へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「分身」 東野圭吾

2011-02-28 | 本と雑誌
集英社文庫 464ページ 695円+税

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東野圭吾さん 39冊目。
札幌の女子大生 氏家鞠子、東京の女子大生 小林双葉。お互いに自分に瓜二つ、分身のような女性がいることを知る。鞠子は東京に出てきて東京の大学生 下条さんの協力を得て、瓜二つの女性がいる謎を探る。同様に双葉は出版社の編集者 脇坂講介の協力で調査を進める。
この二人の調査は最後に至るまで交わりは無いが、核心に近づき20年前に行われたある実験を知ることになる。

本作は交互に「鞠子の章」と「双葉の章」が描かれています。それぞれに鞠子、双葉の内面と視線からの描写がなされています。瓜二つの2人を使っていますから、この形での進行がより引きだっています。

本書は1993年に出版されています。この時点で、DNA、遺伝子操作、人工受精、代理母を材料として、ミステリーを仕立てています。先日観た最新作映画「ジーン・ワルツ」も同じことをモチーフにしてました。東野圭吾さん、やはりすごいです。

脇坂講介が登場するシーンだけが、妙にアクション系になってしまているような気がします。脇坂講介が浮いてますね。このキャラを使わずとも、スリリングかつ判りやすい小説にできたような気がします。この点だけがマイナスポイント。

この作品も一気に読んでしまいました。よく考えると、ストーリー構成に多少無理がありますが、それでも楽しめる作品です。お薦めします。



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TOMBOW ZOOM717 ボールペン と 壺中堂

2011-02-27 | 文具
三条河原町下るにある文具店「壺中堂(CO CHU DO)」に行ってきました。
ここは京都の繁華街の中心にある小さな文具店。店内はまさに文具の宝箱。「これは良いなぁ!」というペンや紙用品、腕時計が所狭しと並んでいます。飽きることがない、私の好きな店です。

http://www.cochudo.com/

今日はここでTOMBOWのZOOM 717というボールペンを買ってきました。
20年以上前に発売されドイツのデザイン賞を受賞したZOOM 707の妹分として2008年に発売されました。707から22mm短く、かわいくなっています。

色はイエロー、ブルー、パープルの3種。暖かな感じのパープルを選びました。
これがケース。薄手の紙製のケースに入れられています。


Zoom7171


本体。


Zoom7172


極限までスリムになっています。
アタマの黒いは蛇腹形状なので、ノック式かと思いきや、ノブをひねってペン先を出します。

芯は油性0.7mm ブラックが入っています。試し書きして、店主さんに「もう少し太いのが良いのですが」と相談したら、パイロットの1mm芯を薦めてくれましたので、購入。


Pilot_mm


早速芯を交換。書きやすいです。

ZOOM 717 2100円、パイロット 油性1mmブラック芯 84円(税込)でした。



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「神童」 DVD 成海璃子、松山ケンイチ

2011-02-26 | 映画

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2007年作品。
原作は さそうあきら の漫画。

中学生の うた(成海璃子) はピアノの天才少女と呼ばれ、母親から学校での球技を禁止され、普段は手袋をし、左右の手のバランスを良くするために左手で箸を持つなどの教育をされている。だんだん うたはピアノが嫌になり、レッスンもさぼるようになる。
そうしたある日 うたは商店街の食料品店で音大入学を目指す浪人生 ワオ(松山ケンイチ) に出会う。うたはワオに教えるようになり、今までできなかった演奏をワオができるようになって、ワオは音大に合格する。うたもワオと一緒ならピアノを弾くようになる。
今まで誰にも心を開かなかった うたがワオに対して密かなる恋心のようなものを持ち始め・・・。しかし、うたに難聴の症状が現れ始め・・・・。

2


成海璃子さんがちょっと性格の歪んだ天才ピアニストを名演。ピアノを弾いているシーンの横顔に、音楽の慶びや哀しみが現れます。特に至福の表情は音楽の神が成海璃子さんに降りてきたように見えます。最近観た「武士道シックスティーン」「書道ガールズ」「シーサイドモーテル」よりも数段上の演技しています。もしかして、成海璃子さんの女優のピークは数年前 と思ったりしました。
松山ケンイチさんは、この頃はまだ今のような輝き、存在感が希薄。これが故に成海璃子さんを引き立てています。

