ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

今年、最初の朗読会*お知らせ*

2016年02月25日 | Weblog

まだまだ雪が降りる日々、わたしの冬眠も、もう少し。


今年最初の朗読会は、3月4日(金曜日) 10時から。

長野市 戸隠公民館さんの「すこやか学級」にお招きいただきました。



どんなお話しとおしゃべりをしようかな・・・。

いま、イメージしているところです。


早春の戸隠、美しい風景と大好きな人たちに逢える。

本当に楽しみです。


(『スナフキン』息子画 )








『みんなで学校』満員御礼*日々のつれづれ*

2016年02月25日 | Weblog

今週土曜日に開催される『みんなで学校』、願っていた人数に達しました。

当初は20人の予定でしたが、かまくらと鍋の規模から、15人にさせていただきました。


お申し込みをくださったみなさん、本当にありがとうございます。

子どもたちも多く、賑やかになりそうで嬉しいです。



子どもたちには、自由に自由に過ごしてほしいと思います。

大きなかまくら、たくさんの雪、野性味溢れる猟師さん、広大な雪原・・・、

そこで、心のままに、感じるままに、やりたいことをしてほしい。

(息子は、猟師さんにたくさん聞きたいことがあるようで、ノートに質問を書いています。)



大人のみなさんは、たくさん語ってほしい。

想いあって集まってくださるみなさん。

その想いを、たくさん話してほしい。

話して、聴いて、繋がりましょう。

そして、みんなで、素敵な学びの場を型どっていきましょう。




次回は、4月16日(土曜日)の開催を予定しています。

春の野山で、うんと伸び伸びと過ごせますよう。

詳細は追ってお知らせいたしますね。













未来をつくる*日々のつれづれ*

2016年02月22日 | Weblog

眠る前。

湯たんぽの入ったあたたかな布団に入り、絵本を読んで。

それから・・・


わたしは息子と、未来をつくります。

(時々、ですが。)



未来をつくるのは、簡単。

イメージするのです。

こうなってほしい、と、心から思える未来を。

できるだけ、細かく。

できるだけ、丁寧に。



子どもは、大人のイメージを、助けてくれます。

幼い子どもほど、枠がなく、自由です。

幾重にも枠をめぐらしてしまった大人の心を、自由へと運んでくれます。



心から望む未来を描くことは、とても楽しい。

すごくいい気持ち。

そのまま眠ってしまうほど。




眠っている間に、未来が動き出す。

描いたものへと、動き出す。

そのしるしは、現実となって、物質となって、現れ始める。



そうなってみて、ハタと気がつく。

人って、みんな、すごい力を持っている、と。

わたしでさえも。



子どもって、本当にすごい。

イメージの力も、そこに込める想いの力も、ずば抜けている。


子どもたちが集まって、その力を(よきことのために)使ったら、どんなことが起こるかしら。

どんなことでも起こりそうです。



わたしは、いつか、「みんなで学校」で、そんなこともしてみたいと夢見ています。


途方もないことかもしれませんが、

そういう力が必要とされる時代が、既に来ているように、思われるのです。













腹心の友、ここにも*日々のつれづれ*

2016年02月21日 | Weblog

ある日、帰宅したわたしに、息子が言いました。

「ママの“赤毛のアン”、借りてるよ。」


わたしの愛蔵の、ボロボロの文庫本です。

でも、字は小さいし(改訂前のもの)、児童向けの訳ではないし、ちょっと難しいのではないかしら?

息子に尋ねてみると、

「ううん、普通に読めるよ。」

とのこと。




・・・男の子でも、読めるんですねえ。

わたしが大切にしているから、頻繁に取り出して眺めているから、興味を持ったのでしょうか。



まだ読み始めとのことですが、感想を聞いてみました。

すると、

「この人(アン)、感情がものすごいねえ。それに、話が長いんだねえ。でも、面白い。」

というお返事。



なんだか、的確です。

ほんとにそう、アンは感受性がとても強く、おしゃべりが大好きで、話は何ページにも及びます。

でも、とっても面白い。



赤毛のアンが大好きな友達を、わたしは“腹心の友”と呼びます。

同年代にも、わたしよりずっと年輩の方にも、“腹心の友”はたくさんいます。

でも、男の子ははじめて!

