お寺さんぽ Ver.03

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ムハンマドさま(イスラム教開祖)

2006年02月07日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は話題爆発のイスラム教開祖「ムハンマドさま」です。

ああ、ムハンマドさまぁ…。
↓なにかえらい揉めてますね。

アフガンの抗議デモで死者 風刺漫画掲載に抗議 (共同通信) - goo ニュース

ムハンマド…ってなに?
という知らない人のために、なんちゃって人物辞典。
「ああ、ムハンマドさまっ」をお送りいたします。
毎度書きますが、詳細知りたい方はその手の専門サイトを検索して下さい。


仏教・キリスト教と並ぶ世界四大宗教の一つ。「アッラーの神」でお馴染みのイスラム教(注1)。
その開祖が商人の家に生まれた誠実な人、ムハンマドさまだったのです。
商人の家、と聞くと裕福な家庭を思うかもしれませんが、幼いうちに両親を亡くしたので、
かなり苦労して育つんですね。(引き取った祖父も2年で他界)
るるる…ネロ少年みたい。

その後、叔父に引き取られ、キャラバン通商で精一杯働き、成長します。
仕事で知り合ったハディージャは幼少期から少しも変わることない誠実さと勤勉さの
ムハンマドさまに惹かれ、彼にプロポーズしてめでたく結婚となりました。
このハディージャは交易商を営む裕福な四十歳の未亡人。
逆タマですね。

ちなみに、ムハンマドさまは二十歳頃、修道者に「こいつは凄い」という具合になんちゃら預言
されたりしますが、実際に神の啓示を受けるのは四十歳頃のことでした。
瞑想にふけるムハンマドさま(ブッダもそうですが、ふさぎがちなんですね)に天使が話しかけ、
「そなたは神の使徒であるからアッラーの言葉を皆に伝えなさい」
というようなことを話すのでした。彼が預言者となるのはそれからのことです。
だから神様は「アッラー」で、ムハンマドさまはあくまでも人間という認識なんですねー。

…で、事件に戻って「なぜ皆怒っている」のか。
イスラム教の特徴として「偶像崇拝の排斥」というのがあり、祈るなら直接アッラーに呼びかければ
よく、偶像などに祈ることは失礼だと考えるんですね。
だから神像とか絵画が存在しないだけでなく、人間ムハンマドさまの肖像を描くことも禁じられています。
そんな訳で風刺画もダメなんです。
でね、ひでるさんはその問題となっている絵を見たんですよ。

こりゃ怒って当然。

ネロ少年にも(なんとなく)似ている誠実なムハンマドさまがテロリストのように描かれてるんですよ。
頭に爆弾のせてね~。

自由ってー、それ追い求めれば必ず他の自由と衝突する訳で。
なにやってもいい、という訳とは違うんですよ。
すぐに謝罪すればいいのに……。
私も気をつけなければいけませんねぇ。


※注1:イスラム教は、インドネシア、パキスタン、バングラディッシュ、インド、トルコ、
    イラン・エジプト…ああ、もういいか。そんなあたりに分布してます。
※注2:写真はまったく関係ありません。誓願寺のかわわい仏像です。

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