊の本を自費出版され、頂いた本を読ませて頂いたことを思い出しました。頂いた本を何処に仕舞っているのかさえも覚えていないんですが、今回の台風7号の進路を見てこの島が無くなると日本に及ぼす損失が大きいんだと力説されてたことを急に思い出した次第です😅。
 なかなか、調べる🔍️機会もないのでちょっとだけ調べてみました。
(Wikipedia)
 沖ノ鳥島は、東京都心部から1,740キロメートル、硫黄島から720キロメートル、フィリピン海プレートのほぼ中央、九州・パラオ海嶺上に位置する、太平洋の絶海に孤立して形成された南北約1.7キロメートル、東西約4.5キロメートル、周囲約11キロメートルほどの米粒形をしたサンゴ礁の島である。北回帰線の南に位置するため、長らく日本で唯一熱帯に属していた。
 干潮時には環礁の大部分が海面上に姿を現しているが、満潮時には礁池内の東小島(旧称・東露岩)と北小島(旧称・北露岩)を除いて海面下となる。
 沖ノ鳥島は過去100年あたり1センチメートルという、地盤沈下が極めて小さいことでも知られ、地球温暖化に伴う海面の水位変化を調べるのに役立っている。
 1999年から2002年のGPS調査によると、沈降こそないものの、N70°W5.0センチメートル/年(1年間に進む距離が、真北から西へ70度回った方向に5センチメートル)で西北西に移動していることが確認されている。
 島周辺は海面と海底の海水の温度差が年間を通じて20℃ほどあり、海洋温度差発電にふさわしい条件が揃っている。
 なお、「沖ノ鳥島」として公式に記載されたのは1929年(昭和4年)のことなぜ沖ノ鳥島と言われるようになったかは不明だそうです。

 「島」「岩」の違い
 第121条 第1項:島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう。
 第121条 第3項:人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。

 日本国はこの第121条1項の定義に従って沖ノ鳥島は「島」であるとし、国連海洋法条約発効に併せて制定した「排他的経済水域及び大陸棚に関する法律」(平成8年法律第74号)によって、沖ノ鳥島を中心とする排他的経済水域および大陸棚を設定した。
 しかし、沖ノ鳥島が同3項の「岩」に当てはまるとすれば、沖ノ鳥島は領海は有するものの、排他的経済水域や大陸棚を有しないということになる。
 海洋法専門家でハワイ大学マノア校教授のジョン・ヴァン・ダイクは、1988年1月21日のニューヨーク・タイムズで「沖ノ鳥島――せいぜいキングサイズのベッドくらいの大きさしかない、2つの浸蝕された突起から構成される――」と、独自の経済的生活を維持することのできない居住不可能な岩という記述に間違いなくあてはまるので、200海里の排他的経済水域を生み出す資格を与えられない、と主張した。ダイクは同様の主張を繰り返し、その意見は2005年2月16日のウォール・ストリート・ジャーナルで「日本の立場は、イギリスが1990年代にEEZの主張を諦めた、大西洋のロッコール島の例に酷似している」「沖ノ鳥島のEEZをもっともらしく主張することはできない」として紹介されている。こうした意見に対して日本国政府は、「岩」の定義が同条約上に存在しないことを根拠に、沖ノ鳥島の排他的経済水域を主張しているそうです。
 2003年以降には、中国および韓国の2か国が日本の主張に対する異議を申し立てるようになているようで、両国は、沖ノ鳥島が日本の領土であることは認めるものの、それは国連海洋法条約第121条第1項の「島」ではなく、同条第3項の「岩」であり、沖ノ鳥島周辺に日本国が排他的経済水域を設定することはできないと主張しているそうです。大国は東シナ海の小さな島を埋め立て、基地を作ってしまいましたが、正に岩なので何処の国の領土では無いので作ったと主張しているみたいです。
 同条約には、島に関する以下のような条文も定められています。
 沖ノ鳥島の北小島・東小島に設置された鉄製消波ブロックやコンクリート製護岸・チタン製防護ネット、および観測所基盤・観測拠点施設については、この条文に記された人工の「構築物」に該当するので、沖ノ鳥島の本体は自然に形成されたものであるため、この条文には該当しません。
 第60条 第8項:人工島、施設及び構築物は、島の地位を有しない。これらのものは、それ自体の領海を有せず、また、その存在は、領海、排他的経済水域又は大陸棚の境界画定に影響を及ぼすものではない。

 国の境界がこの島まで及ぶかどうかで、漁業エリアが大きく違ってきます。小さな島であっても、その存在は大きいんだ、その保全工事を自分たちと会社で行ったんだと力説されてたことを今更ながら思い出しています。あの時の話と写真では侵食防止のため円形のセメントで囲んだ構造物がされてた記憶があるので、冒頭の写真とは記憶が違ってます。
 昔の何でもないつまらない事は思い出すのに、最近の必要な事は思い出せないもどかしさ、歳は取りたくないものです😖。


 湯来に直接関係の無い話題でしたが、湯来出身の頑張って仕事しておられた方を知っていただきたく思い書き込みしてしまいました。
 今日も暑い1日になりそうです。熱中症対策をして過ごしましょう。


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