意外で、楽しい気持ちです。




毎晩、一緒に本を読むのですが、

「今日は“赤毛のアン”にしようかなー。でも、これは自分ひとりで読む本のような気がするから、他の本にする。」

と言いながら、息子は本を選んでいました。

(持ってきたのは「大どろぼうホッツェンプロッツ」。こちらも、とても面白いです。)



これから、この子は、どんな本に出会っていくのでしょう。

そして、それらは、どんな風に心に残っていくのでしょう。


見守っていきたい、もうひとつの、息子の旅です。









賞状*日々のつれづれ*

2016年02月20日 | Weblog

賞状をもらいました。

「子ども協会」さんからです。

わたしが、「お母さん 心 コンテスト」で高評価が得られたのだそうです。




・・・「子ども協会」って、なんでしょう?

それは、息子。

「お母さん 心 コンテスト」って、なんでしょう?

それも、息子。



賞状は、こちら。



息子が突然手渡してくれました。


コンテストの評価基準は、次の3つ。

*心

*おもしろさ

*がんばり



それぞれ、身に余る高得点が付けられています。

心は、100点

おもしろさは、 110点

がんばりは、100点

合計 310点。

なんという高得点でしょう。




でも・・・

この評価から、不器用な母の姿が見えてきますね。

心がけも悪くないし、十分頑張っている、

でも、ものすごく抜けている、お母さん。



子どもは、よく見ていますね。

というより、見守っている、という眼差しですね。

なんて、大きいんでしょう。




大切に仕舞っておこうか、それとも、木の実や小枝などで額を作って飾っておこうか。

決めかねて、眺めている、

嬉しい休日です。










みんなを好きに。*日々のつれづれ*

2016年02月18日 | Weblog

いろいろな人がいます。


変わった人、

悲しい生き方をしている人、

誰かを攻めずにはいられないような人。




みんなを好きに、が理想です。

痛い思いをすることもありますが、

それでも心が近づいてしまうのは、

わたしに、身に覚えがあるからだと思います。



変わっている(個性的な)ことに関しては、十分自覚がありますし、

悲しい考え方も生き方も、誰かを責めてしまう心も、みんな、わたしの中にあります。

どうしても、気持ちがわかるのです。




そういう心(要素)は、きっと、どんな人にもあり、

違いがあるとすれば、統合されて落ち着いているかいないか、ということではないかしら。



受け入れられない人がいれば、それは、わたしが受け入れていない(統合できていない)自分の一面。

その人の出現により、自分を見つめ、

自分にもこういうところがあるかもしれない、と気がつけば、

不思議と、その人のことも気にならなくなる。


そんな風に、感じています。





出会いと別れが押し寄せる、春。

わたしにも、新しい出会いがたくさんもたらされました。



みんなを好きに。

それは、突き詰めれば、“自分を好きに”、ということかしら。


わたしはまだまだ、これからですが、

びっくりするような出会いがあっても、ひるまずに、向き合っていきたいと思っています。









悲しくないけど、涙。*日々のつれづれ*

2016年02月16日 | Weblog

初めて、悲しい時以外の涙を流したのは、何歳ごろのことだったでしょう。


この涙は、なんだろう、

悲しいんじゃないのに・・・。

そんな風に、驚いたはずです。


物心ついてからのこと、とは思いますが、残念ながら、思い出すことができません。




9才の息子にとって、昨日が、その日だったのでしょうか。

わたしに、こんな手紙をくれたのです。



“まま、

ぼくは今、ままに

「ありがとう」って言いたい。

どうしてかわからないけど。

ちょっと目の中に

なみだが出てきた。

かなしくないけど。”




