
2018年2月27日(火)晴
9:30
京急三浦海岸駅着
早咲きの河津桜が美しい。
ちょうど「三浦海岸桜まつり」開催中で、
駅前には地元産の野菜や魚介類を売る屋台や
本マグロの直売所が出ていた。
時間があったら、帰りに立ち寄ってみよう。

9:44
剱崎経由三崎東岡行に乗車(バス代260円)
スタート地点の松輪に行く三浦海岸駅のバス停は、
改札口を出て右手の駅下をくぐってすぐのところにある。
乗り場は②、バス系統34.35

少し走ると海岸に出る。
三浦国際市民マラソン大会が近いらしく、
それを知らせる旗がたなびいている。
夫は40代から50代の頃、この大会に10回出たそうだ。
参加賞で貰った大きな三浦大根を思い出す。
「あの砂浜で着替えをしたんだよ」
「混雑していて、帰りの電車に座れなかったのが辛かった」等と夫。
月日の経つのは早いものだ。
10:00
約15分で松輪バス停に到着


バス停から少し戻ると交差点があり、
右折したところがスタート地点となる。
(↑の写真がそれを示す看板)
10:10
交差点の向かい側のヤマザキデイリーストアでおにぎり等を買い
ウォーキング・スタート


三浦半島といえば三浦大根で有名だが、
今ある大根は、ほとんどが青首大根だった。
大根の収穫が終わった畑は、キャベツに植え替えられ、
白や青のネット掛けられていた。
夏は一面のスイカ畑になるそうだ。
(ヤマザキデイリーストアの裏から写す)

かすかに見える陸地は房総半島。

間口漁港に向かう道端には猿田彦大神の石碑や庚申塔などが多く、
写真以外でも何か所かで見られた。
猿田彦大神は昔、神様の先導を務めたことから道の神、
旅の安全を司る神様として、庶民に愛されてきたそうだ。
庚申塔は、中国から伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて
建てられた石塔のことで、庚申講に参加する人々によって、
死後の安楽を願って造立された。
60日ごとにめぐってくる庚申の日に、その夜を眠らずに過ごして、
健康長寿を願うというもので、
江戸時代以降に農村で流行した庶民信仰とのこと。

霜が降りないせいか、マーガレットなどが生き生きと咲いていた。
(我が家のは今にも枯れそうで元気がない)
道端のオキザリス・セルヌアも綺麗。

10:30
間口漁港に到着。
漁港をぐるっと回ると、南端の防波堤の脇に小さな隙間(入り口)がある。

中に入ると海岸で、ここから江奈湾までの3㎞は岩礁歩きとなる。
目の前の小さな灯台は間口港灯台。

右手前方の岬には剱埼灯台(つるぎさきとうだい)が見える。
剱崎灯台は、1866年(慶応2年)に、アメリカ・イギリス・フランス
オランダの4か国と結んだ江戸条約に基づき、
明治政府が 1871年(明治4年)に設置したもので、関東大震災後に再建された。
剱埼灯台と対岸の千葉県館山市の洲埼灯台までを結ぶ線が浦賀水道で、
東京湾と太平洋の境界となっている。

10:42
剱崎の碑
地名は1660年頃、徳川幕府の官財を積んだ船が難破し時、
岬の突端から、海南神社の官主が剣を海に投じ、
龍神の怒りを鎮めたことから生じたといわれている。
神奈川の景勝50選に指定されている。


海水の浸蝕でできた洞窟なども数多く見ることができた。



右側の橋は幅が狭く、渡るのが怖かった。

猫の鳴き声がするので、辺りを見回すと釣り人がいた。

一瞬のシャッターチャンス!
頬が白いのでホオジロだろうか?

漁船が数隻だけの小さな入り江もあったが、ほとんどが起伏の激しい岩場。
トレッキングシューズを履いてきたのは正解だった。
暑くなったので、夫はダウンを脱ぐ。
海は雄大だが、シニア夫婦には景色を楽しんで歩く余裕はない。
「岩礁の道」とはよく言ったものだ。

