よきことを、素晴らしいことを、想う。
人にこそできる、ほんとうのお仕事。
その時間を、奪われないように、
奪われてしまっていることに、気づけるように・・・。
『モモ』のように、時間を奪うものたちは、それはそれは上手だから。
情報の海から上がることを、
いくつもいくつも覆い被せられた観念を外していくことを、
思いつけるように・・・。
願いはなに?
魂からのほんとうの願いは?
一番大切な問いのための時間を、奪われないように・・・。
もしかしたら、食べることよりも、眠ることよりも大切かもしれない、この問いのために。
人が、この本来の仕事を思い出すことを、自然界のすべてのものが切望しているように思えてならない。
じっと待ち続けているように、思えてならない。
気の遠くなるほどの歳月。
願わなくては。
想わなくては。
造っていかなくては。
森を歩き、しんとしたその霊気に触れて、強く強く思いました。