紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

万葉集に詠われた「和歌の浦」など、和歌山市内をドライブした

2017年08月06日 | 旅行・街歩き・お店・写真

お盆の交通渋滞が気になるので、遠方の親戚だけ「仏さん参り」を早めに行ってきた。

「お盆の入りは何日から」とか、「祖先の霊を迎えてから」などという杓子定規な慣習や儀式は、親戚同士だとアバウトでも気にしない。

帰路、せっかくなのでドライブがてらに和歌山市内をアチコチ廻ってみた。

①紀の川にかかる橋が、水面に反射していた<家内が車窓より撮影>。

車を降りて、ゆっくりと写真を撮ってみたいほどの景色だった。

②今年4月に開通した「和歌山~大阪」を繋ぐ「第二阪和国道」を走ってみた。<家内が車窓より撮影>

③イオンモール和歌山で昼食することに。フードコートの「天地人」で、人気ラーメンではなく「帯広の豚丼」を食べた。

④車で市内中心部に向かう途中、遠くに和歌山城が見えた。<家内が車窓より撮影>

和歌山の表玄関はJR和歌山駅。南海・和歌山市駅は大阪・難波駅と直結しているものの「ひっそりとした裏玄関」なので、利用することも周辺を通ることも滅多にない。そんな南海電鉄の和歌山市駅ビルが今年の3月から建て替え工事を始めたと報道されていたので、その様子をみて回ることにした。

養翠園

聞いたことがあっても、行ったことがなかったので車で寄ってみた。炎天下、歩いて園内を散歩する気にならず、正面入り口から眺めただけで失礼することに。

和歌山県観光連盟HPによれば、紀州徳川家第10代藩主・徳川治宝により文政年間(1820代)に造営された海水を利用した池泉回遊式庭園で、武家庭園の代表作とか。

⑦和歌浦

和歌山市の海岸景勝地。東照宮・天満宮・玉津島神社・不老橋や、海水浴場・雑賀崎漁港・観光ホテルがある。地名では「わかうら」だが、万葉集の名残なのか「わかのうら」ともよばれている。

<万葉集>若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る(山部赤人)

⑧和歌浦・雑賀崎漁港

⑨和歌浦・紀州東照宮

(和歌山市観光協会HPより引用)

元和7年(1621)、徳川頼宣が南海道(なんかいどう)の総鎮護(そうちんご)として創建された社殿は、「関西の日光」とも呼ばれ、権現(ごんげん)造りとなっています。また、江戸初期の代表的な重要文化財建造物としても有名です。漆塗・極彩色の精巧な彫刻、狩野(かのう)・土佐両派の絵による豪華さに目を奪われ、特に左甚五郎(ひだりじんごろう)作の彫刻や狩野探幽(かのうたんゆう)作のふすま絵は必見です。鮮やかな色彩を目のあたりにすると、当時の時代が壮麗な絵巻物となって浮かんできます。

 

 日光の東照宮は知ってても、和歌山に東照宮があるとは県民でも知っている人は少ない。自分自身も何回か車で前を通ったことはあるが、お参りしたことはない。知名度が低い上に有料駐車場なので、ついつい素通りしてしまう。

「お盆の仏さん参り」のついでだった和歌山市内のドライブだったが、帯広の豚丼も初めて食べたし、和歌山城も眺めたし、南海和歌山市駅周辺の街並みの変化もみたし、徳島往きの南海フェリーが停泊しているのもみたし、和歌浦も一周したしで、久し振りに旅気分を味わった。