ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

明日は長岡へ*

2014年09月30日 | Weblog

明日は、長岡市の ひだまり整骨院さんでの二回目の朗読会です。

前回に引き続き参加してくださる方もいらっしゃるそうで、その方にお伝えしたいことがあったので、とても嬉しいです。

参加してくださったみなさんが、優しい気持ちと勇気が出るような、そんな朗読会にしたいと思っています。

お昼は、主催者の麗子さんがランチをご用意してくださることに、急遽決まりました。

想いをこめて、祈りをこめて、お待ちしていますね*



*お子さんの体調のため、キャンセルしなくてはならなくなった戸隠のお母さん、必ずいつか、会いましょうね。
あなたと息子さんのことは、印象深く覚えています。
お伝えしたいことを心に大切にしまって、待っていますね。










“お布団を、ヨイショ”*日々のつれづれ*

2014年09月30日 | Weblog

(午後)9時半過ぎ・・・眠れたみたい。


10時頃・・・お布団から ぬけ出してる。まだ暑かったかしら。薄いお布団を、ヨイショ。


1時頃・・・あんなところまで転がって行ってる。お布団を、ヨイショ。


3時頃・・・わたしのところにやってきたわ。お布団にもぐりこんで、スヤスヤ。


5時頃・・・足が出てる。お布団を、ヨイショ。ちょっと寒いから、もう一枚、ヨイショ。


5時半頃・・・よく寝てる、よく寝てる。



熟睡できる幸せは、まだ先のことだけど、
今のわたしには、気にかけてあげられる人がいることの、幸せ。

そして、わたしもこうして守ってもらったのだろう、と、想いを重ねる、幸せ。


お布団をかける母の手は、遠い遠い昔からの祈り。

終わりのない、子守唄。
















“招待してあげる”*日々のつれづれ*

2014年09月28日 | Weblog

大きな大きな段ボール箱をもらいました。

大きめのブルーヒーターの箱、二個分くらいの大きさ。

これはこれは、またとないもの。

息子の目が、輝きます。



基地になり、

電車になり、

寝台特急になり、

食堂車になり、

運転席になり、

テントになり、

ベッドになり、

映画館になり、

勉強部屋になり、

秘密のほら穴になり、

工房になり、

ロケットになり、

お店やさんになり、

・・・・

思いつくまま、もう、何日も。

眺めていたり、ちょっとお邪魔することの、楽しいこと。

照明や、小さな扇風機、食糧まで、行き届いています。

ここは、小さな家の小さなお部屋だけど、森にも街にも宇宙にもなってしまえるのね。




“ママを招待してあげるから、
まってて。
ぜったいに、見ちゃダメだよ?
ぼくが、いいよーって言ったら、
来てね?”


さあ、次は、どんな世界に招待してくれるのでしょう。

秋の日の、なんでもない日曜日の、眩しさ。




















シャボン玉 *日々のつれづれ*

2014年09月27日 | Weblog

数年ぶりに、あるご夫婦が、訪ねてきてくれました。

わたしより少し若い、仲良しの二人。

子育て休みを終えて、二人ともお仕事に忙しい毎日。

何とか休みを揃えた貴重なこの日、
よりによって、わたしを訪ねてくれました。



積もる話が次々に、シャボン玉のように、お部屋いっぱいに。

そこからが、二人のすごいところ。

そのシャボン玉たちが消えてしまう前に、みんなまとめて、ひとつの大きななシャボン玉をつくったのです。

その手際の良さといったら!

