ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

大切な指針*日々のつれづれ*

2016年10月31日 | Weblog

大きな音、

目を閉じてしまうような色彩、

激流のように押し寄せては消えていく情報。


刺激でいっぱいのこの世界。

幾つになっても、いつまでたっても、驚きっぱなしで、慣れることのないわたしです。


かといって、音のないところも居心地が悪く、

鳥の声、風や木の葉のそよぎが聴こえる、そんなところが一番好きです。

それらの音は、人が、自らの“心の声”を聴き取ることを、助けてくれるからです。



あまりにも小さく、あまりにも細やかな、心の声。

簡単に掻き消されてしまいます。

聴き方を忘れてしまったという人も、多いかもしれません。



でも、人にとって、心の声ほど大切な指針はありません。

どんな素晴らしい本よりも、誰かのアドバイスよりも、自分の心(魂)が、一番よく知っているからです。


どう生きたいのか、

何を為しに生まれてきたのか、

どの道を進んだらよいのか、

・・・・・・。


聴き取ることを忘れ、他の誰かの指針に従って生きていると、心がざわめき、落ち着かなくなります。


でも、それこそが、心の声。

心が呼びかけているのでしょう。

“そっちじゃないよ、ここにあるよ”

と。


心が安らかでいられる時、

それは、その人が自分らしく居る時。

心がざわめいていない時。

心の声も、安心してくれている時です。



困った時、迷った時こそ、耳を澄ます時。

静かな、できれば自然音に包まれた所にいって、

耳を澄ます。


きっと感じられます。


それは、音なのか、絵なのか、文字なのか、

人により、様々ですが、


小さくても、微かでも、

自分のためだけの、ただひとつの指針を、きっと、感じられます。









あと少し、の、この時間*日々のつれづれ*

2016年10月30日 | Weblog

冬のにおいに満ちた世界。

今朝もなんて冷えること。


わたしの“早起き”も、だんだん遅くなります。

お日さまが出てこその、早起きだから。

冬、わたしの一日は、とても短いです。


さて、昨日は、シンボルツリー育み人養成講座でした。

お一人様と、じっくりコースも、たのしいものですね。

たくさん内緒話ができました(^.^)

次回が楽しみです。



移転閉店間近の、ツルハシブックス三階にあるフリースペースを会場にしての講座。(ツルハシブックスの閉店は11月5日(土)でした。失礼いたしました。)

イロハニ堂さんから、ドリンクの配達をしていただきます。

こんな時間が持てるのも、あと少し。


こちらでの講座は、あと何日もありませんが、開催可能です。

興味のある方は、ご連絡ください。
inochinokotonoha@gmail.com









今日は養成講座*日々のつれづれ*

2016年10月29日 | Weblog

今日は、シンボルツリー育み人養成講座です。

お一人様、じっくりコースです。


お問い合わせの後、すぐに申し込んでくださった方で、引力を感じています。

お会いできるのが楽しみです。


内野の「ツルハシブックス」三階のフリースペースで行います。


移転と閉店が迫った「ツルハシブックス」、「イロハニ堂」。

今日も、きっと、再会と感動に耀いているでしょうね。



それでは、いってまいります。








大切な友へ*日々のつれづれ*

2016年10月29日 | Weblog

そのお手紙をポストに見つけた時、

“ああ・・・とうとう・・・”

と、動けなくなりました。



手紙を書いてくれた友だち。

その文字は落ち着いていましたし、選んでくれた切手は笑顔の女の子。

“わたしは大丈夫だから、心配しないでね”

