憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話「ごんべえの昼寝」

2010年07月29日 07時15分00秒 | 雑談
7/29(木)23℃


 おはようございます。
 適度な雨が降り、過ごしやすい日が続いてます。
 湯来のような農業地域では適度な雨が降ってくれることは大歓迎で、田んぼへの取水も気にしなくてすむし、トマトのお尻の部分に切れ込みが入ることなくスクスクと成長しています。何事においても「適度(適当ではありません)」がいいことです。
 テキトー男が言えば、信憑性がないかな????


                湯来に伝わる民話「ごんべえの昼寝」

 むかし、志井の人たちは百章仕事の合間をみては、共同で炭焼きの仕事をしていました。ごんべえさんたちも滝谷山のふもとに4・5人で炭窯を造り、できた炭は大橋まで運びそこから川舟で広島に出していました。
 ある夏のはじめ、朝、夜明け前から山へ行き、木を切ったり、炭窯に気をつめたり仕事に精を出していました。
 「ぼつぼつ、昼にするか」五助さんが声をかけると、みんな山小屋に入って昼飯を食べました。みんな朝の涼しいうちから仕事をしたので、昼になると疲れて、おもいおもいの場所で昼寝をします。ごんべえさんも心地よい昼寝をしようと、山の平らなところを探して寝る事にしました。
 寝転んでみると足のほうに石があるので、起きてその石を除きました。
 「これでよし」
 とまた寝ころびましたが、今度は肩の所に木があるのが気になってしょうがありません。また起きて、その木を取り除きました。
 「やっと、邪魔な物は除いたので一眠りするかい」
とひとり言を言って寝ころびました。
 今度は、雲に隠れていたお日様が顔を出し、ごんべえさんを照りつけます。
 「暑つうてやれんのお」
 ごんべえさんは、今度は木の陰の暗いような所へ入って寝ることにしました。
 ところが、ブーン、ブーンとやぶ蚊が飛んできます。山小屋に行って着物を持って来て足にかぶせてやっと寝ようとしたら、他の人は仕事をし始めました。ごんべえはとうとう昼寝ができなかったとさ。


 ごんべえさんほどの神経質ではありませんが、寝苦しかったり、仕事やプライベートなことが気になってなかなか眠れない人もあると思います。冷たいシャワーをサッと浴びてみると気持ちよく眠れることもありますのでお試しあれ。
 今日も蒸し暑い一日になりそうです。クーラー病にはご注意ください。 次回は「お仙物語」です。お楽しみに~。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 湯来で花火をしよう明日は「... | トップ | イメージ刷新 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

雑談」カテゴリの最新記事