しかも、大き過ぎない、手頃なサイズ。

実現可能な大きさ、というと変でしょうか。
途方もない大きさではないところが、いい感じです。



大きなシャボン玉は、「こたえ」。

二人のこれからの夢、目指していくこと、のようです。


二人はついでに、わたしのシャボン玉も整理してくれましたので、
わたしにも、大きなシャボン玉。

七色の光を宿して、ゆるりゆるりと、回っています。

きれい・・・。




わたしは、こんな風に、みんなのシャボン玉を見たい。

みんなのシャボン玉に歓声をあげていたい。

小さくても、消えそうでも。

その人が精一杯、吹いたものだもの。



素敵な贈り物を、ありがとう。

いつか、このシャボン玉が消えてしまっても、大丈夫。

シャボン玉をもらった瞬間から、わたしは新たな歩みを始めたと思うから。





今度はいつ、会えるかしら。

その時にも、
今日のように、穏やかでワクワクした、二人でいてね。

おじいちゃんとおばあちゃんになっても。ね。

















『この場所で』

2014年09月26日 | Weblog

九州で頑張っていらっしゃる、ある方に、この詩をお贈りします。

仙台での思い出と、大切なご友人と、みなさんをあたたかく包んだお店の方へ。




『この場所で』


なくなることはない

この場所は
わたしの心の中にある

悲しいことや
しんどいことがあるたびに

わたしはいつも
ここにかえった

あの時
みんなで話したことや
問いかけた想いに
応えられるようでありたくて

わたしは今を
走っている


なくなることはない

この場所は
わたしの心の中にある

みんなの笑顔と
この場所のあたたかさに
背中を押され

わたしはこれまで
生きてきたから

また会おう
この場所で

かたちが変わってしまっても
どんなに遠く離れても

なくなることのない
この場所で













“カワセミがいますよ” *日々のつれづれ*

2014年09月24日 | Weblog

懐かしい方と再会し、ご一緒に公園を歩いていました。

木漏れ日がつくる影絵を歩くうちに、
過ぎた日々が優しく解かれていくように感じられました。



小さな橋にさしかかった時のこと。

ひとりの紳士が、姿勢よく立っていらっしゃいました。

手で優しく、わたしたちの歩みを止めると、

“カワセミがいますよ”

と、言われました。



そうっと、指差しておられる所を見たら、

小さな鳥が。



まあ、なんという色でしょう!



晴れ渡る日の海のような青

若葉のような緑

氷河のような水色


光を受けて、色彩はいく通りにも変わります。



こんなに美しい鳥がいるなんて。

しかも、この美しい色は、いのちの色。

生きている色です。



見ると、そこには、他にもたくさんの鳥がいます。

沼を泳ぎ、食べ物を探し、遠くを見たり、休んでいたり。

鳥たちは、わたしたちと同じように、暮らして、生きていました。


時が止まったような気がしました。



カワセミさん、
わたしたち人間は、あなたのような色彩を持たないけれど、

ひとりひとり、異なる輝きを秘めていて、生きることを通して、それを表していけると思うの。

それが、あなたのように、満ち足りた美しいものであるといい。

そんな風に思いました。



呼び止めてくださった紳士は、嬉しそうに、鳥たちを見つめていました。

その目は、とても優しく、きれいでした。















メッセージはこちらへ…

2014年09月22日 | Weblog
こちらのブログの画面左下に、“メッセージを送る”というリンクがありますが、わたしは今のところ、こちらの機能が使える設定にしていません。

実際には、何故か、メッセージを入力できるのですが、受信することができません。

メッセージをお送りくださる方は、お手数をおかけしますが、こちらのアドレスまでお願いいたします。

inochinokotonoha@gmail.com
(いのちの言の葉)

*にしだひろみ*












もう少し先ですが… *日々のつれづれ*

2014年09月22日 | Weblog

11月10日発売の『PHP のびのび子育て』12月号に、わたしの詩が掲載されます。

こちらは、これまでに載せていただいたことのある増刊号ではなく、B6判の月刊誌です。

特集のテーマ「自分でできる子 になる7つの方法」(仮題) と、そこに込める想いをお伺いしてから書いた「まっててね」という詩。



不思議なものですね、
高橋編集長さんから想いをお伺いすると、つぼみが開くように詩が生まれます。

とはいえ、本を作られるみなさんの想いを、わたしが正確に受け取れているとは限りませんし、
全体の構成における役割や、雰囲気により求められるものは変わると思い、
他に二つの詩を添えてお送りし、選んでいただきました。
視点の違う、三つの詩を。

想いに添える詩があればいいな・・・と願いつつ。


どの詩を選んでいただいても、わたしは嬉しかったのですが、
やはり、高橋編集長は、書き下ろした『まっててね』を選んでくださいました。

しみじみ、嬉しかったです・・・。



発売はまだ先で、いまは校正刷りを見せていただいている段階ですが、
想いの交換、いいえ、交歓のほうがぴったりきますね、交歓できたことがあんまり嬉しくて、ここにお話ししてしまいました。












こころをひらく *日々のつれづれ*

2014年09月21日 | Weblog

目の前にいる人が、
心を開いてくれる時、

空気がぴかぴか光るように感じます。

虹のようなものが横切って行く感じがします。

銀色の星がシャラシャラと瞬く音が、聴こえるような気がします。

まるで、宇宙全体が祝福しているような感じがします。



その人に、そのことを伝えたいと思うけど、
その必要はない。

その人の深層は、すべてを知っているから。



その人の笑顔や涙は、宇宙への返答となり、贈り物となる。



見えないところで、こうした、壮大で素敵なやりとりが、いくつもいくつも、繰り広げられている。

言葉にしなくても、気づいていなくても。



ひとりぼっちの人はない。

必ず誰かに、必ず何かに、想われている。













ほおずき *日々のつれづれ*

2014年09月20日 | Weblog

ほおずきが、揺れていました。

ほんとうには揺れていないのですが、わたしの心の中では、揺れるのです。


ほおずきは、わたしを幼子(おさなご)にします。

母も、そうであったように。

ほんの、いっときだけ。



ほんの、いっとき、夢をみます。

遠い日の夢。

夢であっても、色もにおいも音も、それはそれは、鮮やかな・・・。



ほおずきは、その袋のなかに、みんなみんな、抱いている。

わたしの大事なひとたちを。

わたしの大事な思い出を。