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腎臓のお勉強2

2010-09-25 10:08:27 | 日記
★前記事の続きと思ってくれてOKです。
【その他の機能】
●血圧の調整
血圧が低下して血流が悪くなると、血液を濾過する働きにも悪影響。
糸球体にある細胞から血管を収縮させるホルモン、レニンが分泌される。
血圧が上昇し過ぎると、腎臓の髄質からはカリクレインやキニンなどのホルモンが分泌され、血管を拡張して血圧を下げる。

●赤血球の促進
エリスロポエチンの分泌。エリスロポエチンが骨髄に作用して赤血球の生成を促進。
腎臓病が進行すると、機能低下によってエリスロポエチンの分泌が減少し、赤血球の産出量が減少してしまうことが原因。

●骨の強化
肝臓で代謝されたビタミンDを腎臓の働きで活性型ビタミンDに変化させ、腸内でカルシウムの吸収を促したり、骨へのカルシウム沈着を促進したりする作用を行うことができる。

【腎臓病の原因】
①腎臓自体の異常
「腎臓がん」や糸球体に細菌などが感染した「糸球体腎炎」、「腎結石」など

②糖尿病や高血圧が原因
放置すると腎臓の働きはどんどん低下し、「腎不全」に陥る。


┌─────────┐
│尿を数字でチェック┃
└━━━━━━━━━┛
<尿の目安>
┌──────┬───┐
│一回の排尿量│150~│
│       │250ml│
│      │成人で│
│       │300~│
│       │400ml│
│       │までは│
│       │我慢可│
├──────┼───┤
│排尿回数/日│4~7回│
│      │(日中 │
│      │4~7回│
      │夜間 0│
      │~1回)│
      │が正常│
      │※ │
├──────┼───┤
│総排尿量/日│1~2㍑│
      │が正常│
      │※   │
├──────┼───┤
│排尿所要時間│10~30│
│ /回 │秒。40│
      │秒以上│
      │は排尿│
      │困難。│
      │♂は前│
      │立腺肥│
      │大の疑│
      │い. │
└──────┴───┘
........
※気温や発汗、水分接種量、体調、精神状態の影響を受ける

┌─────────┐
│尿の状態をチェック┃
└━━━━━━━━━┛

┌─┬────┬───┐
│色│赤、赤褐│血尿。│
│. │色 │赤血球│
...│...........│混入。.│
...│............│腎炎、│
...│............│腎臓癌│
...│............│、結石│
...│............│の疑い│
│.. ├────┼───┤
...│黄褐色 │肝臓や│
...│............│胆道の│
...│............│病の疑│
...│............│い... │
│ ...├────┼───┤
│..│白濁....│感染症│
...│............│の疑い│
...│............│。濁り.│
...│............│は細菌│
...│............│や白血│
...│............│球の残│
...│............│骸.....│
├─┼────┼───┤
│臭│刺激臭....│尿路感│
│..│........│染症の│
│..│........│疑い。.│
│..├────┼───┤
│..│甘酸っぱ│糖尿病│
│..│い臭い │の疑い│
│..│........│。糖の.│
│..│........│代謝異│
│..│........│常があ│
│..│........│ると、.│
│..│........│肝臓で│
│..│........│脂質を│
│..│........│多く利│
│..│........│用する│
│..│........│ため、│
│..│........│ケトン...│
│..│........│体が尿│
│..│........│中に出│
│..│........│て臭う│
├─┼────┼───┤
│状│沈殿物あ│腎臓結│
│態│り......│石、尿.│
│..│........│路結石│
│..│........│がある│
│..│........│と、.結│
│..│........│石の小│
│..│........│さなか│
│..│........│けらが│
│..│........│混じる│
│..│........│ことが│
│..│........│ある。.│
│..│........│また、.│
│..│........│腎盂腎│
│..│........│炎や膀│
│..│........│胱炎な│
│..│........│どの感│
│..│........│染症で│
│..│........│も沈殿│
│..│........│物が混│
│..│........│じる。.│
│..├────┼───┤
│..│泡立つ..│腎臓病│
│..│........│の疑い│
│..│........│。.泡立│
│..│........│ちが良│
│..│........│かった│
│..│........│り、.流│
│..│........│した後│
│..│........│も泡が│
│..│........│残るよ│
│..│........│うなら│
│..│........│タンパク.│
│..│........│尿の疑│
│..│........│い。...│
└─┴────┴───┘

その他にも、腎臓が障害されて濾過機能が衰えると、水分摂取量が多くなくても尿の色が薄かったり、尿量が増えたりする。逆に、水分を十分に摂取しているに尿量が減った場合も腎機能の低下が疑われる。


┌─────────┐
│浮腫の状態チェック┃
└━━━━━━━━━┛

浮腫は顔に起こりやすい。瞼の腫れや小皺の見え方で判断がつく。
手足の浮腫は身に付けるもので判断がつく。指で脛や甲を数秒間押して戻らなければ、浮腫んでいる証拠。
浮腫が生じると、体重は増加する。体重の変化で浮腫の状態も確認できる。


┌─────────┐
│急性症状をチェック┃
└━━━━━━━━━┛

急性症状として発熱や風邪に似た症状が出たりすることがある。
浮腫や血尿、尿量減少などがある場合は、腎臓病の可能性が高い。急性の場合、急に高血圧になるので、頭痛や目眩、肩凝り、動悸を訴える人もいる。腎盂腎炎や腎臓・尿路結石では、腹痛や腰痛を伴うこともある。