のだめで「クラッシックも良いかな?」と感じたお方には、お薦め映画です。


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「他社から引き抜かれる社員になれ」 古川裕倫

2011-02-25 | 本と雑誌
ファーストプレス 222ページ 1400円

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著者が社外取締役を務める 日本駐車場開発では社員に対して 次のいずれかの社員になれというメッセージを発している。
「他社から引き抜かれる社員」
「独立できる社員」
「役員になれる社員」
これが できる人 である。

できる人になるための行動や考え方を76項目に分けて説明しています。多くの項目はほかのどこかで読んだ内容ですが、このようにまとめてあらためて観ると、「最近はやってないな。これは忘れかけてた」というのが結構出てきました。

メモ
・飲み会をぐんと盛り上げよ
・ファイルをクローズせよ
・不成約報告は将来の財産と思え
・「ハズ」という言葉は使うな

できる人になるための情報が凝縮されています。
今まであまりビジネス書、自己啓発本を読んでこられなかったお方にお薦め。

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「ハート・ロッカー」 DVD ジェレミー・レナー

2011-02-24 | 映画
2009年アメリカ映画。

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アカデミー賞の6部門受賞作品。
イラクのアメリカ陸軍の爆弾処理班の活動を描いた戦争映画。
バグダットに仕掛けられているテロ爆弾を処理する爆弾処理チーム。ここに新しくリーダー ジェームズ(ジェレミー・レナー)が赴任する。彼は勇敢だが命知らずな行動で仲間達を困惑させる。

2

う~ん、この映画がアカデミー賞? しかも6部門も受賞する?
この現実が信じられなかったです。
ドキュメンタリー・タッチで、それなりのスリリングな場面が続くのですが、1シーンごとに長く感じて、睡魔が襲いました。見所があり面白いと感じたのは、爆弾ではなく狙撃手同士の戦闘シーンでした。

感動なし、共感なし。作り手の意図も感じられない。私の感覚がずれているのかなぁ。
受賞作品、マスコミの評判があてにならないことを再確認した作品でした。



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「鳥人計画」 東野圭吾

2011-02-23 | 本と雑誌
新潮文庫 390ページ 552円+税

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東野圭吾さん 38冊目。
日本のスキー ジャンプの第一人者 楡井がトリカブトの毒で毒殺された。犯人は彼のコーチ 峰岸と判明。
なぜ峰岸が楡井を殺さねばならなかったのか? 峰岸が犯人であることを密告したのは誰か?
また、楡井に代わるように日星自動車所属の櫻井翔が急激に技術を上げて飛距離を伸ばしてきた。この裏には人間改造やドーピングがあるのか?
この謎が少しずつ解明されていきます。

最初に犯人が峰岸であることを伝えられ、峰岸の視線と語りでストーリーが進んでいきます。しかし、東野圭吾さんは峰岸の動機を説明してくれません。このために、櫻井翔の秘密トレーニングや峰岸を告発した人間などの謎が増え、深まっていきます。
このあたりは、さすがの東野圭吾さん。ストーリーテーラーの面目躍如です。

私からすると、この作品は珍しく東野圭吾さんの失敗作。
登場人物が多すぎて、各々の描写が希薄になっています。加えて、トリックの解明もアンフェア。
通常は一気に読み終えるのですが、この作品は4日間を要しました。

積極的にはお薦めできません。


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「洋菓子店 コアンドル」 蒼井優、江口洋介

2011-02-22 | 映画
鹿児島から恋人を追いかけて東京に上京してきたケーキ屋の娘 なつめ(蒼井優)。なつめは恋人が務めると聞いていた洋菓子店コアンドルに行くが、すでにそこには恋人はいなかった。なつめは恋人を探すために、無理矢理コアンドルに務めるようになる。
コアンドルはシェフ 依子(戸田恵子)が切り盛りする人気店で、そこには伝説のパティシエと呼ばれる十村(江口洋介)が常連としてやって来ている。十村は8年前に娘を事故で亡くしたことをきっかけとして自分で作ることを辞め、今は評論家やスクールの教師をしている。
コアンドルで仕事を始めた なつめは菓子作りに目覚め初め、自分のケーキを作ることを始めていた。
そうした中、ある日依子が階段から転落し、厨房に立てなくなる。。。

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これは蒼井優さんの映画。
ケーキ作りのシーンが良いです。クリームの盛りつけなどで、ケーキと顔の距離が30cmくらい。これを真横からアップで撮影。画面一杯にケーキとの真剣勝負という表情が映し出されるところがこの映画の見所です。