・・・開封する前から、彼女の想いが伝わってきます。


ご病気だったお母さまが、お亡くなりになったのです。




昨日の午後から、急に時間ができたわたしは、彼女に会いたいと思いました。

場所も決まっていました。

あまりに急だったので、ダメ元で、彼女に連絡してみました。

そうしたら、こんなお返事がきたのです。

「びっくり!!わたしも、ひろみちゃんと、今日、○○で会いたいと思っていたの!」


何かの計らい、そう感じました。

それに、わたしは、どうしても、彼女に伝えたいことがありました。


本当に、ただのわたしの感覚ですが、

彼女のお母さまから、素敵な伝言をお預かりしたようなのです。

一日も早く、お伝えしたかったこと。



カフェで待っていてくれた彼女は、笑顔でした。

とっても個性的で楽しいお子さんたちのことを、たくさん話してくれました。

彼女を守る天使たち(お子さんたち)が、お母さんを笑わせたり、困らせたりして、教え導いていることがわかります。



ありがとう、笑顔でいてくれて。

あなたは本当に優しい。


わたし、感じていたよ、

あなたの悲しみ、痛み。

一人で不意に涙をこぼしていることも。


なんにも言わなくてもいいからね、

でも、いつでも、なんでも言ってね。


わたしも、お手紙書くね。


それから、

いつか、わたしが、母を見送った時、

どうか、支えてね。


そんなことを、心で語りかけながら、わたしは彼女のそばにいました。


お母さまからお預かりした伝言を、彼女はとても喜んで受け取ってくれました。

その伝言を聞いたお父さまは、「やっぱり!」納得し、とても喜んでくださったようです。

彼女の息子さん(おばあちゃんが大好きでした)は、深く頷いたそうです。



それをきいて、わたしの心の悲しみは、大きなあたたかいものに包まれました。









新しい道へ*日々のつれづれ*

2016年10月28日 | Weblog

主人が代表をしているNPO法人 は、「ツルハシブックス」という小さな本屋さんを開いています。

三階には事務所(フリースペースとして開放されています)、そして二階に「イロハニ堂」という可愛いカフェがあります。


「ツルハシブックス」は、11月1日に、お米やさんへ移転し(結婚みたいな感じです)、新しい形で再スタートします。

「イロハニ堂」さんは、店長のサカノさんが引っ越しをすることになり、同じく10月31日をもって閉店となります。


たくさんの方々に愛された「ツルハシブックス」と「イロハニ堂」。

連日、たくさんのお客様です。

わたしも、お友だちと会ったり、打ち合わせなどがあって、ちょこちょこ顔を出しています。



「ツルハシブックス」は、お米やさんとのコラボレーションにより、全く新しいスタイルの本屋さん、交流地点、居場所へと生まれ変わります。

お米が大好き、街も人も大好き、というさくらちゃん、ゆきちゃんたちが張り切っています。

「イロハニ堂」さんは残念ながら閉店ですが、サカノさんはカフェ店主を“天職”と言っていらして、(本当に、天職です)、

きっと、またどこかで、素敵なお店を始められるのではないかと思います。

ずっとずっと、応援しています。


連日満員ですが、ご縁のあった方、まだという方も、ぜひいらしてみてくださいね。
(場所や時間などはホームページでご確認ください。)


*『いのちへ』も、「ツルハシブックス」でお取り扱いしています。

わたしも居るかもしれませんので、ご来店の方は、ぜひ、店員さん(ツルハシブックスでは“サムライ”と呼びます)に声をかけてみてくださいね。

お会いできたら、とても嬉しいです。











『はっぴーママ11・12月号』発刊*お知らせ*

2016年10月27日 | Weblog

編集者のはやみさんから、『はっぴーママ』最新号をいただきました。

今回は、ママが優しい気持ちになれる絵本をたくさん紹介させていただきました。

ページのはじめには、わたしの本と、詩の一編(抜粋)が載っています。



素敵なページにデザインしてくださったはやみさん、本当にありがとうございました。

わたしの宝物です。


今号は“オレンジリボンキャンペーン企画”として、ママがあたたかな心で子育てできるようなヒントが、たくさん載っています。

街で見かけたら、どうぞ、手に取ってみてくださいね。













育み人、増えています*日々のつれづれ*

2016年10月27日 | Weblog

「シンボルツリー育み人養成講座」長岡第二期が終わり、新たに三人の育み人が誕生しました。


こちらは、赤ちゃん連れのママたちで、

熱心に学びながらも、傍らの赤ちゃんに声をかけたり、抱き上げたり、授乳したり・・・

赤ちゃんを大切にしながらの受講で、その姿に心打たれていました。


赤ちゃんの行動を見守り、見つめながら、

“ヤナギの子どもらしいね、”

“まさにハシバミだね、”

と、みんなで微笑み合いました。


素敵なクラスでした。

みなさん、本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。


主催者のれいちゃんが、最終日のお祝いにと、カボチャのタルトを作ってくれました。

なんて美味しかったこと。

ありがとうね、れいちゃん。



シンボルツリー育み人養成講座を終えたみなさんは、

“まわりの人を許せるようになりました”

“ありのままを受け入れられるような気がします”

“子どもを他の子と比較しなくなりました”

などと語ってくださいます。

嬉しい言葉です。



11月は、短期集中受講者さんのクラス(お一人様や、仲良しグループさん)がいくつか予定されています。

一日、二日で、まとめでガッツリと学ばれるみなさんです。


長く抱えて来られたモヤモヤの正体がわかり、ご家族みんなが輝ける道を見つけられますよう・・・

受講者さんたちの、穏やかな、キラキラした笑顔に、逢えますよう・・・


わたしは、素敵な役割をいただけたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。










これからの予定*お知らせ*

2016年10月26日 | Weblog
色とりどりの葉が舞い降りるようになってきました。

美しい。

本当に美しい世界です。



息子はいま、祖父と共に、山小屋の解体作業をしています。

山小屋のある魚沼市は豪雪地域で、山はなおのこと雪深くなります。

まだ少し早いようですが、今のうちに、小屋を解体します。

冬を迎えるために。

息子は祖父のもとで、様々なことを学んでいるのでしょう。


わたしも、心をこめて、様々なことに臨んでいきましょう。


今日は、「シンボルツリー育み人養成講座」長岡第二期の最終回および修了式です。

赤ちゃん連れで通ってくださったママたちに、感謝をこめて、修了証を作りました。

お渡しが楽しみです。


来月、12月も、朗読会や講座がちょこちょこ。

朗読会の予定はこちらです。

11月18日(金)長野市戸隠 保健センター
11月30日(水)新潟市西区寺尾 うんまんま*
12月7日(水)新潟市秋葉区 森のようちえん支援センター
12月21日(水)うんまんま*

