“あなたの街で
道に白いチョークで描かれた
白いドアを見つければいいのです。
そしたら、
その白いドアを開けて
その向こうの世界へ
入ってゆけばいいのです。”
『風にのってきたメアリーポピンズ』より
あの初夏の日から
わたしの視界にはいつも
小さな模様が映る
それはまるで
いくらか苦手に感じているこの世界に
優しい縁取りを添えるよう
少女の頃
いくつも見つけた
“向こうの世界の入り口”は
いまもなお身近で
ただ
開けようとしてみないだけ
わたしに与えられた縁取りは
わたしだけに見える
秘密のしるし
道に白いチョークで描かれた
白いドアを見つければいいのです。
そしたら、
その白いドアを開けて
その向こうの世界へ
入ってゆけばいいのです。”
『風にのってきたメアリーポピンズ』より
あの初夏の日から
わたしの視界にはいつも
小さな模様が映る
それはまるで
いくらか苦手に感じているこの世界に
優しい縁取りを添えるよう
少女の頃
いくつも見つけた
“向こうの世界の入り口”は
いまもなお身近で
ただ
開けようとしてみないだけ
わたしに与えられた縁取りは
わたしだけに見える
秘密のしるし