11月27日(日)
朝からお天気がよく、近くの紅葉を楽しむには絶好の日和でしたが、
どこに行くあてもなく、朝から読書をしていました。
読んだ本は「花宴」、著者はあさのあつこ。
Reiさんのブログで初めて知った作家さんでした。
Reiさんは、この秋、91歳になられましたが、
68歳からパソコンを学ばれ、今もカルチャーに通われて、
歴史の勉強をされたり、読書をされたりと、
好奇心旺盛な、素敵な方です。
あさのあつこさんは岡山県美作市出身、現在68歳の小説家です。
青山学院大学文学部卒業。1991年『ほたる館物語』で作家デビュー。
時代小説だけでなく、児童・少年少女向け小説、一般小説、エッセイなと
多岐にわたるジャンルの作品を書かれています。
代表作の『バッテリー』で、1997年第35回野間児童文芸賞を受賞。
1999年『バッテリーII』で第39回日本児童文学者協会賞。
2005年『バッテリーI~VI』で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。
『バッテリー』は幅広い世代の支持を得て、児童文学としては異例の
1000万部ベストセラーになったそうです。
時代小説を書くようになったのは、子育て中に読んだ藤沢周平の『橋ものがたり』
に魅せられたのがきっかけだとか…。
(Wikipedia参考)
小説は図書館で借りました。
「花宴」を最初に読んだのは、視力の衰えが酷く、小説を読むのは久しぶりだったので、
大活字本にしたのですが、とても楽に読めました。
コロナ禍のためか、図書館には図書除菌機が置かれていました。
本を開いた状態で紫外線(UV-C)を照射すると、ページの中まで除菌できるそうです。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
代々、嵯浪藩の勘定奉行を務める西野家の一人娘・紀江は、祝言の後も、
かつての想い人(婚約者)を忘れることができなかった。
うしろめたさに苦しみながらも、慎ましい暮らしを送っていた彼女だが、
ある朝、夫から思いも寄らない事実を告げられて…。
妻となり、子をなしても、かつての婚約者の面影を追い求める紀江。
すれ違う二人に訪れるのは…。
武士の家の娘として強く生きた女性を主人公に、人生のままならなさや
真の愛情の意味を、四季や剣のみずみずしい描写とともにしっとりと描く傑作時代小説。
感想
元婚約者への思いを秘めている罪悪感もあって、夫の真の姿が見えていなかった紀江。
夫が襲われ怪我をしたことで、父の突然の死と藩の内紛の実像が明るみになる。
ラストは悲しく、涙なしには読めませんでしたが、
紀江にとっては、幸せで納得した結果だったのかもしれません。
夫婦の絆について考えさせられた1冊でした。
✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼
クリスマスホーリー
(2022.11.17撮影)
サッカーワールドカップ
コスタリカ戦、ディフェンスの一つのミスで、1対0で負けてしまいました。
残念でしたが気分を切り替え、12月1日(日本時間2日、朝4時)のスペイン戦ではぜひ頑張って下さい。