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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「ダイイング・アイ」 東野圭吾

2011-02-18 | 本と雑誌
光文社文庫 410ページ 667円+税
東野圭吾さん 37冊目。

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バーテンダーの慎介は、1年あまり前に慎介が交通事故で妻を死なせた夫に頭部を凶器で殴られ重傷を負う。この怪我のために、慎介はこの交通事故の記憶を失ってしまう。
慎介が記憶を取り戻そうとしてこの事故について調べると、この事故は自転車に乗った女性を慎介がはねたところに、もう1台のクルマが突っ込んできてこの女性とコンクリートの壁とバンパーで挟んで圧死させたことが判る。さらに調べていくと、まわりの者たちが妙な動きを始める。そうした中、慎介が務める店に瑠璃子と名乗る妖しく美しい女性が現れる。

ホラー&エロス系のスリラー小説です。
この本を買って、読み始めたらやめられなくなって、夕食をはさんで一気に読み終えてしまいました。東野圭吾ワールドに囚われて抜け出せなくなるとはこのこと。

読了してこうして振り返ると、都合の良いところだけの記憶喪失に始まる、ハリウッド映画のようなご都合主義の連発。いや、このストーリーでハリウッド映画化すると当たるんじゃないかなって思います。

下手な作家だと、「ありえない、とんでもない話」と 途中で投げ出されるような筋書きですが、東野圭吾さんが書くと マネキン制作者を登場させたり、ポイントポイントで瑠璃子との妖艶なシーン描写を入れたりして、一気に読者をラストまで引っ張っていきます。
上手いです。

これもお薦め。


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