妻は朝の9時に子猫にミルクをやってから上の娘と一緒に動物病院に出かけました。
朝のミルクはちゃんと飲んでくれたと妻はメールに書いていました。
しかし病院で診察待ちの妻の膝の上で急に動かなくなったのだそうです。
妻の叫び声を聞いた先生が直ぐに診察室に招いてくれた時はもう手遅れでした。
先生は「親に見捨てられた子猫には、何らかの生きることが出来ない原因がある」と言ってました。
それに生まれて数日の子猫に出来る処置は殆ど無いのだそうです。
つまりは、赤ちゃん猫の生命力だけが頼りだったのでしょう。
この猫を保護する前も後も近所で親猫の気配を感じることは一切ありませんでした。
やはり親猫は子猫を見放していたのでしょう。
それでも私たち家族はこの子猫との新しい生活を楽しみにし、成長を疑いませんでした。
そしていつものように遅く家に戻ると泣き腫らした眼の上の娘が迎えてくれました。
彼女は昨夜殆ど寝ないで2時間ごとにミルクを与えていました。
下の娘がそろそろ東京でのバイトから帰って来る頃ですが、どんな顔をして入って来るでしょうか。
私たち家族が顔を合わせれば、また涙の雨が降るでしょう。
それでも私たちはこの猫との出会いを感謝せずにはいられないのです。
宝物のようなひと時を私たちに与えてくれたことに。
朝のミルクはちゃんと飲んでくれたと妻はメールに書いていました。
しかし病院で診察待ちの妻の膝の上で急に動かなくなったのだそうです。
妻の叫び声を聞いた先生が直ぐに診察室に招いてくれた時はもう手遅れでした。
先生は「親に見捨てられた子猫には、何らかの生きることが出来ない原因がある」と言ってました。
それに生まれて数日の子猫に出来る処置は殆ど無いのだそうです。
つまりは、赤ちゃん猫の生命力だけが頼りだったのでしょう。
この猫を保護する前も後も近所で親猫の気配を感じることは一切ありませんでした。
やはり親猫は子猫を見放していたのでしょう。
それでも私たち家族はこの子猫との新しい生活を楽しみにし、成長を疑いませんでした。
そしていつものように遅く家に戻ると泣き腫らした眼の上の娘が迎えてくれました。
彼女は昨夜殆ど寝ないで2時間ごとにミルクを与えていました。
下の娘がそろそろ東京でのバイトから帰って来る頃ですが、どんな顔をして入って来るでしょうか。
私たち家族が顔を合わせれば、また涙の雨が降るでしょう。
それでも私たちはこの猫との出会いを感謝せずにはいられないのです。
宝物のようなひと時を私たちに与えてくれたことに。