Photo_2

田舎から出てきた女の子。鹿児島弁丸出しでしゃべります。
気が強く、気が短い。十村や先輩にすぐにくってかかります。ちょっと無茶な女の子、可愛いです。

物足りないなぁ と思って考えたら、「伝説のパティシエ」といわれている十村やシェフ 依子、そして なつめのケーキ作りのシーンがあまり見られなかった。キャサリン・ゼタ=ジョーンズの映画「幸せのレシピ」のような、これぞ、名人芸 とか見たかったです。

映画終わって「ケーキが食べたいな」という気持ちにはなりませんでした。
これからすると、あまり出来映えが良くないかと。




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yu-yu 「Always」CD と yu-yu Showcase Live 2011 in KYOTO

2011-02-21 | 音楽

イオンモールKYOTOでyu-yuさんのライブがありました。 yu-yuさんは京都出身なので、フリーのライブをやってました。

想像していたよりも背が高く、かつ目鼻立ちがはっきりした美人。

CDを購入して、サインをもらい 握手してきました。

Yuyu_cd


Yuyu_cd2


実は yu-yuさんのお父様は、私の昔の上司。地元京都でのライブなのでお父様もいらしてました。
サインもらった後に、お父様と話がはずんでしまい、肝心のyu-yuさんとの写真撮影やお話しができなかったです(涙)

あらためてじっくりとCDを聴きました。
癒し系の歌声 というプロモーションがなされていますが、まさにそのとおりの癒し。ソフトドーム・ツイーターの刺激の少ないスピーカーで、少しボリュームを絞って聴くと良いですね。最近のミニコンポやカーオーディオの、派手な音作りのセットでは彼女の高音が角張ってしまい特徴が悪い方向に振れてしまいます。
実際に、今回のライブ会場の音響はダメ。また、私のSWIFTのオーディオセットもダメでした。我が家のソフトドーム系のDENONのスピーカー、さらには旧いビクターのSX-3には良く合います。

yu-yuさんのオフィシャルWebのリンク
http://yuyu-ege.jp/



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「どこでもオフィス」仕事術 中谷健一

2011-02-20 | 本と雑誌
ダイヤモンド社 210ページ 1429円+税

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サブタイトルに
効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法
と書かれています。
ノドマというのは遊牧民のことらしく、ロケーションフリーでどこでも仕事をしましょうという本。

どこでも仕事をするというのは、仕事に追われて、仕事を自宅に持ち帰ったり、移動の途中に仕事をするというのではなく、プライベートを充実させるための手段としての取り組み。
会社のオフィスにこもるのではなく、どこでも楽しく仕事に向き合う。このためのビジネスマンの武装と場所、やり方の紹介がなされています。

持ち物はレッツノート、iPhoneとA4のノート。これとDropboxなどのクラウドサービスを組み合わせて仕事をする。
う~ん、新しい情報は全く無し。数年前に勝間和代さんが書いていました。週刊アスキーなどの雑誌で何度も取り上げられています。
新鮮さの無い陳腐化した情報を羅列した書籍が あの ダイヤモンド社から発行されたことに驚いています。
字も大きく、行間広いので 読了まで 1時間どころか半時間くらい。

これは全くお薦めできません。


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「レポゼッション・メン」 DVD ジュード・ロウ

2011-02-19 | 映画

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2009年のアメリカ映画。
近未来、人工臓器により人は長寿を得るようになっていた。人工臓器は高価でローンの支払いが一般的であった。自動車や家のローンが滞ると回収されるのと同じように、人工臓器も回収される。レミーはこの回収屋を務めていた。
ある日、回収時の事故でレミー自身が人工心臓を埋め込まれ、ローンを背負う身になり、回収者から追われることになる。

人工臓器が開発・実用化された近未来SF プラス 生身の人間にナイフを入れて人工臓器を取り出すスプラッター プラス 逃亡者と回収者の格闘アクション という3つもの要素を盛り込んだ映画です。
アクションも楽しめましたが、やはりこの映画はスプラッター。 内臓や関節を切り裂いて中身をえぐり出すシーンを堪能。ラストのレミーが彼女の体内に手を入れて人工臓器をスキャンするシーンはエロティックでもありました。

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最後のどんでん返しは・・・。これは無かった方が、良き余韻が残ったかと思います。

退屈する暇 無しの2時間。お薦め。でも、血やグロテスク系が苦手なお方には合いませんのでご注意ください。


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