印象的な夢でした。
目覚めてから、胸が高鳴り、しばらく動くことができませんでした。
大きな木が出てきたのです。
そして、その木が、わたしに言葉をかけてくれました。
“ここだよ”
“ここにある”
木は、そう言いました。
それは、言葉というより、もっと強くて確かな、響きのようでした。
耳からでなく、胸に直接届く言葉でした。
こういうものを“想い”というのでしょう。
わたしはその木を知っていました。
わたしのよく知る木でした。
その木が、わたしを待ち、わたしの問いに応えてくれているのだ、と感じました。
この数日、わたしは想い、問いかけていました。
そしたら、木が、(あるいは、木を通して大いなるものが)、わたしに応えてくれたのです。
わたしの心の声は、決して大きな声ではなかったし、力も弱かったかもしれない。
でも、そんな声をも、受け取ってくれたのですね。
逢いにいこう。
感じてこよう。
いいえ、伝えてこよう。
受け取ってくれて、応えてくれて、ありがとう、と。