11:30
江奈湾だぁ~~~
マラソン歴は15年ぐらいありましたが、
若い頃に比べると、足腰はだいぶ弱くなったようです。
三浦海岸には何度か行っていますが、いつも車だったので、
こんなに長い海岸線を歩くのは初めてでした。
釣り人は所々で見かけたのですが、歩いている人は
私たち以外は男の方が二人だけでした。
海も景色も素晴らしかったです。
城ケ島は「関東ふれあいの道」に含まれていないので、
次回、プラスして歩くつもりです。
そのお蔭で今でもお元気でしょうね。
何て素晴らしい海岸美でしょう。三浦半島の西の先端が城ケ島で、東の方の先端が剱崎ですか。
何て変化に富んで、水の色も美しい。素晴らしいです。
心が洗われますね。
畑もいい景色ですね。三浦大根の収穫が終わってキャベツなのですか。暖かいので野菜が元気なのでしょうか。
本当に良い処を歩かれましたね。
夫は50代半ばでマラソンは卒業しましたが、
昔はよくいろいろな地方のマラソン大会に出場していました。
帰りの電車に座れなくて疲れたと聞いたときは、
三浦大根は持ってこなくても良かったのにと思いましたが、
美味しい大根を家族に食べさせたかったのでしょうね。
夫が付き合ってくれなかったら実現しなかった“関東ふれあいの旅”。
スタートしたばかりですが、楽しんで踏破できたらと思います。
花水木さんが城ケ島を一周された記事、よく覚えていますよ。
次回の関東ふれあいの道は、油壷方面で距離が3.4kmと短いので、
城ケ島も一緒に歩いて来ようと思っています。
その時は花水木さんのブログを参考に
計画を立てたいと思いますのでよろしくお願いしますね。
関東ふれあいの道のツアーがあるのですね。
神奈川と東京はツアーでなくても行けそうですが、
他県は無理だと思います。
今のところ神奈川県を踏破することしか考えていませんが、
もし気持ちが変わったら考えてみるかもです。
どうもありがとうございました。
4、50代に10回も、マラソン大会に。
そして思い出されたんですね、
三浦大根、砂浜での着替え、帰りの電車に座れなかったこと…。
Hiroさん、ステキな思い出聞けましたね~。
のどかな田園、岩礁歩き…、
ご夫婦での“関東ふれあいの旅”
三浦・岩礁のみち(前編)、ひと際素晴らしい日をお二人で過ごされましたね。
後編が楽しみです(^_-)-☆。
お元気に寒さにも負けずよく歩いていらっしゃいますね。
三浦半島と聞き、私ども夫婦が2年ぐらい前に行ったところかな?と思いましたら、
風景はとてもよく似ていますが、違うところですね。
私は三浦半島の南端城ヶ島の海岸線を歩きました。
やはり同じような岩礁の道でちょっぴり怖いところもありましたが、
海風が気持ちよく、いつも山ばかりの私たちにはとても新鮮な風景でした。
関東ふれあいの道は某旅行社でもシリーズものとしてやっていますね。
参加しようかな~と考えたこともありますが、こうして自分で計画して歩く方が楽しそうですね。
参考にさせていただきました。ありがとうございます。
私が初めて城ケ島や油壷に行ったのも長女と長男が
幼い頃でした。油壷の水族館に行くつもりでしたが、
年末でお休みでした。
今だったらネットで調べてから出かけられたのに…
太陽が高くなるにつれ、暑くなり疲れましたが、
達成感が感じられる、良い一日でした。
長男が幼いころ、伊勢原から城ケ島までドライブした想い出はあります。
そのおりに↑写真でご紹介の岩場のようなところを
見た記憶があります。
青空の広がる好い天気のハイキングですから
皆さん、愉しく歩けたことでしょうね。
三浦は我が家と同じ神奈川県ですが、東京に出るよりも
ずっと時間がかかり、こんなに遠いのかと驚きました。
関東ふれあいの道の起点は東京都八王子市の梅ノ木平で、
埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉を結び、最後が神奈川になりますが、
東京湾フェリーが到着する久里浜港から、
神奈川起点の三浦半島・松輪まではバスと鉄道での接続区間のようです。
千葉県は面積が広いので歩くのも大変だと思います。
岩礁歩きは大変で足の両親指に水膨れを作ってしまいました。
関東ふれあいの旅は知りませんでした。
色々なコースが沢山あるんですね。
一都六県ぐるりと一周する長距離自然歩道も楽しそうですね。
千葉県に生まれて知らないところもまだまだいっぱいあります。
三浦海岸駅から出発されたんですね。
のどかな風景ですね。
海を眺めながらの海岸線は良かったですね。
3kの礁歩きは大変だったしょう。
お天気も良く房総半島まで見えたんですね。
暖かくなったら出かけてみたいです。