新塾長日記(魚歌水心)

魚歌水心

波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを。

京都

2012-09-17 20:15:58 | 日記・エッセイ・コラム

連休に京都に遊びに行ってました。

たまに都会に行って、地元では味わえない中華を食べるのがパターンになっています。幸い、フランス料理や寿司などは和田山近辺で食べられるので、いつのまにか中華ばかりのパターンになっています。

ただ京都では、普段は好きではない湯豆腐もなぜか美味しいし、京料理も楽しみではあります・・・。

今回は、御所近くのブライトンホテルに泊って、なにかと思い出深い御所の散策、そして以前から行きたいと思っていた金戒光明寺に行ってきました。

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ここは幕末に京都守護職の会津藩が本陣を置いていたところです。千人の兵を配置できる広さがあるそうです。

なぜ、旧会津本陣に興味があるかというと、ここが新撰組の発祥の地であるからです。もともと新撰組という名称は会津で使われていたそうですが、壬生浪士組を会津藩お預かりにするにあたり、芹澤鴨、近藤勇の二人を局長としてこの名称を授けました。

ちなみにこの寺の昼食プランに「芹鴨鍋」というのがあります。てっきり芹澤鴨の名前からかと思いきや、実は、江戸時代は、「鴨に葱」より鴨には芹が合う、と言われていたそうで、教養のあった芹澤鴨が遊び心で付けた変名だったそうです。商家に大砲を打ち込む粗暴なイメージでしたが、少し人間的な魅力を感じました。

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山門が120年目で初めての大修理とのことで、瓦を寄進してきました。願い事を書いて納めると、翌日に屋根に乗せてくれるそうです。ちなみに1860年に建てられたようで、新撰組が京都で活躍したのが1863年から1867年なので、近藤や土方歳三は真新しいこの山門をくぐって松平容保公に会っていたのだろうと想像すると胸が躍りました。

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自分が京都に住んでいたのは伏見だったので、25年前になる京都の思い出は伏見稲荷ですが、御所は、娘が住んでいた場所に近く、ここも思い出深い場所になっています。


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