自分が抱いた、初めての気持ち、これまで知らなかった気持ち。

こんなにも新鮮な驚きをもって、受け止めていました。

少し怖いような、戸惑いも、伝わってきます。

そして、喜びも。




わたしは、こんな素晴らしい瞬間に立ち会えて、本当に幸せだと思いました。

もしかしたら、こういう気持ちは、小さな胸に秘めて、ひとり堪えていくようなものかもしれませんが、

息子には、それは恐ろしいようなことだったのかもしれません。

わたしに打ち明けることで、未知のこの気持ちを受け止める勇気を持とうとしたように、感じられました。



離乳の時も、歩いた時も、歯が抜けた時も、入園の時も、

母であるわたしには、いつも、喜びと痛みがありました。

痛みの方が、大きかったでしょうか。


いま思い返すと、その劇的な瞬間に立ち会うことができた、そのことが、大きな幸せでした。

成長と共に、わたしが立ち会える瞬間も少なくなっていくだろうと思いますが、

それでこそ、よいのでしょうね。




わたしは、手紙を、壊れ物のように大事に仕舞い、

それから、お返事を書きました。


悲しくないけど、わたしにも、涙が溢れてきました。













おむすびと、お話しと。*日々のつれづれ*

2016年02月13日 | Weblog

吉野さくらさん、という人がいます。

春がいっぱいな、素敵なお名前ですね。

若く、溌剌とした女性です。



この方とは、主人の書店「ツルハシブックス」を通じて知り合いました。

さくらさんは、ツルハシブックスに関わりながら、お米やさんやお惣菜屋さんでも働いています。

それはそれは嬉しそうに。




そんなさくらさんが、お米の素晴らしさをみんなと分かち合うイベントを行っています。

その一環に、わたしも参加させていただくことになりました。


「おむすび講座」と、「おくりもの をテーマとしたお話し」を、わたしがする、というものです。


みなさんと一緒に、おむすびを作ります。

でも、わたしは、おむすび上手、というわけではありません。

わたしでいいのかしら?という気持ちなのですが、

わたしでいいのだそうです。


「おくりもの」をテーマとした話、については、イメージがふわふわと浮かびました。

「おくりものをする」という行為は、相手の人だけでなく、自分自身を最も幸せにする行動のひとつ、と思っています。

贈り物上手な息子が、教えてくれたことなのですが。

そんな体験(感動)のいくつかを、おすそ分けができれば、と考えています。




3月に開催予定です。

詳細決まりましたら、お知らせいたしますね。










何に時間を使いましょう*日々のつれづれ*

2016年02月11日 | Weblog

息子が、御守りを作ってくれました。

西田神社(ぼく)製、となっています。



ピンク色の紙が材料です。

中を開くと、可愛い絵や、メッセージが書かれています。


「長生きできます」

「いい詩が書けます」

と書いてあります。

気が利いていますね。


「ままは、ぼくのまま100点です」

とも書いてありました。

これは、有り難いですね。


実態は、とてもとても、100点とはいかないわたし。

50点に届けば上出来、といったところ。

これは、息子の思いやり、励まし、そして、わたしへの深い理解なのだと思いました。



翌朝、凍った雪原に、うさぎが。



びっくりして、そうっと近寄ると、

紙のうさぎ。

息子の手作りでした。




ふと、思い出しました。


解明と創造は、相反するもの。

解明をしている間は、創造はできない。

そして、わたしたちの本来の使命は、創造していくこと。

・・・先日の読書で、強く感じていたことです。



大切な、人生の、この時間を、何に使いましょう。


息子は、やはり、わたしの素晴らしい先生です。











“みんなで学校”第二回開催*お知らせ*

2016年02月09日 | Weblog

新しい学びの場を考える会、今年も動き始めます。

“みんなで学校”というのは、わたしだけの仮名です。

まだ、新しい学びの場を考える会、であり、本格的なスタートではありませんが、

思いあるみなさんと、ゆっくり時間をかけて、自然に、素敵な学びの場を育んでいけるといいな、と願っています。

場の名前も、みんなで、できれば子どもたちに、付けてほしいと思っています。

ですので、まだ、仮名です。





子供も、大人も。

心のままに学びあう。

みんなが先生、みんなが弟子。

自然だけでなく地域の人との関係も大切に結んでいきながら。

ひとつの場所に限らず、どこへでも飛び出して。

誰もが、ここで、自分らしくいられる。


そんな、素敵な学校を、つくっていきましょう。




☆第二回目のご案内です。

今回は、巨大かまくらを基地として、語り合い、思いきり自由に過ごしたいと思います。

若い猟師さんが「イノシシ」を用意しておく(いのちをいただく) 予定。
作りたいみなさんで料理をつくります。
(菜食の方や、お肉が苦手な方はご相談ください。)

里山食堂を基点にNPO法人として活動しておられる阿部さんもご一緒してくださいますが、とても素敵な方なのです。


*日時:2月27日(土) 10時半から15時
*場所:魚沼市木沢「里山食堂」
*持ち物:おにぎり、お茶
*参加費(場所代と材料費):子ども500円 大人1500円
(イノシシ料理により参加費が高めになっています。食べられない方はご相談ください。)
*定員:20名
*来ていただきたい方:自由な学びの場を求める子ども、自分らしくいられる場所を求める子ども、子どもから学ぶ心のある学生や大人
*お申し込み:inochinokotonoha@gmail.com
(にしだひろみ)まで
*その他:当日、ちかくで「えちごかわぐち雪洞火ぼたるまつり」が開催されます。とても幻想的で美しいお祭りです。特に夜が素敵。花火も上がりますよ。お時間のある方は帰りに寄ってみてくださいね。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/event/kawa-winter.html



お申し込み、お待ちしています。