雑貨やさんを訪ねた時のこと。
あまりにも可愛いものを見つけて、ちょっとした悲鳴をあげてしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/00/f676593f9ca1f815d640256c8b6e2e62.jpg)
ふくろうちゃん。
両手サイズのぬいぐるみです。
ほわほわの毛、
まあるい輪郭、
あたたかそうなお腹、
小さな小さな羽、
気持ちよさそうに眠る顔、
なんてなんて可愛いんでしょう!
そのまま、釘付け。
でも、いけません。
このまま居たら、ふくろうちゃんに話しかけてしまうから。
家ならいいけど、ここはだめ。
そうだわ、ちょうど、大切なお友だちへの贈り物を探していたところ。
このふくろうちゃんに決めた。
でも困ったな。
あげたい人は二人いるけど、ふくろうちゃんは一羽だけ。
店員さんに聞いてみましょう。
ふくろうちゃんを、そうっと、両手に包んで、店員さんのところへ。
「あの、すみません、
この子の・・・あ、いえ、このふくろうの、仲間・・・じゃなくて在庫は、ありますか?」
冷や汗、冷や汗。
もっと気をつけなくては。
店員さんが微笑んだじゃないの。
冷や汗、冷や汗。
でも、優しい店員さんは、にっこりとして、在庫を調べに行ってくれました。
その結果、お店には在庫がなく、メーカー取り寄せとのこと。
是非とも取り寄せていただくことにしました。
数日後。
大きめの紙袋を抱えて雑貨やさんから出てきたわたし。
中を覗けば、透明な袋にラッピングされたふくろうちゃんが二羽、あたたかく眠っています。
心の中で、悲鳴。
可愛すぎる。
その日のうちに、ふくろうちゃんを、運送やさんに託しました。
あの羽では、飛べませんものね、ふくろうちゃん。
無事着いたら、わたしの友だちのそばに、ほっこりと居てね。
そして、この冬を、あたたかく過ごしてね。