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噛む

2022-04-26 17:14:50 | 日記
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_/_/噛む_/_/

 最近「噛む」というと「流暢に話せない様」「セリフで躓く様」を連想するほど咀嚼に対する意識が希薄になっているかもしれない。
「噛む」=「咀嚼」の重要性について話してみよう。
食欲は、大脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢で制御されている。満腹中枢が十分に刺激され、最高値に達するのは食事を始めて15分から30分ぐらいである。
 よく噛まないで食事をすると満腹感を感じる前に必要以上の食べ物を摂取してしまうことは想像に易いことである。
 余分な食べ物は、それを消化するために労力を強いるので、胃腸には多大な負担をかけてしまうことになる。最初は丈夫で負担に耐えながら消化吸収作用を行うが、少しずつ弱っていき、それが全身の倦怠感や目覚めの悪い朝を迎えることになるのである。これは消化吸収にも運動同様にエネルギーを消費するので、その分だけ体に疲れが出る。
 ゆっくりと噛むことにより、適量の食事で消化吸収の流れをスムーズにすることができ、少ない睡眠で疲れが十分にとれるようにもなり、体の調子が整ってくるようだ。
 よく噛むことで、唾液腺が刺激を受け、多くの唾液が分泌される。これには体に好作用をもたらす多くの酵素やホルモンを含んでいる。

 炭水化物は主に唾液のアミラーゼによって分解されるので、噛むほどに消化器系への負担が軽くなる。

 唾液には毒消しの働きがある。発癌性のあるものに唾液を混ぜておくと発癌物質が消えてしまう。ペルオキシダーゼという酵素が、癌の芽である発癌物質(変異原性)を消してしまう作用があるからだという。よく噛むほどにその抗癌作用が働く。この作用は体調によっても年齢によっても大きく差が出る。

【唾液の有用な成分】
・ムチン…粘り成分。口や喉の粘膜が食べ物で傷つかないように保護。
・リゾチーム、ラクトフェリン、ヒスタチン…歯周病やう歯を予防したり、ウイルスや細菌を攻撃する免疫としての働きや血液の凝固を助け止血する働きもある。
・EGF(上皮成長因子)…細胞を修復する作用。
・NGF(神経成長因子)…壊れたシナプスの修復。痴呆防止、記憶力の回復につながる可能性がある。

つまり「噛む」という一見食べ物を細かくする物理的な行為にしか見えない動きも唾液とよく混ぜて体に良い効果をもたらすという大切な役割があるのである。

こちらにもおこしやす。
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