犯罪被害者の法哲学

犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。

若い時から老後が心配

2008-04-28 21:00:12 | 時間・生死・人生
● 小噺その1 (面白くない)

会社員A : まったく、社会保険庁の職員はミスばかりだな。

会社員B : 気持ちがたるんでるからだろう。民間では考えられないミスばかりだ。

会社員A : まったくだ。そもそも公務員は厳しい競争もないし、リストラもないし、安定した収入が保障されてるからね。税金で食っていけるという地位だけが目的なんだろ。仕事の内容に誇りが持てないからミスが出るんだよな。

会社員B : 本当だな。ところで、お前んとこの息子、今度小学校に上がったんだっけ。将来は何になりたいって言ってるんだ?

会社員A : Jリーガーかお笑い芸人になりたいとか言ってるけど、まあガキのうちの夢だよな。やっぱり父親としては、俺達みたいな苦労をさせたくないというのが本音だね。親心としては、やっぱり公務員かな。



● 小噺その2 (洒落にならない)

司法修習生A : 俺はやっぱり弁護士志望だな。

司法修習生B : 俺は検事志望だけどな。お前は何で弁護士志望なんだ?

司法修習生A : 弱者の味方になり得るのは弁護士だけだからだ。社会正義というものは、国家権力によって押し付けられるものであってはならないだろう。お前は検事になって巨悪を暴くことを望んでいるのだろうが、それは検察ファッショの怖さを知らない奴の妄想だ。検事は絶対に弱者の味方ではない。

司法修習生B : なるほど。立派な心がけだ。まあ、俺が検事になりたいのはそういう理由じゃないけどね。

司法修習生A : 何だって? 社会正義以外の理由があるのか?

司法修習生B : 弁護士じゃ、将来国民年金しかもらえないからな。検事になれば国家公務員共済組合に入れるから、安定した老後が保障されるんだよ。

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