<痛みのサイン>
┌───┬──────┐
│背中を│普段何ともな│
│叩くと│いのに背中を│
│痛い..│叩くと痛いの│
│......│は、.腎盂腎炎│
│......│や腎臓結石の│
│......│疑い........│
├───┼──────┤
│腰が痛│鈍痛や腰の重│
│い....│苦しい感じが│
│......│続く時は、.腎│
│......│盂腎炎や腎臓│
│......│・.尿路結石の│
│......│疑い........│
├───┼──────┤
│脇腹が│片方の脇腹だ│
│痛い..│けに時に強い│
│......│痛みがある場│
│......│合は、.急性腎│
│......│炎や腎臓結石│
│......│、.腎臓癌の疑│
│......│い..........│
└───┴──────┘
腎臓病が進行し、腎機能が著しく低下した場合は、老廃物の排泄がうまくできず、疲れがなかなか取れない、だるいなどの症状が出る。さらに、腎不全に陥ると、血液中に老廃物が留まり、その毒素が全身に回ってしまうため、全身に強い痒み、下痢や吐き気、アンモニアのような口臭、麻痺や痙攣、最悪の場合は昏睡状態に陥ることもある。


┌──────────┐
│CKD新たな国民病に┃
└━━━━━━━━━━┛
 Chronic Kidney Disease の略で、慢性腎臓病を指す。CKDは「腎臓の機能が正常の60㌫未満に低下していること、または、尿異常、特にタンパク尿が出ている状態が3ヶ月以上続く状態」と定義。
複数個別の病名の慢性腎臓病を、まとめてCKDと捉え、早期の発見と治療を目指す。
日本には1330万人、成人8人に1人のCKD患者がいる。透析療法を受ける患者も2008年末には28万人。
CKDは自覚症状なく進行し、放置すると、末期腎不全となる。透析療法や腎移植をしなけれぱならなくなる。また、CKDになった人はそうでない人と比べると、2~3倍も脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患が起こりやすいという。
CKD早期発見には「クレアチニン」の値を調べるのが有効。健康であればほとんど尿中に排泄される血液中の老廃物。腎機能が低下していると、血液中に蓄積されてしまう。血液中のクレアチニンを血清クレアチニンという。
CKDの予防には、血圧の管理と尿検査が重要。


┌─────────┐
│増える排尿トラブル┃
└━━━━━━━━━┛

~男性は出にくく、女性はもれやすい~

①排尿の仕組み
膀胱に貯まった尿は、自律神経により、膀胱と尿道の筋肉の弛緩を制御している。
膀胱に尿が溜まっている場合は、主に交感神経が働き、膀胱の筋肉は緩んで尿を蓄え、尿道の筋肉は締まって尿が漏れるのを防いでいる。尿が150㍉㍑程度溜まると、膀胱から脊髄の神経を通して信号が脳に送られて「尿意」を感じる。排尿の準備が整った時点で、副交感神経の働きで尿道の筋肉は緩んで、膀胱の筋肉は締まって尿を押し出すという仕組み。

②男性の排尿トラブル
排尿回数が増える頻尿や出にくくなる排尿困難が多い。50歳を過ぎた頃からよく見られるのが前立腺肥大。尿道が圧迫され、尿の排泄がスムーズにいかなくなる。初期は頻尿の症状が出て、そのうち排尿困難や残尿感を覚えるようになり、終いには尿が全く出なくなる「尿閉」という状態に陥る。多くの場合、服薬で改善になるが、尿閉になった場合以外で、夜3回以上排尿で起きるようなら、生活に支障を来すため手術を要する。

③女性の排尿トラブル
出産や加齢が原因で盤底筋が緩み、くしゃみなどで尿漏れが起きる腹圧性尿失禁が多く見られる。骨盤底筋を強化する体操で治る人もいるが、10cc/日以上漏れる人は要手術。

男女共通で過活動膀胱も多い。
突然激しい尿意に襲われる。加齢が原因。排尿を司る筋肉が、意図せず収縮してしまう。完治はしないが、膀胱の収縮を抑える薬の服用による対症療法が有効。
命に関わるような病ではないが、QOLを損ないやすいため早い受診が望ましい。


┌コラム─-───────┐
│「腎臓は人間に2個、│
│..鯨には3000個....」│
│象には5個、牛には30│
│個もの腎臓がある。驚│
│異なのはシロナガスクジラ..│
│の3000個。.シロナガスクジラ│
│..............一つ一│
│つ独立した機能を備え│
│た小腎が3000個もあり│
│、.それらが大きな袋に│
│入った状態で一つにま│
│とまっている。鯨....│
│は海中のブランクトン.....│
│などの餌を海水ごと大│
│量に飲み込みむ。.大量│
│の塩分を排泄するため│
│に腎臓が大きく発達し│
│たのではないかと考え│
│られている。.........│
└──────────┘
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1 コメント

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Unknown (higashiminowa_fumiaki)
2021-07-05 10:32:00
等幅フォント時代のガラケーで作ったファイルなので、今仕様に編集しようと思いましが、それほど多くの人に見られているわけでもないので面倒くさくなり断念します。
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