爺々のひとりごと

毎日目にする何気ない風景そして風物詩気ままに書き綴っていきたいな

映画の思ひ出

2009年07月02日 | 日記

野球中継が終わりチャンネルを動かすと
NHK BSでなんと 西部劇シエン が放映されてた。
映画館 お茶の間劇場で何度も観た映画だ
アランラッド演ずるガンマン シエンが夫婦 息子の三人家族の家に立ち寄り農園を荒らしまわる悪党ライカ一家をやっつけ 奥様の熱い視線を感じるようになったシエンが黙って立ち去る といったストリーなのだが
全編に流れるヴクターヤングが演奏する主題曲 遥かなる山の叫び は大ヒットしたしなんと言っても息子がシエンカムバックと叫びコダマとなって返っててくるシーンは 余にも有名だ。
山本晋也監督の解説が楽しい
シエンカムバックのシーンで観客が立ち上がるが後シエンが山間の墓地を通りかかる場面があり決闘で傷ついたシエンの死を暗示しているのでは…初めてしりました。
その年のアカデミー賞は あの ローマの休日だったそうで シエンは 撮影賞だったのこと
その後のアランラッドは 作品に恵まれず数年後山荘で孤独死 名子役は 自動車事故で亡くなったそうです。
私が心に残るガンマンは ゲーリークーパー カークダグラス ロバートミッチヤム ジョンウエンなどだが最近心に残る西部劇が少ないようだ

映画と言えばつい先日 剱岳 点の記 を観た
私自身社会人スタートが富山県高岡市だった 四十数年前友人に見送られ上野発の夜行列車に乗り込み眼を覚ませば一面の銀世界たしか黒部附近だったように思う 当時は 二月末着任だったようで雪の中の第一歩だった。
剱岳は 県民象徴そして信仰の山のように思う わずか二年余の生活だったが
仰ぎ見る立山連峰朝空に輝くところ…富山県民の歌
当時は カラオケなんぞなくて居酒屋の片隅では 手拍子が聞こえたものです 歌われやわしゃはやす…越中で立山 加賀では白山 駿河の富士山三国一だよ 越中おわら節の一節 歌にも唄われています。はっきりと覚えてます
剱岳(2998m)明治三十年当時未登頂で勿論地図さえなかった 陸軍測量隊が初登頂と地図の作成を目指した 民間の登頂隊との競争となったが陸軍が登頂するがなんと頂上には 行者が使った釈杖の金具があった すでに登頂者がいたのだ 軍は 測量隊の偉業を隠そうとする

昨年三角点の石を背負って剱岳に登山する姿を放映したことがあった。

二年余だったが青春多感な時を過ごした
仲間と初めて体験した雪下ろし イカ釣り船の漁火を眺めながら語り明かした海
なんとも甘酸っぱい青春の思い出だ

その富山にもそれ以来訪れてない