*うんまんまさんでの朗読会は、どなたでもご参加いただけます。詳細は、うんまんまblogをご覧ください。


シンボルツリー育み人養成講座は、お申し込みをいただいた方と個々にご相談して、日程や場所を決めて行っています。

数ヵ月かけて、ゆっくりと学んでいかれる方や、一日二日でみっちり学ぶ方と、様々です。

場所も、整骨院さんをお借りして賑やかに行ったり、わたしの自宅でのんびりと行ったり、カフェや森の中を希望される方も。

それぞれに、素敵です。

お問い合わせはこちらまで。
inochinokotonoha@gmail.com(にしだひろみ)


美しいこの季節を、自分らしく、心豊かに、過ごしていきましょうね。











「みんなで学校 遠足編」のご案内*お知らせ*

2016年10月24日 | Weblog

「みんなで学校」、今年度の山小屋にお別れし、次回は遠足に出かけます。

会場は、新潟県魚沼市(旧守門村)にある、絵本の家「ゆきぼうし」です。

たくさんの絵本がつまった木のお家と、探検ができる森と。

とても素敵なところです。



「みんなで学校」は、全員がやりたいことをする、ということを大切にしていますが、

今回は、遠足。

火遊びや畑仕事、自炊はできませんが、

絵本に囲まれてゆっくりしたり、広い森を探検したり、それに、

みんなでゆっくり語り合う時間を持ちたいと思っています。



「みんなで学校」も、いつかは、どこかに、素敵な基地を造ることになると思います。

ゆきぼうしさんは、その、とても素敵な先輩です。

これからの在り方に想いを馳せる、そんな日にしたいと思います。



こんな風に、ご案内いたします。

「みんなで学校 遠足編 ~ゆきぼうしで未来を描こう~」

*11月12日(土)10時半~15時くらい
(遅れても、早めに帰っても大丈夫です)
*場所:新潟県魚沼市須原5192-1
(現地集合。電車の方や場所が分からない方はご連絡ください、一緒に行きましょう。)
*内容:午前中はみんなでゆきぼうしを満喫、午後からは未来を描く時間にします。
*参加費:大人のみ500円(保険含む)
*持ち物:お弁当、お茶、あなたの“想い”をあらわす本。← こんな場所がほしい、こんな場所をつくりたい、こんな夢がある…など、「みんなで学校」への自分の想いを代弁する本や絵本を持ちより、紹介しあいましょう。大人だけでなく、子どもたちもぜひ。
*その他:ゆきぼうしさんは、貸しきりでなく、他の利用者さんもいらっしゃいます。みんなが気持ちよく過ごせるようにしましょう。
*お申し込み:inochinokotonoha@gmail.com
(にしだひろみ)


ぜひ、わたしたちの仲間になってください。







心の御馳走*日々のつれづれ*

2016年10月22日 | Weblog

忙しかった午前が終わり、

午後の、静かなひととき。

秋の陽がカーテン越しに輝くけれど、どこかひんやり。


息子は、手作りの弓の練習を、ひと休みして、本の世界へ。

愛読書『大どろぼうホッツェンプロッツ』に没頭しています。


わたしも、大好きな児童文学の世界へ。

岩波少年文庫『リンゴの木の上のおばあさん』。


破天荒なおばあさんぶりが、とっても素敵。

こんなおばあさんになるのが夢です。



児童文学の世界が好きです。

石井桃子さんは、こう語ります。

「成長期に、ごく自然に文学を生活にとりこみ、いい本にめぐりあえた人は仕合わせである、

なぜならば、その人は、

半ば無意識のうちに、自分の中に、生きていくのに必要な美の標準を心の奥ふかくとり入れ、

目の前のものに流されずに生きていくことができるから・・・」

「私は八十歳をこえ、いまだに子どもの本を大人の本と同時に心の御馳走として、たいくつを知らない。」



“生きていくのに必要な美の標準”

・・・ちょっと難しい表現ですが、何となく、わかります。

いい本は、子どものために、こんなに重大な仕事をしてくれているのですね。

本を選び、手渡していく大人の責任も重大ですね。

わたしが絵本や児童文学に惹かれてやまないのも、こんなところに理由があるのかもしれません。



わたしも、いい年になりましたが、子どもの本に囲まれて、退屈を知りません。

たぶん、おばあちゃんになっても。